農業について 〜 いつも思っていること 〜
山里で育った私は、祖父母につれられて畑や田、炭焼きの仕事につれていってもらい、そこが幼い私の遊び場だった。山菜、花、木々、キノコ、田や畑のことなどを遊びとして教えてもらい、手でふれ、匂いを感じ、目で追った記憶が脳裏に焼き付けらいます。
これが農家の人手をして小学校の時から使われると、遊びたいのにと思いから田や畑の仕事段々と嫌になっていった。でも小学校高学年から田を耕す耕運機の操作をして田んぼに入っていたが、機械操作はとても興味があって楽しかった。
山の棚田でしたので、小学校の時から稲や道具を運ぶために背負ったりすることやらされ、夜遅くまで刈り取った稲を稲架に干す作業をしたこともありました。夜の月明りで、父に稲束を干すのを手伝っていると、キツネが「コーン、コーン」と啼いてとても不気味だった。高校の頃に読んだ大牟羅良さんが書いた「もの言わぬ農民」の姿が私が幼い頃の暮らしにあった。
これが私の農業の原点ですが、幼いころの農業の大変さを体験しましたので、これまでの生活でこのような大変さはないです。だから、今は感謝をして農業ができることに本当に感謝しています。
