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地域医療と公衆衛生行政(北海道渡島保健所長(兼)八雲保健所長 山本 長史)[2020年07月23日(Thu)]
 北海道職員となり30年過ぎました。この間色々な職場を経験しましたが、その時代そして勤務する地域で取り組まなければならない懸案事項は様々でした。現在勤務している地域は兼務先も含めて、公立の医療機関が多い地域で、医師不足や医師の高齢化などの課題がありますし、病院赤字の問題もあります。また、今後人口減少が進むことが予想されるため、地域医療構想の推進が大きな課題となっています。

 地域の急性期医療を担っているのも公立病院なので、医育大学から医師を派遣してもらうためには、これまで以上に魅力的な医療機関になる必要があると考えています。さらに地域で医療を完結するためには、急性期から回復期、慢性期、在宅へという流れを関係者と協議しながら構築しなければなりません。

 病院の再編については地域医療介護総合確保基金の対象になるので、市町村にとり一番有利な方法を保健所として検討するとともに、本庁と協議して提案する必要があります。さらに構想の推進にあたっては、公立病院ですので、病院長の考えだけでなく、首長たちの考えも重要ですので、地域で意見交換会や会議などを開催して推進しなくてはなりません。
医療機関の赤字については、公立病院には国から交付税が支給されますので、交付税については、道庁の地方の出先機関である振興局の担当部署とも連携して進める必要があります。

 このように、公衆衛生医師には、医師としての専門性だけではなく、行政スキルも身に付け、業務に取り組むことが必要であり、このことにより個への働きかけに止まらず、面への展開がしやすくなると思っています。また、これまでの経験から、医療の世界と行政の世界は通用するルールが違うのではないかと思っていて、公衆衛生医師は医療の世界も行政の世界も知っているというハイブリッドな機能を生かして取り組むことが出来る世界だと思っています。

 時代と地域にマッチした課題に取り組めるという公衆衛生の世界で働いてみませんか。
Posted by 公衆衛生医師確保育成事業班 at 11:00 | 業務紹介 | この記事のURL
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