労働を軽視する社会は・・・ [2011年11月02日(Wed)]
またまた続きです。
そうなると、「いくら稼いだか?」ばかりに目が行ってしまって、「その労働が何を生み出したか?」ということは問われなくなります。すなわち、たくさん儲かる場にいた人はそれだけ価値のある労働をしたとみなされ、逆に利潤の出ない事業に携わっている人は、どんなに創造的な、どんなに人々のために貢献する仕事をしていても、価値の低い労働者とみなされてしまうのです。 しかし、考えてみてください。みんなが楽して儲けることばかり考えて、実体的な価値を生み出す労働が軽視され、蔑視され、忌避され、疎外されるような社会が、果たして本当に豊かな社会になることができるでしょうか? |