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今日から明日へ行くには[2019年11月25日(Mon)]

DSCN2278.JPG
遊行寺、小栗眼洗いの池にある魚籃観音(ぎょらんかんのん)

*******


川のある風景   石垣りん

夜の底には
ふとんが流れています。

川の底を川床と言い
人が眠りにつくそこのところを
寝床と言います。

生まれたその日から
細く流れていました。

私たち
今日から明日へ行くには
この川に浮き沈みしながら
運ばれてゆくよりほかありません。

川の中に
夢も希望も住んでいます。

川のほとりに
木も草も茂っています。
いのちの洗濯もします。

川岸に
時にはカッパも幽霊も現われます。

川が流れています。
深くなったり
浅くなったり

みんな
その川のほとりに住んでいます。 


『石垣りん詩集 やさしい言葉』(童話屋、2002年)より

◆言われてみれば、川を抱く山坂ある地形を往ったり来たりする夢を見ることがずいぶんあったような気がする。
思い定めた場所に行き着かぬもどかしさを覚えることもしばしば。
自分の足で歩いていると思っていたけれど、実はこの詩のように、昨日から今日へとどうにか運ばれてきたというわけか。



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