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中村哲医師死去[2019年12月04日(Wed)]

◆アフガニスタンで支援活動を続けて来た中村哲医師が亡くなった。
アフガニスタン東部のジャララバードで水路工事の現場に車で向かう途中、銃撃を受けたという。
運転手含めアフガンの人々5名も死亡したと伝えられている。

◆2015年に中村氏の講演を湘南台で拝聴する機会があった。

〈井戸を掘る医者〉としてつとに知られているが、命の水を確保しなければ医療支援も意味がないことを痛感して始めた井戸掘は用水路建設へと発展し、大きな成果をあげて来ていた。

講演では、福岡県に残る江戸時代の治水工事「山田堰(ぜき)」の技術を用いた用水路建設を映像で紹介していた。
完成した水路を命の水が輝きながら流れてくる。
現地の人々と喜び合う中村氏の笑顔が印象的だった。

35年にわたる身を粉にしての支援活動。
かけがえのない大きな人を失った。

心からご冥福を祈ります。

*中村さんの訃報を受け、AP通信が生前のインタビュー映像を配信してくれている。
https://video.mainichi.jp/detail/videos/%E6%96%B0%E7%9D%80/video/6112705744001?autoStart=true

***
中村哲ほんとうのアフガニスタン191204_01.jpg
中村哲『ほんとうのアフガニスタン』 (光文社、2002年)

◆9.11テロへの報復をアメリカ対タリバンという図式で喧伝する見方を中村氏は皮相で真実をとらえていないとして退けた。アフガニスタンの人々とともに大地に踏ん張って発信したメッセージは「先進超大国」の驕りと非道を撃つ。

要するに、アフガニスタンは米ソ超大国の確執と彼らの都合によって、まるで玩具のように取り扱われたのです。

*1979年12月のソ連軍のアフガン侵攻、それに対抗するアメリカの反政府勢力への武器援助、内戦の泥沼化。くしくもそのアフガン侵攻から40年。
また、アメリカの「テロとの闘い」を進めたNATOは首脳会議を開催中だ。

さらに、アフガニスタンを干ばつで苦しめてきた地球温暖化について協議するCOP25が開かれている折も折である。

中村医師のことばに首脳たちは耳を傾けてほしい。

私たちの文明は大地から足が浮いてしまったのだ。

瀕死の小国に世界中の超大国が束になり、果たして何を守ろうとするのか。


*いずれも『ほんとうのアフガニスタン』より。
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https://blog.canpan.info/poepoesongs/archive/1424
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