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五輪延期ニュースのNHK的演出[2020年03月24日(Tue)]

またまた走狗のNHKニュース

◆きょう24日、夜9時のNHKニュース、東京オリンピックを来年夏までおよそ1年延期するという話で終始した。アベ首相とバッハIOC会長とが電話会談で合意に達したというのだが、これだけで40分余りも費やした。
本来なら新型コロナウィルスの首都圏の今日の感染者増加を「首都封鎖」の視点で続報すべきところ、付け足し程度の報じ方で終わってしまった。公共の電波の浪費でしかない。

◆五輪延期の中味は、アベ首相のぶら下がり会見での発表を軸に、政治部とスポーツ担当記者2名に解説させるという組み立て。間に電話会談に同席した要人たちをつかまえては、コメントを取るという進め方だから、進行を指示するスタッフの声が慌ただしく聞こえ続けていて、合間に新橋駅周辺で録ったとおぼしき市民の声をVTRで流し始めたところで小池都知事インタビューが始まって中断、市民の声は、改めて頭に戻して再度流す、というバタバタぶり。
政治部記者のコメントからも、「1年延期」はすでに取材で確証を得ており(官邸からのリークがサービスされていたかも知れない)、その前提に基づいて市民にインタビューしたことが判るようなインタビュー内容であった。
スタジオ内のスタッフの声を聞かせたのもビッグニュースとして緊迫感を出す演出であったのかも知れないと思わせる。
アナウンサー2名も言葉の接ぎ穂に窮し、だらけて気まずい時間が続いた。
そこだけが演出ではなかったということだろう。

◆いわばヤラセをニュースの枠でやらかしたようなもので、伝えるべきことを見失ったニュース番組は、局としての視聴者への侮りを示す。

◆この後のテレ朝報道ステーションなどは、五輪延期を取り上げたのは20分間。NHKの半分であった。それでも、延期の判断は遅すぎるほどであった、とコメンテーターは背景を説明していた。

先日のアベ首相の「完全な実施に向けて」というコメントが世界からは呆れられ、米有力紙は日本批判を展開していたし、次いで米水連、米陸連からの懸念表明、カナダ政府の不参加表明と続いた。ウィルス対策で練習どころでない選手たちの苦闘も伝わってきた。
数日前に延期を求めた山口香JOC委員に対して山下泰裕JOC会長が示した反応も、未だそんなやりとりをしているのかと世界からは見られていた。
時々刻々伝わってくるCOVID-19禍の広がり、各国の深刻な状況に対して、日本政府やJOC、主催者である東京都の余りの鈍感さ、共感・憂慮の欠如である。

それらをおさらいして伝えるのでなければ、視聴者にはあたかも首相が素早い決断を下してIOC会長の合意を取り付けた、という風にしか見えないだろう。
本当は、国際世論に押し込まれ、遅いタイミングで政治判断せざるを得なかった、というのが実態である。

◆国会では今日も財務省の森友文書改竄事件で野党から厳しい追及が続いた。
故・赤木俊夫氏の妻の怒りの言葉も伝えられた。だがそれに対する首相の薄笑いも、しどろもどろの答弁もNHKニュースは伝えない。

NHK9時のニュースはオリンピック延期を告げるアベ首相の姿を3度も繰り返し流していた。
”まさにですね””いわばですね”国民洗脳&教化のメディアとしてですね、(首相のために)”適切に”伝えることしか知らないみたいではありませんか。


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