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〈逃(の)がすための 鳥籠〉[2019年11月28日(Thu)]

DSCN2333.JPG
サルバドール・ダリ〈バラの頭の女性〉 (1980-81)
(横浜美術館にて)

横浜美術館の2階からエントランスに下りてくる途中に幾つか置かれている彫刻の一つ。
1階に着く辺りに置いてある。
見る位置によって姿態を相当大きく変えてしまうようで、1階に下り立って振り向き、見上げたら上の様になった。

怪鳥が我々に襲いかかってくるかのようだ。

これに取り合わせたくなったのが次の詩。

*******

鳥籠売りジョンの唄  高橋睦郎

わが名はジョン 鳥籠売り
両肩に渡せし棒に 両腕に 腰 はた 腿にも
大小無数の籠を吊して 振り売りに売りありく也(なり)
然りと雖(いえど)も わが籠は入るるための籠には非(あら)
放つため 逃(の)がすための 奇体なる鳥籠也
一つの籠の口蓋を引き上ぐる時 ああら不思議や
(なべ)ての籠の口蓋の持ち上がり 飛び立つもの数を知らず
(つい)には 籠にも 荷棒にも 翼生(お)いて 翔(かけ)り去る也
鳥籠も 天秤棒も失いし鳥籠売りは 益(よう)もなし
然れば われも翼生わせて いざ飛び立たん
御覧の諸卿も 能(あた)う可(べ)くんば続き給え 而うして
青空の 青の奥処(おくが)に 音となり 沈黙となり
至福なる無となり 諸共に融け合わん いざ


*入沢康夫ほか編著『詩のレッスン』(小学館、1996年)より




 
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