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2008年12月17日

自然に帰る

化学物質が混入した食べ物が販売され大きな問題となり、誰もが食の安全に神経を使い、どれが安全に不安を覚え、今後、安全な物が食べられるのかとの危機感を覚えている。安全といわれるものであっても今や、防腐剤、着色剤などの類を全く含まないものは少なくなった時代である。りんご

日本出身の4人の先生がノーベル賞を受賞する喜ばしいことがあったが、その一人、化学賞の下村先生は、自然を愛し、自然を見つめることで新しい発見があったと言う意味のことを述べておられた。しかし、今や人類は、多くの新しいことを発見し、作り出して便利さと快適な生活を送れるよう多くの貢献をしてきたが、一方で、自然を汚染し、破壊してきて将来この地球に住めなくなるのではとの心配さえ出てきている。今、生きている人にはすぐに影響は及ばないかも知れないが真剣に考える時が来ている。自動車

このような状況になって、個人でも何とかしなければと、微力でも努力している人も多くなりつつある。環境は今や重要なキーワードである。
先日、知り合いの若い農家の人に農薬を全く使わずお米を生産するため、独自で研究、考案して、8年も掛かって何とか採算に乗りそうなものが出来た過程の苦労話を聞いた。
その方法は合鴨を使う方法の改良型である。合鴨の雛を使って雛が成長すると食用に回す従来の方法で無く、成鳥まで共に育てる方法である。しかし、現在の農薬を使う一般の方法では10俵の米が生産できる田でも、実験的に全く農薬を使わず作ってみると、最初は3俵しか出来なかったと言う。やっと今年になって6〜7俵出きるようになり、田には今まで全く居なかった「みみず」も住めるようになり、味も最高に近い米が出来たと言う。しかし生産量の比較でも分かるように価格がどうしても高くなる。買う人がこのような自然農法の価値をどれだけ認めてくれるかである。ごはん

まだ、これからの苦労が続くだろうが、がんばってもらいたい。都会に住む我々も、関心を持ってその苦労を知る必要がある。今年の選ばれた漢字は「変」であり、次期アメリカ大統領オバマ氏は、「change」を掲げて当選した。今や、凡てについて「change」する時が来ている。ランドセル
posted by pia NPO at 11:15| SAさんのコ・ラ・ム