どんな時、貧困と感じるかと街の人に聞いているTV番組を見たが、旅行が出来なくなったとき・・とか随分贅沢な答えが返ってきていたが、一方で住む家もなく、食事も十分食べられない働き盛りの人も多くいるとのTV報道もよく見られる昨今である。

WHOは、健康を保つ前提条件として@平和A住居B教育C食料D収入E安定した環境F持続可能な資源G社会的公正と公平・・を挙げている。これらが全て十分だとは言えないのは頷ける。しかし、ここで豊かさとは何だろうと考えさせられる。

健康や環境で個人の努力のみではどうにもならない人々があることは忘れてはならないし、社会で援助すべきであるが、富のみを追いかけ、利己主義に走る現在の社会は考えるときが来ているのではないか。
アメリカのニュヨークの病院で、誰か分からないが、壁に落書きとして詩が書かれていたと言う。長い詩なので一節を書くと
幸せになろうとして富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった
このような心境に簡単にはなれないが、この作者は相当苦しんだのでは・・・・・
(写真はオランダの風景)
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