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2024年06月06日

毎年8月に開催している公衆衛生医師サマーセミナー。今年度のポスターが完成しました!

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 公衆衛生に興味がある医学生や臨床医、公衆衛生をもっと知りたい若手公衆衛生医師らが

全国各地から集まり、仲間や講師とともに公衆衛生活動を学び、語り合い、交流を深め、公

衆衛生医師の魅力を堪能できる、毎年大好評のセミナーです。

 あなたも、未来の仲間とともに参加してみませんか!


○公衆衛生 若手医師・医学生サマーセミナー 

        PHSSPublic Health Summer Seminar2024

・日程:令和6年(2024年)817日(土)・18日(日)

・会場:都市センターホテル(東京都千代田区)

・対象:公衆衛生に関心のある医師・若手公衆衛生医師・医学生

・参加費:無料

 *現地までの交通費と宿泊費、1日目夜の情報交換会参加費は自己負担です。

      運営事務局で宿泊の手配はしておりませんので、宿泊先はご自身で確保ください。

・定員:36

 *定員を超える場合は運営側で選考させていただきます。

・内容:保健所長の働きと可能性/公衆衛生医師の仕事あれこれ/国立感染症研究所

           FETP研修体験記/認知症の母が命懸けでおしえてくれたこと、映画「ぼけます

           から、よろしくお願いします。」 など

・参加申込:Googleフォーム

 *受付は67日から76日まで

      参加申し込みフォームはチラシのQRコードからもアクセスできます。

・主催:全国保健所長会・日本公衆衛生協会

   *さらに詳しい内容や講師の紹介やセミナーに関するお問い合わせ等については、

  全国保健所長会の案内ページをご覧ください。


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2024年06月04日

民間医局 レジナビフェア2024大阪 に出展しました!

先日、5月26日に開催された「レジナビフェア2024大阪」にて、公衆衛生医師の紹介ブースを出展しました。当日は、大阪府、大阪市、岡山県、広島市、厚生労働省の公衆衛生医師・医系技官が参加しました。

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ブースには、大学で公衆衛生の講義を聞いて興味を持った方、卒後研修を終えた後に選択肢の1つとして考えたい方、他の病院のブースのスタッフなど、医学生20名、若手医師10名の方々が来られました。

主な相談内容は、
・国・県・市の役割や仕事の違い
・公衆衛生分野に入るタイミング
・公衆衛生医師のキャリアパス
・公衆衛生と臨床のキャリアチェンジ
などがありました。ブースにお越しいただいたみなさまありがとうございました。

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次回、6月16日(日)に東京ビッグサイトで開催される「民間医局レジナビフェア2024東京」にも再び出展しますので、参加される方はぜひ公衆衛生医師のブースにもお立ち寄りください。

また、8月にサマーセミナー(PHSS)、9月に合同相談会(PHCC)の開催も予定しています。また、こちらから個別相談も随時受け付けていますので、公衆衛生医師にご興味をお持ちの方はぜひご相談ください。
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2024年06月02日

議会との関わりを紹介します(群馬県健康福祉部感染症・疾病対策課 武智浩之)

わたしはこの投稿時点では行政医師になって15年目です。そして県庁の課長職に就いて2年目です。令和6年度は感染症や難病、アレルギー疾患、熱中症などを担当していますが、令和5年度は健康づくり、歯科口腔保健、食育、認知症、地域包括ケアなど担当する課で仕事をしました。今回のブログでは議会との関わりについて紹介します。


群馬県議会は県民の選挙によって選ばれた県民の代表である県議会議員の集まりで、大きく分けると1年間に3回開催されます。県議会は、条例や予算など県政の大切なことを県民に代わって話し合い、そして決定します。ほかにも、県行政の執行状況を監視・評価したり、県民の意見に基づいた政策の立案・提言を行います。


県議会には本会議と委員会があり、条例や予算等の議案が県議会に上程されると、本会議と委員会で話し合いが行われます。本会議では、議案や県の仕事に関する質疑を行うほか、議会としての最終的な意思決定を行います。委員会は、その話し合いを専門的、効率的に進めるために設置されます。



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それでは令和63月に開催された令和6年第1回定例会での関わりを紹介します。定例会の本会議では、議員が施策の状況や方針等について、質問をしたり報告を求める「一般質問」が行われます。この定例会では「健康寿命延伸対策」「歯と口の健康に関する取組」等について一般質問されました。一般質問の質疑においては事前に議員からそのご意向を聞き取り、丁寧に答弁の準備を行います。この一般質問では健康福祉部長が答弁されました。


一般質問がなされることによって、対応すべき課題が一層明確になり、群馬県の政策・制度が県民のくらしのよりよい基盤であり続けることにつながります。群馬県議会の当日の様子はホームページから視聴できますのでぜひご覧ください。


また、わたしが所属する健康福祉部の所管事項は健康福祉常任委員会で審査・調査されます。常任委員会では、議案等に関して、委員(県議会議員)は自由に質疑し、意見を述べます。委員会には、実際の業務を担当する課長等も出席していますので、より詳細で自由、活発な議論がなされます。


この常任委員会では質問内容によって、わたしが答弁することもありました。要約すると、このブログのはじめに記載した自分が担当する業務に関連する議案や質問があったときに主担当として関わっていくということです。


議会に関心を持たれた方はぜひお住まいの自治体の議会ホームページをご覧くださいね。


(群馬県健康福祉部感染症・疾病対策課 武智浩之)


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2024年05月30日

全国いきいき公衆衛生の会サマーセミナーINくまもと「考えてみよう!公衆衛生〜今こそ原点回帰」

みなさま、こんにちは。
今回は2024年8月3日から4日にかけて熊本市で開催される、全国いきいき公衆衛生の会サマーセミナーのお知らせです。
今年のテーマは「考えてみよう!公衆衛生〜今こそ原点回帰」ということで、分科会に分かれてのディスカッション、山縣然太郎先生による基調講演、それに続くワールドカフェと、公衆衛生の魅力について熱く語ることができる内容となっております。

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セミナー1日目(8/3)は、まちづくり、歯科・母子・精神保健、在宅医療介護、栄養、地域医療、そして多頭飼育問題まで、今の地域保健のトピックとなる幅広い分野を取り扱った8つの分科会を開催します。

学会や講演会のような一方的な報告ではなく、『どんな課題がある?』『自分のところならどうする?』『この事例から学べる事』などを、皆でワイワイと話し合う」がこのセミナーのコンセプト。
ちょっと仕事に嫌気がさしている人も、疲れている人も、会の終わりには公衆衛生活動って楽しい!と思うようになり、いきいき・わくわく♪して帰っていただけるはず、です!

夜には懇親会も予定されています。おてもやん総踊りに遭遇すること間違いなし!火の国まつりを体感する、熱い夜となりそうですね...(宿泊予約はお早めに)。

QRコードまたは以下URLから皆さまの参加申込をお待ちしております!


※本セミナーの前後(3日午前または4日午後)に「終わりの見えない闘い」無料上映会にも参加いただけます。九州での上映会はなかなかないので是非ご検討下さい(本セミナーに参加されなくても入場可能です)。

プログラム詳細はこちら→いきいき公衆衛生の会プログラム.pdf


セミナー2日目(8/4)講師のご紹介です。

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山縣然太郎 先生

山縣先生は山梨大学大学院附属出生コホート研究センター特任教授、国立成育医療研究センター成育こどもシンクタンク副所長をされておられる、公衆衛生のエキスパートです!
専門は公衆衛生学、疫学、人類遺伝学。
地域で出生コホート研究を30年間、高齢者コホート研究を15年間実施しておられます。環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)の運営委員、戦略広報委員長、甲信ユニットセンター長。科学技術振興機構・社会技術開発研究センターの「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」プログラム統括...とこれまでの経験で培ってこられた公衆衛生の神髄をお話してくださるものと思います。私も今からとてもワクワクして、夏まで眠れそうにありません(笑)


[宮崎県日向保健所 豊嶋]
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2024年02月12日

FETP研修に参加しています(金沢市保健所 北岡政美)

病院、大学院(公衆衛生)を経て、金沢市8年目の公衆衛生医師です。金沢市では主に感染症対策、食品衛生、病院の立入検査、医療安全、産業医業務などに携わってきました。熱意ある上司の導きと自分のやってみたい気持ちのタイミングが合致し、FETPの受検機会を得ました。20234月よりFETP研修に参加しており、その概要についてご紹介します。


FETP(エフイーティーピー)はField Epidemiology Training Programの略で、実地疫学専門家養成コースと呼ばれ、日本では国立感染症研究所での2年間の実務研修コースとして、1999年に設置されました。世界各国でFETP研修が実施され、専門家養成が行われています。コースの目的は感染症を中心とする健康危機事象を迅速に探知して適切な対応を実施するためのコアとなる実地疫学者を養成し、その全国規模ネットワークを確立することです。


コースの大きな柱として、アウトブレイク調査、サーベイランス、リスク評価、疫学研究、学会発表や論文発表などの情報発信、国内外とのネットワーキングがあります。FETPといえば感染症のアウトブレイク調査などの現地での活動のイメージが強いかもしれませんが、日々継続的に行い、活動の要となるのはサーベイランスです。


EBSEvent-based surveillance)とIBSIndicator-based surveillance)の両輪で、感染症を中心とする健康危機事象として対応すべきことが起こっていないかを継続的、系統的に監視し続けています。EBSはインターネットの情報や公式情報、知り合いからの情報、うわさも含むもの、IBSは感染症発生動向調査などが相当します。変か(いつもと違う)、ひどいか(重症度など)、拡がるかの観点で、気になる事例を検討し、対応をするかどうかの判断と必要時の対応を行っています。


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最近の出来事でいえば、ネットワーキングのひとつとして、WHO西太平洋地域事務局でのFETP fellowshipという8週間のプログラムがあり、機会をいただき参加してきました。日本での研修を活かしながらEBSなどを行い、他国のFETP fellowWHOスタッフと働くことで、日本のFETP研修を客観的に見る機会になるとともに、立場が変わることで視点や対応が変化することを実体験することができました。


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情報を系統的に継続的に見続けることで、「いつもと違う」に気が付くことや、得た情報をどのように解釈し、対応につなげていくか判断する力を養うことは、感染症に限らず行政での業務に活かせると感じています。ご興味のある方はぜひホームページをご覧ください。

実地疫学専門家養成コース (FETP-J) (niid.go.jp)


(金沢市保健所 北岡政美)

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2024年01月10日

自治医大医学生の公衆衛生学実習(宮崎県日向保健所 豊嶋典世)

みなさま、こんにちは。今回は宮崎県福祉保健部からの報告です。

個人的には後進の育成はライフワークなのですが、県のミッションにもなっている公衆衛生医師確保のため、本庁で行われた自治医科大学医学科5年生の公衆衛生学実習に参加してきましたのでその模様を報告します。

令和5年度は4人の医学生が本県での公衆衛生学実習に参加しています(うち3人は本県出身者です)。実質2日間半での本庁実習で、なかなかタイトスケジュール(トータル5日間の実習を保健所と本庁とで折半)です。

11月14日の午後から始まった実習1日目は、行政医師の業務説明に続き、予定されているワークショップのテーマ設定(今回は宮崎県の健康課題からチョイス)、担当課へのききとり、情報のとりまとめとディスカッション....議会対応か...って思うほどには忙しいです。

今回のテーマは2つ、
 ・男子チーム:健康増進のための1日+1000歩対策
 ・女子チーム:HPVワクチン接種の普及啓発策
でした。身近な課題を自分事として捉え、県民の行動変容を促すためにできることを考える、実現可能な計画を練るプロセスを体験してもらいます。

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本庁実習2日目。担当課への再確認とそれぞれのチームの意見をまとめたのちにプレゼン資料を作成し、部長・次長・担当課長の前で自分たちオリジナルの若者視点の解決プランを力強く提示してくれました。部長も「多くのことを教えてもらい、大変ためになりました」と絶賛でしたので、皆さんのプランはこれからの宮崎県の施策にも活かされるはずです。

今回の実習を通して、ポピュレーションアプローチという公衆衛生のおもしろさを学べていたら嬉しいです。実習に参加した学生さんと将来本県で一緒に働けることを夢みて、私もこれから一層精進します。

その日の夜は宮崎の食文化を学び、お互いにとても楽しい時間を過ごせました!ご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。

(宮崎県日向保健所 豊嶋典世)
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2023年12月28日

【イベント終了】第82回日本公衆衛生学会総会自由集会「公衆衛生医師の集い」のご紹介

2023年の本イベントは終了いたしました。ご来場いただいた公衆衛生医師の皆様、本当にありがとうございます。本企画は来年以降も開催予定ですので、これから公衆衛生医師を志している皆様も、次回「仲間」として参加していただくのをスタッフ一同楽しみにしております!

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まるで春のような陽気の暖冬から一転、近頃は寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。


さて、去る10月31日に茨城県つくば市で開催された「第82回日本公衆衛生学会総会」において「公衆衛生医師の集い」を無事に開催することができました。


この「公衆衛生医師の集い」は、その名の通り公衆衛生医師のための集会で、今回が11回目の開催となり、今回は30名余の先生方にご参加いただきました。


内容としては、「新潟県における公衆衛生医師確保の取組」と「公衆衛生医師の離職調査に関するアンケート結果」をそれぞれご講演いただきました。その後の質疑応答が大変に盛り上がり、あっという間に1時間が過ぎ去りました。


当初の予定では、講演の後はグループワークを行うつもりでおりましたので、これは想定外のことでした。が、会場の皆様から吹き出す熱意やコロナを超えた想いに大いに触れることができ、これはこれで大変有意義な時間になったのかなと思っています。


この集会は伝統になりつつある?ようで、今後も続いていく可能性が高そうです。今回ご参会いただいた方もそうでない方も、是非またご参加ください!


最後に、本集会を開催することは私にとって初めてチャレンジで、全てが分からない事づくめでしたが、運営にご協力いただいた皆様、そしてなにより当日ご参加頂いた皆様のおかげでよい時間にすることが出来ました。本当にありがとうございました!


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(愛知県新城保健所 成田智晴)


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2023年12月22日

公衆衛生ウィンターセミナー(PHWS)2023 を開催しました!

昨年度から新たに始まった社会医学系専攻医のためのオンラインイベント、公衆衛生ウィンターセミナーが12月9日(土)に開催されました。

今年のテーマは
「地域の実情」に応じて課題を解決するには?さあ、考えよう。
とし、

「全国の若手公衆衛生医師が、それぞれの地域の課題を自分事として捉え、自分の立場で組織のためになにができるのか、主体的に組織に働きかけることで、地方自治体からよりよい公衆衛生活動を展開していきましょう」という趣旨でセミナーを開催しました。

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「地域の実情をじっくり観察してみよう」という意図で、今回は「虫眼鏡」をモチーフとしました。
虫眼鏡で頭の中を覗くと「?」が飛んでいますが、あるときふと「!」に変わる
そんな瞬間を体験してほしい、という思いを込めました。

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今回のセミナーでは、参加者が主体的に考え意見を述べてもらうことを重視しました。グループワークで各グループの意見をまとめ、参加者自らがスライドを作成し、全体に対して発表するまでをすべてオンラインで実践していただきました。

➤発表スライドの一例
社会医学系専門医研修の課題と解決策の提案(Aグループ)

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高齢者施策(医療と介護の連携を中心に)の課題と解決策の提案(Eグループ)

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地方自治体に所属する公衆衛生医師だけでなく、産業医や大学院生、公衆衛生医師への転職を予定している臨床医など多様な背景を持つ29名の方にご参加いただきました。講師3名、スタッフ21名とともに、講義・グループワーク・発表を通じて、大いに学び、交流を深めることができ、大盛況のうちに終了しました。

➤最後は「考える」ポーズで集合写真を撮りました

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ご参加いただいた皆様と運営にご協力いただいた皆様のおかげで、素晴らしいセミナーにすることができました。本当にありがとうございました。

(運営委員長 大阪市健康局健康推進部 植田英也 ほか主催者一同)
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2023年12月07日

重症難病患者を対象とする災害訓練を行いました(徳島県阿南保健所 郡尋香)

徳島県入職10年目の郡です。今回は、勤務先の阿南保健所で企画した災害訓練についてご紹介します。

多くの保健所では、難病対策として、相談や訪問支援などの個別支援、医療費助成、地域の保健医療福祉ネットワーク構築、人材育成、普及啓発などを行っています。その中には地域で過ごす難病患者の災害対策も含まれています。

医療依存度の高い難病患者では災害時の避難や移動も大変で、平時の準備がより重要となるため、関係者に呼びかけて訓練を行いました。メンバーは、協力患者さん、ご家族、ケアマネジャー、訪問介護、訪問看護、人工呼吸器メーカー、地域包括支援センター、地元・阿南市の関係部局(保健・障がい・防災担当)、消防、地域住民(自主防災会・民生委員)と、多くの参加がありました。

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協力患者さんは自宅での垂直避難訓練を経験されていたため、今回は発災から数日経過した想定で施設間移動を訓練しました。避難先の病院から福祉避難所の特養までの移動です。

施設間の移動では調整も多く、支援者同士で重ねた打合せや訓練で役割を確認し、関係を深めることができました。人工呼吸器、吸引器の他にも必要な物品は多く減らしても荷物は大量でしたが、地域の方が運搬役を担いスムーズに移動できました。訓練とは異なり、発災時に支援者が揃うことはないため、その点も踏まえて備える必要があります。

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振り返りでは、協力患者さんが「みんなの顔を見て力が湧いてきた」と仰っていました。また、地域の方の「訓練を自主防災会活動に活かしたい」というコメントに、とても心強く感じました。

今回の訓練対象者は1名だけです。しかし、他の災害時要援護者支援とも共通したり、地域全体の仕組みに反映できることもたくさん確認できました。訓練の企画実施は時間も労力も必要ですが、得られるものも大きいですね。
(徳島県阿南保健所 郡尋香)
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2023年11月29日

【栃木県】「公衆衛生医師ONLINE TALK CAFÉ」を開催します!

現役の公衆衛生医師(県職員)が公衆衛生行政のやりがいや魅力をお伝えするトーク・カフェ(オンライン座談会)を開催します。医師だけでなく、医学生も歓迎です。地域も問いません。行政(本庁・保健所)、公衆衛生に関心のある方は、是非ご参加ください!

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○栃木県「公衆衛生医師ONLINE TALK CAFÉ」
【日時】令和5年12月16日(土)・23日(土)14:00〜15:30
【WEB】Zoom会議システム
【内容】保健所や本庁で働く公衆衛生医師の役割・業務紹介/勤務条件・ワークライフバランス・専門医/質問タイム/個別相談(希望者のみ)など
【対象】栃木県職員(公衆衛生医師)の受験をお考えの方/公衆衛生行政や保健所業務に興味のある医学生・研修医・医師の方
【申込】参加を希望される方は開催日の前日までに参加申込フォームから登録いただくか、栃木県保健福祉部保健福祉課企画調整担当(人事)宛てにメールで御連絡ください。

また、上記以外にも当事業班では、全国から相談を受け付けております。ご相談はこちらから受け付けております。

(参考)

(栃木県保健福祉部医療政策課 早川 貴裕)
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