こんにちは。
行政医師5年目、保健所長2年目、福島県相双保健福祉事務所(相双保健所)の安達です。
私は臨床(呼吸器内科)を経た、いわゆるセカンドキャリア組です。
私が行政医師を志した経緯に興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。
今回は、お仕事の充実度について書いていきたいと思います。
行政組織上、保健所長は管理職(マネージャー)です。
しかしながら、特に地方において行政医師は"レアキャラ"ですので
医師の部下がいないために自らプレーヤーとして業務を行う場面も多くあります。
当所も例にもれず、行政医師は私1名のみです。
また、全国保健所長会の事業班活動も、若輩者の私はプレーヤーとして参加しています。
つまり、精力的に活動すればするほど必然的に保健所内にいる時間は短くなりそうです。
さて私の場合はどうか、検証してみましょう。
(1)調査の仮説
保健所長(私)は、他の管理職と比較して終日保健所にいる日の割合が低い。
(2)調査方法
・当所で作成している週間予定表のデータ(令和7年10月〜11月分)を用いました。
・所外における業務が記載されていない日を「終日保健所にいる日(終日在所日)」としました。
・土日祝日を除く平日を分母、「終日保健所にいる日(終日在所日)」を分子として割合(終日在所割合)を算出しました。
・私(保健福祉事務所副所長 兼 保健所長)と、他の所内管理職(5名)の間で終日在所割合の差の検定を行いました。
・両側検定、有意水準をp<0.05としました。
(3)調査結果
土日祝日を除く平日は40日でした。
* p<0.05, ** p<0.01
〇主な所外業務
・DHEAT関係(本庁と連携して研修を企画・実施)
・感染症対策セミナー(管内医師会と連携して企画・実施)
・管内にある医療系専門学校の講師
・病院立入検査(医療監視)
・産業医活動(衛生委員会への出席、面談等)
・外部研修受講(感染症関係)
・学会参加
・管内市町村が開催する会議(精神関係、健康づくり関係)
・研究(社会人大学院生として)
(4)考察
・仮説通り、保健所長(私)は、他の管理職(5名全員)と比較して有意に終日在所割合が低いことがわかりました。
・他の管理職と比較し、所外における業務が充実していることが示唆されます。
・一方で、所内でしか実施できない業務は少ない時間で行う必要があるため、
所内職員とのコミュニケーションを意識的に行う等、創意工夫と日々の精進が必要です。
・私は1カ所のみの勤務ですが、2カ所以上の保健所を兼務する全国各地の保健所長のみなさまはどのように業務を行っているのでしょうか…推して知るべしです。
【調査の限界】
・単施設における調査です。
・(年間ではなく)2ヶ月間のデータのみを使用しています。
・週間予定表に記載されていない情報(急な予定変更、休暇等)は反映されていません。
(福島県相双保健福祉事務所(相双保健所) 安達優真)