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救急対応[2021年01月24日(Sun)]

◆昨日の郵便局でのこと。土曜日の夕方なので開いているのは「ゆうゆう窓口」一箇所のみ。
順番待ちで20人ほどの人が「フィジカルディスタンス」をとって並んでいた。

発送する封筒をギッシリ入れた段ボールをかかえたまま、小雨降る窓の外をぼんやり眺めていたら、列の前の方がザワザワし出した。
「大丈夫?」という声のする方向を見ると床に仰向けになっている人がいる。
声をかけているのはその人物の後ろに並んでいた人だろう。
倒れているのは若い男性のようだった。黒っぽい服装で、遠目にもやせ形の人と分かる。

時節柄、コロナでは、と緊張が走ったように感じた。
つい先日、遠からぬ市の病院で20代の青年のコロナ感染死があったばかりである。

だが、この時、周囲にいた人たちの動きは適切だった。顔を近づけて表情を確かめながら、何度か「大丈夫ですか?」と声をかけ続けた。

返事があったのだろう。声をかけていた人が少し間合いを空けた。
青年は起きようとするが、動きは緩慢で自力では起き上がり切らない。周りの何人かが「急に起きない方が…」と声をかけ、ともかくも局員に救急車を呼ぶよう頼んだ。

この間、間近にいた人は、青年の首筋に手を当てて脈拍を確かめてもいるようだった。
フロアに横たわったままだが、受け答えはできている様子。

間もなく閉まっていたシャッターが上がって局員が長いすを移動させてくれた。
手助けを得てどうにか横になり救急隊を待つ。

この日も救急車の出動は頻繁にあったようだが、幸い数分で救急車は到着し、搬送してもらうことができた。

◆恐らく長時間立ちっ放しで貧血に見舞われたのだろう。

感心したのは、遭遇した人たちの沈着な対応だ。
声のかけ方や意識の有無の確認など、職場か地域の救命講習を経験したことのある印象だった。

繰り返し経験して身についていればこそ、とっさの時に冷静に対応できる。
コロナ禍で11月恒例の地区防災訓練、昨年は中止になった。
救命のスキルを維持するだけでなく、新たな知見に触れる上でも貴重な機会である。何らかの形で実施されるよう願う。

◆一方、倒れた若者について、仕事の逼迫や生活の切り詰めに見舞われていたりするのではないか、と案じられもした。地元藤沢市の新規感染者はここ数日40~50人台が続く。
10人超えたことにビックリした日から未だそんなに経ってはいないのだが。

*****

「フィジカル・ディスタンス」とは今回の会報に寄せられた記事で教えられた言葉だ。記事には次のような注記が付いていた。

「ソーシャル・ディスタンス」(社会的距離)という言葉は「人とのつながりの減少により社会的孤立が生じる」恐れがあることから、世界保健機関(WHO)では「身体的、物理的距離」を意味する「フィジカル・ディスタンス」に言い換えるよう推奨しています。


その通りだと思う。用語が意識を規定する以上、新たな事態にはより適切な言葉を用いて我々の頭の方も日々更新される必要がある。



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https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1840
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