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ふりむくこころ[2020年04月28日(Tue)]

DSCN3181ウキツリボク(チロリアンランプ).JPG
チロリアンランプ(ウキツリボク)。去年も4月に咲いていた。
釣りざおのように歩道に伸びて来ているが、人間と違って悪さする風はない。

*******


花   池井昌樹

このよにはなのあることの
なんというふしぎさだろう
ああきれいだな
ふりむくこころ
はなをきれいとおもうこころの
なんといううれしさだろう
はなときれいと
こころとひとと
このよにともにあることの
なんとふしぎなよろこびだろう
それだけなのに
それでいいのに
こんなけわしくいやしくにがく
けさもひとごみかきわけながら
ああきれいだな
ふりむくこころ


池井昌樹 詩集『未知』(思潮社、2018年)

***

◆「ひとごみかきわけ」たのが遠く懐かしい日々のように思われてくるころ、失われたものの大きさが、実寸はさほどでなかったことにも気づいて、生きて在ることを思い設けぬ仕合わせと観じられればそれで良い。
ただし、同じ人間にいくら諭されても承服しないのが人間のヘソ曲がりなところだから、ヘソの位置を落ち着かせ、ちっとはマシな生き物になるためには、花であれ、鳥であれ、風や水の輝きであれ、外からしみ込む何かが必要だ。


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