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「9名」という数字の切実さ[2020年04月29日(Wed)]

DSCN3150デモルフォセカ(アフリカキンセンカ).JPG

アフリカキンセンカ。デモルフォセカという名も。
キンセンカは「金盞」、さかずき型の花の形による。

*******

◆東京都では新型コロナウイルスによる死亡者が1日最多の9名にのぼった(新たな感染者は47人)。
ところがNHK夕方のニュースでは見出し・記事本文とも次のような平板な伝え方であった。

東京 新たに9人死亡 都内死者計117人に 新型コロナウイルス
NHKニュース2020年4月29日 18時35分

東京都は29日、新型コロナウイルスの感染が確認されていた男女9人が死亡したことを明らかにしました。これで都内で死亡した感染者は合わせて117人となりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200429/k10012410791000.html

連日の報道で数字に鈍感になっているのか、人間の命に関心がなくなっているのか。
これでは医療崩壊・介護崩壊の現実も、全くないもののごとくに扱うことになるだろう。
報道崩壊の一例だと思う(今に始まったことではないが)。
東京新聞(共同配信)の見出しは次の通り。

東京、死者が1日最多の9人 新たな感染確認は47人
(2020年4月29日 21時20分

後から報じる方が伝え方を吟味する時間的余裕がある、というのはその通りだが、現時点で注意を払うべきは何なのか、という問題意識をもって報道に臨んでいるのであれば、「9」という死者数を目にしてただちに反応しないはずはない。都内の死亡者数でこれまでの最多は「7名」(4/5、4/17、および4/25の3回)だったのだから。
それが都から発表された数字をこれまでの累計に加えて数字を伝えるだけ、とでもいうようなルーティンそのものの報知。
まるで、感情がにじむような表現は一切排除すべし、という絶対的なルールの呪縛に押さえ込まれているかのようだ。

東京(共同)の「1日最多の」という見出しは、少しも情緒的なものでない。
冷厳な事実が簡潔かつ重みを伴って表現されているではないか。
そのようにきちんと伝える姿勢を支えているのは、読者がスルーすることなく受けとめてくれることへの期待と信頼ではないか。



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