CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 吉野弘「湖」 | Main | 検察庁法改正見送りに »
<< 2020年06月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
漢字あそび[2020年05月17日(Sun)]
DSCN3250ミズキ.JPG
ミズキの花

*******

◆連休中の朝日新聞で紹介されていた次の歌――

しばらくは 離れて暮らす 『』と『』と『』 つぎ逢ふ時は 『君』といふ字に

タナカサダユキさんという方の作品で、「コ・ロ・ナ」の3文字が組み合わさると「君」という漢字になる、という発見から生まれた歌のようだ。タナカさん自身が描いたイラストも添えてあった。

大きな風船を自在に操る手品師のように、緩急自在に心を遊ばせるなかから生まれたことば遊び。

【朝日5/2記事】「コ+ロ+ナ=君」 会えない思い、希望をつなぐ短歌に
https://www.asahi.com/articles/ASN5132WQN4ZOIPE03N.html


◆吉野弘にも、次のような、漢字を素材として、柔らかいあたまで考える楽しさ、生きることに思いをひそめる時間の大切さを教えてくれる詩がある。


漢字喜遊曲  吉野弘

母は
舟の一族だろうか。
こころもち傾いているのは
どんな荷物を
積みすぎているせいか。

幸いのなかの人知れぬ辛(つら)
そして時に
辛さを忘れてもいる幸い。
何が満たされて幸いになり
何が足らなくて辛いのか。

舞という字は
無に似ている。
舞の織りなす くさぐさの仮象
刻々 無の中に流れ去り
しかし 幻を置いてゆく。

――かさねて
舞という字は
無に似ている。
舞の姿の多様な変幻
その内側に保たれる軽やかな無心
舞と同じ動きの。

器のなかの
哭。
割れる器の嘆声か
人という名の器のもろさを
哭く声か。



小海永二編『現代の名詩』(大和書房、1985年)より


この記事のURL
https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1588
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント
検索
検索語句
最新コメント
根来珠青
銃剣道 歴史に目をふさぐおぞましさ (03/29) 当ブログ管理人
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/26) 3億円で買える銃と弾
ジャーナリスト・安田純平さん解放との報【追記】 (10/25) マキシミリアナ・マリア・コルベ
コルベ神父のこと その2 (06/23)
若き音楽家リュカ・ドウバルグ (06/09)
タグクラウド
プロフィール

岡本清弘さんの画像
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/poepoesongs/index2_0.xml