• もっと見る

2023年11月04日

公衆衛生医師に関するシンポジウムが開催されました(第82回日本公衆衛生学会)

先にこのブログでも案内した公衆衛生医師に関するシンポジウムが、先日つくばで開催された日本公衆衛生学会総会の1日目、10月31日に開催されました。

会場.jpg

まず、4名の演者からの講演がありました。
<講演の主なテーマ>
・大学公衆衛生学教室/地元行政との連携に関する調査(国立保健医療科学院 町田先生)
・秋田大学医学部生への実践的な公衆衛生学教育(秋田大学医学部衛生学・公衆衛生学講座 野村先生)
・全国保健所長会の活動や香川県における大学/行政の連携(香川県東讃保健所 横山先生)
・他領域における産学官連携での人材育成(株式会社リンクアンドモチベーション 樫原先生)

国立保健医療科学院の町田先生からは、キーワード「公衆衛生医師」に唯一触れる機会を医学生に提供するのは公衆衛生学教室であることを踏まえ行った調査で、医学生の7割が公衆衛生そのものに何らかの興味を持つこと、1割は公衆衛生医師のキャリアに関心があること、公衆衛生医師キャリアを考える医学生でも「勤務するなら臨床を数年経験後」が最多だったことなどが報告されました。

町田先生.jpg

公衆衛生医師を目指す人を増やすには「楽しさが伝えられるかどうか」がポイントで、公衆衛生医師の魅力を楽しく語ること、教室と行政が共に公衆衛生医師希望者の発掘や紹介を行うこと、公衆衛生医師キャリアを臨床医と同じ並びで紹介すること、何より教室と行政の定期的な交流を図ることが重要と述べられました。


秋田大学の野村先生からは、医学部生への公衆衛生学教育の実践についてのご講演で、調査を活用したお話などがありました。秋田県から大学へ委託された県民健康栄養調査では、キャッチコピー「生きた調査を学ぶ」のチラシで毎回医学生10人以上の参加があるそうです。

野村先生.jpg

さらに、教室では多くの調査研究にそれぞれの学生が個別・主体的に取り組み、筆頭著者での論文発表の機会も提供されています。学生筆頭論文は2021年は16件、2022年は17件、うち英文原著論文は2021年が7件、2022年が6件、どれもがインパクトファクター4以上と引用回数の多い医学雑誌へ掲載されました。臨床実習前の学生が社会医学的課題への関心を持てるよう取り組まれ、学生の研究環境構築や丁寧な指導体制に会場からは驚きの声が上がりました。


香川県東讃保健所・横山先生からは、全国保健所長会事業班活動及び香川県での大学との協働について発表がありました。全国保健所長会サマーセミナーでは4人に1人が大学の講義、実習、掲示板で開催を知り参加したこと、また以前は少なかった大学生、大学院生、大学病院臨床医が約半数を占めるまで増加したことから、医育機関である「大学」は公衆衛生医師の全てに関連すると認識されていました。

横山先生.jpg

全国保健所長会での人材確保の取り組みは全て地元・香川県でも展開され、県予算で香川大学との共催で行う年数回開催のセミナーについて詳細が報告されました。セミナー告知のポイントとして、多くの大学関係者が使う学内エレベーター横掲示板の活用など、具体的なtipsも紹介されました。


株式会社リンクアンドモチベーション・樫原先生からは、企業・大学の両方でご活躍の立場から「エッジソンマネジメント」による「青田買い」から「青田創り」へ転換が重要とのお話がありました。大学4年+卒後3年の7年間が人材育成の要で「ゴールデンセブン」と位置づけられることや、樫原先生が経験された多くの企業・団体とのコラボレーション事例の一部が具体的に紹介されました。

樫原先生.jpg

人材育成では、若者へきちんと説明するための「しかるべき準備」が必要なこと、「無名の大人」の言葉も影響力があること、「ミラー効果」で指導側の育成・共育効果があることなどが印象に残りました。保健医療福祉分野で見聞きする人材育成の話題とは雰囲気も異なり、刺激的な講演でした。


講演後のディスカッションは、それぞれの演者が質問に答える形式で進行しました。座長やフロアから、連携のきっかけ、ミラー効果、関係を維持するポイント、楽しかったエピソード、臨床系専門医の維持、などの質問があり意見が飛び交いました。

演者座長.jpg

今回は70名ほどの参加者にお越しいただきましたが、会場は座長の白井先生(枚方市保健所)、杉山先生(筑波大学)の巧みな進行で大いに沸き、現地開催ならではの一体感に包まれていました。

 *****

終了後に企画運営を担当した方にお聞きしたところ、実は綿密な準備がなされていたそうで、事前打合せはなんと4回!!(web会議3回+当日確認)。熱意と丁寧な調整が生み出した盛り上がりだったのですね。

演者・座長の先生方、裏方として活躍した関係者に頭が下がるとともに、一人の参加者として「一緒に働く仲間を増やしたくなる公衆衛生医師の仕事」に就いていることを誇りに思いました。

なお、後日学会公式ウェブサイトにおいてオンデマンド配信が予定されています。参加登録済みの方はぜひご視聴ください。
posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | お知らせ

2023年10月26日

日本公衆衛生学会直前!公衆衛生医師に関するシンポジウムのご案内

食欲の秋・スポーツの秋になりました。みなさまいかがお過ごしですか。

さて、10月31日から「第82回日本公衆衛生学会総会」が茨城県つくば市で開催され、さまざまな演題発表や、講演、シンポジウムなどが行われます。今年は公衆衛生医師キャリアのシンポジウムも企画され、「公衆衛生医師」「シナジー」をテーマに産官学の登壇者による熱い講演とディスカッションを聞くことができます。学会にご参加のみなさまは、シンポジウム会場にぜひお越しください。

-----------------------------------------------------------------------------------------
第82回日本公衆衛生学会総会(2023年10月31日(火)〜11月2日(木)・つくば国際会議場)
10月31日(火)13:20〜14:50 第4会場(会議室201)
シンポジウム10「採用・育成・活躍に結びつく!人材育成における大学と行政のシナジー」
座長:白井 千香(枚方市保健所)、杉山 雄大(筑波大学など)
演者:町田 宗仁(国立保健医療科学院)
   野村 恭子(秋田大学)
   横山 勝教(香川県東讃保健所)
   樫原 洋平(株式会社リンクアンドモチベーションなど)
-----------------------------------------------------------------------------------------

学生さんも登録費1000円で日本公衆衛生学会総会に参加できます。学生証を手に筑波までいかがですか?みなさまとお会いできるのを楽しみにしています。

無題.png

■こちらにもぜひご参加ください!
10月31日(火)18:30〜 つくば国際会議場 第5会場(202会議室・要申込)

posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | お知らせ

2023年10月09日

第82回日本公衆衛生学会総会・自由集会「公衆衛生医師の集い」を開催します。

秋も徐々に深まってきましたね。今年は残暑が特にきびしいですが、皆様、いかがおすごしでしょうか。

本日は、10月31日から茨城県つくば市で開催される「第82回日本公衆衛生学会総会」での「公衆衛生医師の集い」についてお知らせします。公衆衛生学会では、様々なテーマの自由集会が開催されますが、「公衆衛生医師の集い」はその名の通り、公衆衛生医師のための集会です。
81EC94E43FF7DF11C6639AD83CB559F861B68203.jpeg

この企画をはじめたのは、公衆衛生学会に参加する医師、なかでも保健所医師が集まって意見交換ができないか、というものでした。実は、公衆衛生学会は臨床系の学会とは異なり、会員の医師比率がそれほど高くありません。
また、医師といっても、保健所、大学、研究機関、企業など、所属も多様なため、そのなかでも保健所で勤務している医師向けの集まる場として企画しました。

毎回、テーマを変えながら継続しており、2023年は11回目となります。なかなか、他自治体の公衆衛生医師とは交流する場がないため、こういった集まりは貴重な機会になっていると思います。今年度は、公衆衛生医師確保の取組や、公衆衛生医師の離職調査の結果について、次世代を担う先生からお話いただき、その後、参加者で意見交換する予定です。

ご参加を希望される場合はこちらからお申込みください。

皆様が全国の仲間たちとつながり、楽しく和やかな時間となりますことを願っております。皆様の奮ってのご参加をお待ちしております!

<内容>
1 Talk Session
会場:つくば国際会議場 第5会場(202会議室)
時間:18:30-19:30
開催形式:現地開催のみ
2 Night Session 
懇親会会場:もんどころ つくばデイズタウン店
時間:19:45-
費用:5,000円(飲み放題付)
<申し込み(1のみ、2のみ可)・問い合わせ>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeAcrjvv1pbVQEcyQo8IJJrlTmFURVN7sQ9IV3n_IIzImkh0g/viewform


(愛知県 新城保健所 成田智晴)
posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | お知らせ

2023年09月20日

公衆衛生医師WEB合同相談会(PHCC)2023が開催されました。

公衆衛生医師WEB合同相談会(PHCC)2023が9月16日(土)に開催されました。46名の方から事前申込をいただいていましたが、色々な事情で当日参加は29名となりました。

保健所医師および厚生労働省医系技官の実際の働き方について紹介いただいた後、テーマ別や地域別に小グループに別れて参加者からの質問や相談に答えました。


今年で4回目となる今回の合同相談会は、グループ相談の時間を60分に設定しました。60分は長いのでは?との懸念もありましたが、実際にやってみたら参加者からもファシリテーターからもちょうど良かったとの声をいただくことができ、安心しました。

全国からご参加いただいた医学生や若手医師の皆様および運営にご協力いただいた皆様のおかげでよい時間にすることが出来ました。本当にありがとうございました!


また、今回都合で参加できなかった方については個別相談も受け付けております。
こちらもお待ちしております!

続きを読む・・・
posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | お知らせ

2023年09月19日

公衆衛⽣医師サマーセミナPHSS2023を開催しました!

この事業班が毎年開催する「公衆衛生若手医師・医学生サマーセミナー」。第12回目の今年は、8月19日・20日に開かれました。今回は「この夏、未来の仲間に会いに行く。」をコンセプトに、イメージカラーを青(=夏・未来・新しい)、シンボルに飛行機(=飛ぶ・出会う)を取り入れました。

IMG_0031.jpeg

このセミナーを「PHSS2023便」という飛行機の搭乗イベントに見立て、名札デザイン、掛け声、受付カウンターの演出など、搭乗感覚をもたらす工夫を凝らしました。

IMG_0033.jpeg

参加者同士の仲間の輪が、あちこちで出来上がっていきました。

IMG_0023.jpeg


IMG_0027.jpeg

医師向けの情報サイト「民間医局コネクト」やNHKの取材も行われ、コロナ禍を経て、私たち公衆衛生医師への注目度が社会の中で高まっていることを実感しました。

IMG_0028.jpeg

セミナーでは、情報管理のデジタル化とICT活用のクロスオーバーを実現しました。

IMG_0029.jpeg

セミナーの詳細は、下記のサイトをご覧ください。




参加者の皆様、ありがとうございました!
未来の人生に向かって、Runway is clear! Take off!(滑走路異常なし!離陸します!)

IMG_0030.jpeg

(広島市南区役所厚生部/南保健センター 運営委員長 平本恵子 ほか主催者一同)

posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00| お知らせ

2023年08月01日

公衆衛生医師WEB合同相談会(PHCC)2023を開催します!

公衆衛生医師WEB合同相談会(PHCC)とは、全国の現役の公衆衛生医師から、実際の仕事の内容、魅力等を聞けるだけでなく、就職に結びつく具体的なアドバイスを求めることが出来る人気イベントです。保健所や厚生労働省、国際保健に興味のある医師・医学生の方は是非ご参加ください!

PHCC.PNG

【公衆衛生医師WEB合同相談会(PHCC)2023】
対象:保健所や厚生労働省、国際保健に興味のある医師・医学生
日時:2023年9月16日(土)13:00〜17:00
場所:WEB開催
定員:先着50名
参加費:無料
申込期限:2023年 9月1日(金)

<公衆衛生医師WEB合同相談会(PHCC)に関するお問い合わせ>
電話: 03-3352-4284  メール: entry.phcd@gmail.com

posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | お知らせ

2023年07月27日

【大阪府】行政医師業務説明会を開催します!

大阪府では、行政医師(公衆衛生医師)として働きたいとお考えの方を対象に、仕事のやりがいや魅力をお伝えする業務説明会を開催します。医師や医学生の方で、大阪府の医師職員の仕事について関心がある方はぜひご参加ください!

大阪府説明会チラシ.png

○大阪府行政医師業務説明会
【日時】令和5年9月9日(土)13時00分〜16時00分
【会場】大阪府茨木保健所(阪急京都線茨木市駅徒歩約10分)
【内容】保健所や本庁で働く行政医師の業務紹介/若手行政医師の日常紹介/グループディスカッション/個別相談(希望者のみ)など
【対象】大阪府職員採用選考〔医師職(公衆衛生)〕の受験をお考えの方/医師や医学生で大阪府の行政医師(公衆衛生医師)の仕事に関心がある方
【備考】説明会の参加有無と採用選考の合否は一切関係ありません。なお、会場への直接のお問合せはご遠慮ください。
【申込】参加を希望される方は令和5年8月31日(木)までに、大阪府健康医療部健康医療総務課人事グループあてにメールでお申し込みください。
(参考)

(大阪府健康医療部保健医療室 宮園将哉)
posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | お知らせ

2023年07月21日

【新潟県】公衆衛生医師のインターンシップ(新潟県福祉保健部 松澤知)

新潟県の行政医師(医師7年目、行政5年目)の松澤です。

今回は「新潟県春休み医学生インターンシップ」の振り返りを通じ、公衆衛生医師が働く現場に行ってみる・やってみること(見学・インターン)の意義を紹介します。新潟県では、医学生インターンを随時受け付けており、特に今年は春だけで30名以上を受け入れました。

写真2.jpeg

新潟県のインターンシップは、特に決まったカリキュラムはなく、私たちがどのようにして働いているのかを見て、実践していくことを基本に進めて行きます。

具体的には、主に福祉保健部長の松本晴樹先生の元で、地域医療構想や医師確保、新型コロナ対策などの政策がどのように考えられ、行われていくのか(=政策立案)を間近で見ます [インプット]。また、特に興味を持った分野については、各プロジェクトチームに入ってさらに具体的な内容を聞いてもらってから、実際に検討・成果物を提出してもらい[アウトプット]、成果物の改善点などを話し合う時間が設けられます[フィードバック]。

また、インターン生には、県の行政医師としてのモチベーションなどについて私からお話する時間を設けています。今回は、この時間を大変有意気だったと言っていただいた琉球大学3年生(当時)の大城先生のブログを紹介させていただきます。私としても心が動くきっかけを提供できたこと本当に嬉しく思っています。

写真4.JPG
<写真 左:大城先生、右:松澤>

★大城先生ブログ★     

このように、公衆衛生医師が働く現場に行ってみる・やってみること(見学・インターン)には大きな意義があると考えています。

新潟県では、医学生のインターンシップを随時受け付けていますので(初期臨床研修病院見学も兼ねてもらえれば交通費補助も可能です!)、医学生のみなさまからのご連絡をお待ちしております!

また、当事業班の「ブログ&相談チーム」では、随時、全国のみなさまからの個別相談に応じています。医学生や医師のみなさまからのご連絡をお待ちしております!

(新潟県福祉保健部 松澤知)
posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | 業務紹介

2023年07月14日

【東京都】公衆衛生医師オンライン業務説明会・個別相談会を開催します!

東京都の公衆衛生医師に興味のある方にむけたオンライン説明会のお知らせです。


東京都説明会チラシ.png


○東京都公衆衛生医師オンライン業務説明会・個別相談会

【日時】令和5年7月29日(土)13時30分〜17時00分

【会場】オンライン(Zoom

【内容】公衆衛生医師からの業務紹介/個別相談

【対象】東京都で公衆衛生医師として働くことを検討している、保健所業務に興味のある医学生・研修医・現役医師の方

【申込】申し込み方法はこちらからご確認いただき、参加を希望される方は令和5年7月24日(月)までにお申し込みください。なお、今後保健所の見学も行える現地開催の説明会も予定しています。

【備考】今年度から、平日夕方の時間帯に説明会よりもざっくばらんに話せる場として、オンライン座談会(トークカフェ)も開催しています。次回の開催は8月下旬の予定です。詳細は東京都公衆衛生医師募集サイトをご覧ください。


 *****


東京都では他自治体と異なり都庁において公衆衛生医師は一括採用され、都庁、都保健所、区市保健所等に人員配置される独自の体制となっています。


私も、複数の都や区保健所で勤務して自治体間の違いや所管する業務の幅広さに戸惑いつつも、新たな視点を見出したり、地域特有の課題を検討したりと自分自身の仕事の幅を広げることができるのでは、と思っています。


また、特別区保健予防課長会として、特別区の課長級医師が集まり新たな議題や課題を共有する会議も月1回開催しており、横のつながりも持ちながら仕事をすることができます。


コロナ対応を経て、保健所業務に興味を持ってくださる医師、医学生が増えていて、大変うれしく思っています。説明会や座談会へのみなさまのご参加をお待ちしております。 


(参考)東京都公衆衛生医師募集サイト


(世田谷保健所 高橋千香)


posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | お知らせ

2023年07月08日

民間医局レジナビフェア2023大阪に出展しました!

先日、7月2日にインテックス大阪で開催された「民間医局レジナビフェア」にて、医系技官と公衆衛生医師を紹介するブースを出展しました。

当日は厚生労働省健康局健康課地域保健室の2名と大阪府、岡山県、広島市の公衆衛生医師の3名で対応し、各種パンフレットやチラシを用意しつつ、YouTubeチャンネルのインタビュー動画を字幕付きでモニターに映して準備完了。

IMG_0811.JPEG

開帳時間となって、医学生・若手医師が希望のブースを目指して入場してきます。参加者の多くは初期臨床研修に関する情報を求めてやってきていますから、そんなに来場者は来ないかな〜と思っていたところ、開場直後から学生さんが早速来てくれました!

ブースに来られる方は、公衆衛生医師になりたいと考えている方、選択肢のひとつとして検討中の方、レアな職種から話を聞けるからとやってくる方など様々でした。こちらも公衆衛生医師の働き方の幅は広いため、来場者に合わせて誰が対応するかを柔軟に変えながら、いろいろなな話をさせてもらいました。

・公衆衛生医師がどんな仕事をしているのか
・厚生労働省、県、市のそれぞれの役割・特徴と住民との距離の違い
・公衆衛生医師のキャリアを選ぶ3つのタイミングとそのメリット・デメリット
・公衆衛生医師になりたい学生・若手医師が持つべき意識とは
・公衆衛生医師になった後でのキャリアチェンジは可能か

IMG_0840.JPG

その後も学生さんや研修医さんたちが入れ替わり立ち代わりブースに来てくれて、終了間際まで途切れることはほぼなく、医学生16名と若手医師2名に加え、他ブースの出展者数名にも対応させていただきました。

今回話が聞けなかったという方は、ぜひサマーセミナー(PHSS)や合同相談会(PHCC)などのイベントへの参加もご検討いただければと思いますが、今後もレジナビフェアには出展する機会があると思いますので、その際にはぜひ公衆衛生医師のブースにもお立ち寄りいただければと思います。

今回ブースにお越しいただいた公衆衛生医師という進路に興味をお持ちのみなさんには、ぜひ数年後に公衆衛生の仕事を通じてお会いできることを期待しています。
posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00 | TrackBack(0) | お知らせ