令和1年9月10日
保護者各位
特定非営利活動法人ピアファーム
理事長 林 博文
9月8日「第11回夢の果実コンサート」のお礼
第11回夢の果実コンサートでは、保護者の皆さんに暑い中、駐車場、販売等の担当をして頂きありがとうございました。皆様のご支援のお陰で事故もいなく終えることができましたことに心より厚く御礼を申し上げます。
1. 夢の果実コンサートの由来
2009年(平成21年)3月に農林水産省農村活性化人材育成派遣モデル事業の「田舎で働き隊!」で長野泰昌他1名の方がピアファームに体験農業で来られました。1週間メンバーと一緒に働き、とてもピアファームで働く人たちや仕事を気に入ってくださりました。そんな思いを「夢の果実〜So Sweet〜」に込めて作って頂きました。その曲を記念してコンサートをよねくら梨園の駐車場を会場に開催したのが第1回でした。それからあわら市市民文化館を会場に開催してきましたが、第8回目からは観光ブドウ園「あわらベルジェ」開設と同時に「あわら・坂井のうふく連携協議会」の主催として開催してきました。
第1回目のコンサートを契機にメンバーの要望で毎月1回パーカッションを教えてもらうようになり、毎回コンサートで歌と演奏を皆でするようになりました。毎月1回の練習、リズム、歌の練習をとても楽しみにしており、ピアファームで働くことを支える原動力にもなっています。
2. 夢の果実コンサートを開催する意義と役割
毎月一回パーカッションの練習をして9月にコンサートで長野さんたちと一緒に演奏することがピアファームの一大イベントの一つです。そのことで法人の理解促進が図られました。障がい者福祉サービスを担う団体として、農業で働くメンバーの姿をこうしたコンサートを通じて市民にアピールしてきました。このことで、ナシやブドウの販売促進につながっています。
働く上での文化、教養としてもコンサートの取り組みがピアファームのクオリティーの向上を果たしていく大きな役割を果たしています。こうした活動がピアファームの働く質やメンバーへの支援、虐待防止、人権意識を向上に結びついています。これは表面には出てきませんが、特定非営利活動法人ピアファームの根底を支える土台でもあります。
農業、働く、就労継続B型事業でこうした取り組みをやっている団体は少ないと思いますが、こうした取り組みがピアファームを支えています。
3. ピアファームがこれからめざすもの
1)働くことを支える
メンバーの「働くことを支える」ことがピアファームを最大の役割です。月平均工賃給与はあわら、三国事業所も4万円を越えています。月一人5千円の就労継続B型事業では年間6万円ですが、ピアファームは月4万円で年間48万円です。障害基礎年金2級で月65千円、年間779千円を合わせますと一人年間110万円をクリアしていけます。
2)生きがいをつくる、働きやすい環境をつくる
気持ちよく働ける環境、安全に働くことも法人の大きな役割と考えています。2019年のピアファームメンバーの出勤率は92.8%、産直メンバーは72.6%となっています。ここで働くこと、過ごすことが生きがいと思っていただけるような環境、条件を大切にしていきます。このことは有形無形の流れでコンサート活動とつながっています。
4. 最後に
1)15周年記念コンサート(2023年)を企画したい
敦賀市まで北陸新幹線が開通する2023年にピアファーム15周年記念コンサートを一つの区切りをつけて、あわらベルジエのイベントとして継続していきます。
2)コンサートの協力、作業ボランティアについて感謝をしています。
第11回夢の果実コンサートでは暑い中ありがとうございました。いつも元気に応援して頂ける保護者の方には心より感謝申し上げます。何らかの形でお礼をしていきます。

熱唱の長野さんたち



皆で歌う