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公衆衛生医師や行政医師の業務に興味をお持ちの医師・医学生、転職・転科を考えている医師の皆様に向けた公衆衛生医師の業務の紹介を目的とするサイトです。
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また、筆者の肩書は執筆当時のものでありその後異動となっている場合がありますのでご承知おきください。
公衆衛生医師のお仕事や日常を見てみよう!(トップページ)[2099年01月01日(Thu)]
トピックス


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動画「公衆衛生医師のキャリアパスと社会医学系専門医」
(公衆衛生医師サマーセミナーオンライン2020で行われた講演の動画です。



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2022年



公衆衛生医師が日常の業務について日記風に記載します。

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知る人ぞ知る業界誌「公衆衛生情報」にリレー形式で掲載されている
若手公衆衛生医師によるエッセー集です。
よろしければこちらも御覧ください!
(こちらの内容へのお問い合わせについては、当事業班ではお答えできませんので
 ご了承ください。)

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Web制作:令和4年度地域保健総合推進事業(全国保健所長会協力事業)
     公衆衛生医師の確保と育成に関する調査および実践事業
     分担事業者 横山 勝教(香川県東讃保健所長)
(初回公開日:2020年6月18日)
Posted by 公衆衛生医師確保育成事業班 at 00:00 | この記事のURL
【公衆衛生医師の日常】藤井聡太九段の将棋には本当に隙がないのか(福島県相双保健所長 堀切 将)[2022年05月20日(Fri)]
新型コロナウイルス感染症が流行し始めて、はや2年半が経過しようとしています。自身の生活を削るような日々を過ごしてきた行政医師の先生方も少なからずいらっしゃることと思います。時には、仕事を離れた話題に触れるのも良い気分転換ではないかと思い、私の趣味のひとつについての考察を述べようと思います。

○命題はたぶん、真である
この一言で終わらせては余白が広すぎてしまいますので、私では「たぶん」真であるとしか表現できない、ということも含めて考察を続けます。将棋に興味のない方でも、棋士、藤井聡太九段(以下、藤井九段)の名前はご存知だと思います。その藤井九段に関するニュースを見ますと、藤井九段の指す将棋が、「隙がない」と表現されることが多々あります。

ここで疑問なのですが、記者や将棋ファンは、藤井九段の棋譜(対局の手順の記録)を見て、「なんと隙のない将棋だ」と感嘆できるのでしょうか。私の棋力では、藤井九段の棋譜を追っても、どのあたりが他のプロ棋士でも気付けない手なのか、見抜くことができません。アマチュアの高段者であろうと、たといプロ棋士であっても、全ての指し手をきちんと理解できていなくても不思議はありません。それにもかかわらず、プロ棋士も含めた、多くの将棋ファンたちは何故、藤井九段の将棋には「隙がない」と評価するのでしょうか。

○「隙がない」の発生源
今から10年ほど前、2012年4月22日のことです。NHKは毎週、プロ棋士によるトーナメント戦を放映しており、この日に放映された対局は、佐藤紳哉六段(当時の段位。以下、佐藤六段)対豊島将之七段(当時の段位。以下、豊島七段)。その際、各対局者へのインタビューも放映されるのですが、NHKの番組ということもあり、ごく一部の例外を除き、当たり障りのない受け答えになるのが常道でした。

しかし、この日の佐藤六段の内容は衝撃でした。対局相手である豊島七段の印象を聞かれて「豊島?強いよね。序盤中盤終盤、隙がないと思うよ。だけど、俺は負けないよ」と答えたのです。この台詞は、プロアマ問わず、将棋界を席巻しました。その後、どれだけの人たちが公私問わずにこれを真似したことか。当時はまだプロではなかった藤井九段(10年前の段階で、この子は天才だ、と注目されていたのです)すら、対局で負けた後に「序盤、中盤、終盤、隙だらけでした」とリップサービスしているほどです。

ここではご紹介しませんが、この一連の流行をまとめた動画は、巨大動画サイトで簡単に見つかります。そしてその頃から、棋士の棋風や対局内容を表現するのに、「隙がない」と言っておけば、将棋を「知っている人」の意見だと思わせることができるようになりました。以降、時間が経過することでこれらの背景を知らない人も、どうやら棋士や将棋の内容を評価するには「隙がない」という言葉が使われるようだ、と学び、どんどんと拡散していった、と考えられます。

将棋盤.jpg

○豊島七段の強さの証明
将棋に詳しくない方こそ、ここまでで疑問に思うことがありませんでしょうか。佐藤六段の言葉遣いが異質だったとはいえ、「豊島七段が強い」ことや「序盤中盤終盤、隙がない」ことは、そこまで印象に残る言い回しなのでしょうか。このことに言及した文章を、私は見たことがありません。ここを考察してみます。

豊島七段は現在こそ、藤井九段のライバルと目されておりますし、ここ数年の充実ぶりから、将棋界のトップクラスの実力者と言えます。今年度のNHKでの棋戦でも優勝しています。しかし、10年前のまだ21歳、七段の時点で、「豊島七段が強い」と言い切れたのでしょうか。この答えは、是、です。若いプロ棋士が、今後どのくらい活躍できるかを判断する基準はあるのです。プロになった(=四段になった)年齢です。

若くしてプロになった棋士ほど、その後活躍していますし、20歳を過ぎてからプロになった棋士が大きな活躍をするのは稀です。将棋界で、中学生のうちにプロになれた棋士は、今までに5人しかいません。加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治九段、渡辺明九段、そして藤井聡太九段です。藤井九段を除き、全員が将棋界で最も古くからある称号、名人を獲得しました。だからこそ、藤井九段は、プロになった時点からすぐに騒がれたのです。では、豊島七段はどうだったか。

将棋のプロ棋士になるためには、プロ棋士の養成機関である、通称、奨励会の入会試験に合格し、昇級、昇段を重ねて四段にまで到達しなければなりません。奨励会入会試験に合格するには、アマチュアで県代表クラスの実力が要求されますが、豊島七段は、史上最年少の9歳で入会しています。また、プロになる一歩手前、三段に到達したのも、藤井九段に更新されるまでは、これも史上最年少でした。そこから少し足踏みをしたものの、晴れて四段となったのは16歳であり、プロになった平均年齢より十分若い。従って、豊島七段が「強い」ことは正しい、と言えます。

○佐藤六段は真実を述べていた
そして、豊島七段の将棋を、「序盤中盤終盤、隙がない」と評するのは正しいのでしょうか。豊島七段に限らず、将棋のプロになる人たちは、それまでに将棋の基礎はすべてできているわけで、例えば、水泳の個人メドレーの日本代表選手に対して、「バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール、どれも速い」と評するようなものです。

つまり、佐藤六段は実は、普通のことしか言っていないのです。私が佐藤六段のインタビューを面白いと感じたのは、その立ち振る舞いや口調もさることながら、「実は当たり前じゃないか」と思わせてくれたところなのです。

将棋において「隙がない」という表現ができたのは、以上のような経緯があった次第で、当初と様変わりしてのことであったとご理解いただけたと思います。そして、藤井九段の将棋に隙がないのはおそらく正しいのですが、ほとんどの人は、このことをきちんと証明できないまま使っている、ということもご理解いただけたと思います。

○おわりに
それにしてもこの「隙がない」という言葉ですが、最初に佐藤六段が発言し(発生)、テレビ地上波やインターネットで広がり(拡散)、内容が少しずつ変化し(変異)、普遍的に使われるようになった(共存)わけで、これこそまさに、ウイルスが人間社会に馴染んでいく過程そのものだな、と感じる次第です。

 *****

今回の記事は、先日「公衆衛生情報」という雑誌の「期待の若手シリーズ〜私にも言わせて!」というコーナーの原稿を依頼されたのですが、「何を書いてもいいよ」というお言葉を真に受けすぎて書いたものです。公衆衛生と全く関係がないという理由でボツになり、雑誌にはすっかり書き直したものが掲載されています。

実は上記の記事が最初に書いた原稿なのですが、こちらの原稿のほうが力を入れて書いている上に、書き直した原稿は時間に追われての執筆でしたので、やや不本意な出来だったなと反省していたところでした。そんな折に事業班の先生方にこのボツ原稿を読んでもらったところ、面白いからブログに書いてくれと大変ありがたいお誘いを頂きましたので、こちらに書かせていただきました。ご笑覧いただけると幸いです。
(福島県相双保健所長 堀切 将)
Posted by 公衆衛生医師確保育成事業班 at 22:00 | 公衆衛生医師の日常 | この記事のURL | トラックバック(0)
公衆衛生医師サマーセミナー PHSS 2022 今年は3年ぶりの対面開催です![2022年05月18日(Wed)]
今年度のサマーセミナーのチラシが完成しました!
今年は3年ぶりに対面開催が復活します!

○公衆衛生 若手医師・医学生サマーセミナー PHSS 2022
日程:令和4年(2022年)8月20日(土)・21日(日)
会場:都市センターホテル(東京都千代田区)
内容:公衆衛生医師のコンピテンシー/頼るスキル「受援力」と組織づくり/被災地福島の復興再生と保健所/ウクライナ避難民支援と公衆衛生 など
主催:全国保健所長会・日本公衆衛生協会

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豪華ゲストを迎えて参加者との交流を大切に熱いセミナーにするため、様々な工夫を凝らしていきますのでぜひご参加ください。ただし参加者は30名まで。参加申込フォームに書かれた参加理由などを見て選考します。みなさんの熱い想いをお書きください。

セミナーの詳細については、後日全国保健所長会のイベント案内ページ(外部ページにつき新しいタブで開きます)にプログラム等が掲載される予定です。乞う、ご期待!!
Posted by 公衆衛生医師確保育成事業班 at 22:00 | お知らせ | この記事のURL | トラックバック(0)
医学生向けの講義をしてきました(大阪府健康医療部保健医療室 宮園将哉)[2022年05月16日(Mon)]
先日は関西医科大学の1年生の地域枠学生のみなさんを対象に、地域医療セミナーとして地域医療に関する講義をしてきました。これまでもいくつかの大学で毎年講義をさせていただいていますが、ここ数年はコロナ禍の影響でオンラインでの講義を依頼されることもあり、教員の先生方の日々のご苦労を体感させていただいていました。


関西医大については、感染拡大の時期を避けて講義の時期を設定されるなど、他の大学に比べてもかなり工夫をされて毎年対面授業の機会を確保していただいていましたが、やはりオンラインに比べると対面では学生さんのリアルな反応を見ながら講義ができるので内容にも緩急をつけやすく、対面授業のほうがいいなと感じてしまうのは私自身がすでに若くないからかも知れません。

関西医大では、大阪府の地域枠だけではなく、静岡県や新潟県の地域枠や大学特別枠の学生さんに対して毎年このようなセミナーを開催されていますので、彼らがこれからの学生生活の中で単に医学の勉強をするだけではなく、このような機会を通じて地域での医療の現状について理解を深め、将来の進路を考えたりや医師としての心構えを身につける参考にしてほしいと思います。


私の場合、この大学以外にも関西のいくつかの大学で非常勤として講義なども担当させていただいていますが、他府県においても各大学医学部では地元の保健所長などの公衆衛生医師を非常勤講師に招いて、社会医学や公衆衛生分野の中で地域保健や保健医療行政に関する講義などの取り組みが行われています。

また、コロナ禍のために最近2年ほどは中止されていることもあるようですが、社会医学や公衆衛生学の実習として、実際に保健所へ行って実習を行ったり、インターンシップとして都道府県庁などで業務体験を行っている大学もあると聞いており、大阪府でもいくつかの大学から毎年のように学生実習を受け入れています。

多くの医学生さんは、学生時代の私のように社会医学や公衆衛生学に全く興味がない方がほとんどだと思いますが、たまたま聴いた私の講義が何かのきっかけになって、将来私たちと一緒に仕事をしてくれる公衆衛生・行政医師が1人でも増えるといいなと思っています。

(大阪府健康医療部保健医療室 宮園将哉)
Posted by 公衆衛生医師確保育成事業班 at 22:00 | 業務紹介 | この記事のURL | トラックバック(0)
【公衆衛生医師の日常】受援力(北海道保健福祉部地域医療課・地域保健課・感染症対策課 村松 司)[2022年05月14日(Sat)]
今回は公衆衛生医師のお仕事の紹介ですが、私の仕事ではありません。

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当事業班のメンバーで、公衆衛生医師仲間でもあります、神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科の吉田穂波先生の執筆された本です。

私達公衆衛生医師は、災害発生時には自分たちのお膝元をしっかり守ることはもちろんのこと、被災地におもむき現地の公衆衛生活動の支援を行ったりします。「支援」という言葉がわからない方がいないと思いますが、「受援」という言葉は、この被災地公衆衛生支援活動(いわゆるDHEATと呼ばれる活動です)の研修を経て初めて知りました。

ただ、この本に書かれているのはそのような大きな話ではなく、普段の生活や仕事の中で「人に頼る力」の必要性とその効用についてです。自分の「弱さ」を許せないと、きっと他人の弱さも受け入れることができません。

「弱さ」を持つことは決して悪いことではなく、それをしっかり認識し、受け入れ、そして他人を頼るスキルを学ぶことで、とても心が楽に、軽くなります。そんなことを思い知らせてくれる本でした。

このブログの性質上、書籍販売サイトへの直リンクは避けますが、検索ですぐに見つかりますし、電子書籍でも読めます。

こういう本の執筆もまた、「公衆衛生医師のお仕事」です!

私の個人ブログの文章を一部修正の上転載したものであることをご了承ください(村松)
Posted by 公衆衛生医師確保育成事業班 at 00:17 | 公衆衛生医師の日常 | この記事のURL | トラックバック(0)
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