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このブログでは、保健所や都道府県庁になどに勤務する現役の公衆衛生医師が、主に公衆衛生の分野に興味をお持ちの医師や医学生のみなさまや、転職・転科を考えていらっしゃる医師のみなさま、社会医学系専攻医・若手公衆衛生医師のみなさまに対して、公衆衛生・行政医師の業務や関連イベント等を紹介しています。なお、本ブログの記事に関するお問い合わせ、公衆衛生医師への入職・転職に関するご相談はこちらのフォームから受け付けております。
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日本公衆衛生学会総会自由集会「公衆衛生医師の集い2021」のご紹介[2021年11月20日(Sat)]
 今日は、日本公衆衛生学会総会内のイベント「自由集会」の一つとして当事業班が毎年開催している「公衆衛生医師の集い」についてご紹介します。

 このブログ読者の皆さんには、「集会」と言うとピンとこないかもしれませんが、臨床の学会でいえば、メインの学会プログラム以外の早朝や夜に行われる、「○○モーニングセミナー」、「○○ファイヤートーチセミナー」、「○○手術手技研究会」などと銘打った、専門領域の仲間内で自主的に開催される集まりと同様のものです。

 臨床医としての研鑽を積みながら公衆衛生医師のしごとにも興味をもってくれている先生方や、学生のうちから積極的に学会にも参加してくれている医学生の皆さんも、こういった集まりには馴染みがあるのではないでしょうか?

 さて、今年で9年目となる「公衆衛生医師の集い」ですが、さまざまなテーマについて自由闊達、ざっくばらんに意見交換を行う、公衆衛生医師限定の集会です。今年はご時世がご時世なのでできませんが、例年は終了後に近隣の飲食店で「意見交換会」を行い、これにも毎年多くの公衆衛生医師が参加し、いつも大変盛り上がります。

 この集会のメリットは、なんと言っても「全国に仲間ができ、情報交換をしたり、時には業務上の相談事や悩みの共有ができたりするといった関係が築ける」ことです。これから公衆衛生医師を目指す皆さんの中には、「臨床の場に比べて、仲間が少ないのではないか?」「わからないことがあったりや迷ったりした時は、誰に相談すればよいのだろう?」という不安を抱えている方もおられるかもしれません。

 この集会では、自由に発言を交わすことができ、活発な交流が図られます。また、ここで培われた全国の先生とのネットワークは、日常業務に役立つ情報収集やモチベーションの維持高揚にも役立つなど、これまでの参加者から好評を得ています。特に新型コロナや頻発する甚大な自然災害など、多くの困難な課題を抱えるにも関わらず横のつながりを持ちにくい昨今では、こうした仲間同士のネットワークの持つ意味合いはますます大きくなってきているのではないでしょうか?

 このブログ読者の中でこれから公衆衛生医師になられる方は、公衆衛生医師として仲間に加わられたのちに、ぜひこの自由集会の扉もノックしてみてください。みんな大歓迎してくれること間違いなしです!

 なお、日本公衆衛生学会総会は例年10月開催なのですが、今年は新型コロナウイルス感染症の関係で特例の12月開催となりました。本イベントについても12月21日(火)に予定しています。ちなみに昨年は10月にオンライン開催で、自由集会もオンラインでした。かく言う今年はと言うと、総会はハイブリッド開催ですが、自由集会「公衆衛生医師の集い2021」は現地開催(東京・新宿)のみとなります。

 詳しくは、ポスター(下のサムネイルもしくはここをクリック)をご覧ください。当班の班員でもある高松市保健所藤川愛先生のお手製で、力作です!

サムネイル.png

(山形県最上保健所 鈴木 恵美子)
Posted by 公衆衛生医師確保育成事業班 at 22:00 | お知らせ | この記事のURL | トラックバック(0)
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