これは、ブルーベリーの木です。
　去年の秋に苗を植えて、冬は雪に埋もれていたのですが、暖かくなるとちゃんとこうして葉っぱが出てくるなんて実に感動的です。神々しささえ覚えます。

　どんな命の中にも、このように、天の恵みを受けて育まれるべき、そうしてやがて葉を広げ、枝を伸ばし、花を咲かせ、果実を結ばせるべく備えられている、神秘的な力、計り知れない可能性が、確かに秘められているのですね。

　一体どうして、この世に生を享けながら存在する価値がないというようなものがありえましょうか？　命を持って生まれて来たにもかかわらず、この世で具現化されるのを待っている可能性が宿っていないということがあるでしょうか？

　そう思います。