新型コロナ対策に奮闘する保健所を約1年間に渡って記録した映画「終わりの見えない闘い〜新型コロナウイルス感染症と保健所〜」を見に行ってきました。私が見に行ったのは大阪にある定員30人ぐらいのごく小さなミニシアターだったのですが、そこでの上映も2週間ほどのごく短期間で終わっているようです。
内容についてはドラマチックなストーリー性がある映画ではなく、新型コロナ対策に奮闘する「保健所の新たな日常」を淡々と記録したドキュメンタリー映画なので、映画と見ているというよりNHKなどのドキュメンタリーを見ている気分で見せてもらいました。
そのため、現役の保健所職員にとっては目新しいものはないかも知れませんし、むしろ大変な時期を思い出して苦しい気持ちになってしまうかも知れませんが、私自身現在は保健所勤務から離れつつも、本庁の立場で保健所の新型コロナ対策をときどきお手伝いさせていただいていますので、大変興味深く見せてもらうことができました。
ちなみに昨年NHKで放映された「プロフェッショナル〜仕事の流儀」では、保健師がクローズアップされていましたが、この映画では保健師だけではなく保健所長や保健所医師も重要な登場人物としてスポットが当たってるのが個人的には好印象でした。今回のコロナ対策の中では、保健所の保健師だけではなく保健所長や保健所医師が重要な役割を担っていることがご理解いただけると思います。
今後もよほどのことがない限り、全国一斉ロードショーなんてことはないと思いますが、公式ウェブサイトでは上映会の企画も募集しているようですので、みなさんのお住まいの地域で上映会が開催されるようなことがあれば、ぜひご覧いただければと思います。
(大阪府健康医療部保健医療室 宮園将哉)
posted by 公衆衛生医師の確保と育成に関する事業班 at 22:00
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