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このブログでは、保健所や都道府県庁になどに勤務する現役の公衆衛生医師が、主に公衆衛生の分野に興味をお持ちの医師や医学生のみなさまや、転職・転科を考えていらっしゃる医師のみなさま、社会医学系専攻医・若手公衆衛生医師のみなさまに対して、公衆衛生・行政医師の業務や関連イベント等を紹介しています。なお、本ブログの記事に関するお問い合わせ、公衆衛生医師への入職・転職に関するご相談はこちらのフォームから受け付けております。
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【公衆衛生医師の日常】はじめましてとコロナの狭間とサマーセミナー(北海道網走保健所長 村松 司)[2020年07月14日(Tue)]
みなさま、はじめまして。
日本最東端から4番めにあります北海道のオホーツク海沿岸にある網走で保健所長をしております、村松と申します。
このブログの管理グループの一人です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
このコーナーは当班班員が交代で公衆衛生医師の日常を書いていきます。
本編と同様、よろしくお願いします。

網走に来て3年めになりますが、前任地は日本最東端の保健所でしたのでよくネタにしてました^^。

本当はこういう日常でオホーツクの海鮮とか、知床の風景とかを紹介できればよかったのですが、皆様御存知の通り、現在全国どこの保健所もコロナ、コロナで大変な状況です。

もっとも、北海道は全国唯一第2波を経験したところになりますが、その第2波も落ち着き、北海道全体としては札幌を中心とした道央圏で散発が続いているものの、それ以外は小康状態となっています。

もちろん、小康状態だからといって何もしていないわけではなく、第3波(全国的には第2波)に備えた準備を着々と進めているところです。

また、九州では大雨で大きな被害が出ております。
亡くなられた方のご冥福と、一日も早い復興をお祈り致しております。

被害の大きかった熊本県に対しては、長崎県がDHEAT(災害時健康危機管理支援チーム)を派遣したということです。
こういった大規模な自然災害の際には、医療救護や避難所の管理、住民の医療確保や、全国から大勢あつまる様々な支援団体やボランティアの「交通整理」などの管理面で大きな問題が発生します。災害時の健康危機管理に際しては、技術面よりも管理が大きな問題となります。せっかくの支援のための人的、物的資源も、届くべきところに届かなければ用をなしません。ここに対して支援を行い、「防ぎ得る災害関連死や二次的障害」を最小限にすることが活動の目的となります。

こういった災害時の危機管理も公衆衛生医師の大事な仕事です。(こちらのエントリーも御覧ください)

さて、こちらの準備も着々と進めております。
そう、PHSS(公衆衛生サマーセミナー)です。今年はオンライン開催となります。
更に、別日程で「合同説明会」も企画しております。

オンラインではありますが、できる限りセミナーや「レジナビ」などの説明会の雰囲気をそのままに、有用な情報を提供すべく、スタッフ一同コロナ対応の合間を縫って、準備を進めているところです。

少しでも公衆衛生分野に興味のある医師のみなさまの多くの参加をお待ちしております!
Posted by 公衆衛生医師確保育成事業班 at 23:20 | 公衆衛生医師の日常 | この記事のURL | トラックバック(0)
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