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令和3年度就労継続支援B型事業所都道府県別平均工賃の全国トップは福井県!!よく頑張りました。 [2023年02月23日(Thu)]
令和3年度就労継続支援B型事業所都道府県別平均工賃の全国平均は16,507円でした。その中で福井県は22,093年で全国トップに返り咲きました。福井県の皆さんおめでとうございます。たかが月平均工賃と言うかも知れませんが、私たちの志がこうした形になることは誇りでもあり、嬉しさと感謝で一杯です。
農業に特化した就労継続支援B型を継続して15年、就労事業は事業と支援を同時に進めることでなりたっています。どんなに障害が重くても働きたい願いを実践化していくのが私たちの役割です。
これを励みに今年も頑張り、精進していきます。

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第W期のテーマは「事業継承」 [2023年02月12日(Sun)]
天気は良いので、ついつい農園に足が向いてしまします。気温が高めの日が続いていますが、ナシの花芽も少し膨らみ春の香がしてきます。ピアファームを創設して15年になりましたが、これまで5年こと事業期目標を掲げて取り組んできました。第T期2008年〜2012年は創生期、第U期2013年〜2017年人材育成期、第V期2018年〜2022年は事業展開期として取り組んできました。
今年から第W期2023年〜2027年は事業継承期としています。「事業承継とは、会社の経営権や理念、資産、負債など、事業に関するすべてのものを次の経営者に引き継ぐこと」ですが、農業に特化した就労継続事業、利用者就労支援、農業、販売と運営と経営など多岐にわたるこの事業の継承、農地をまもり就労支援を維持していくことはそんなに簡単ではないかも知れませんが、時は過ぎていきますので乗り遅れはできないと思っています。
つぶやき 23.02.04 K君と25年と一緒に働く [2023年02月04日(Sat)]
  K君のお母さんがサービス管理者と面談にこられて、少し立ち話をする。親としてはグループホームに利用を進められ見学が体験をさせた。息子は親元を離れ小さい時から寮生活してきたので寮に入ることを正面から嫌がっていないが、その体験以来とても生活態度が変わったとのことを話された。本心はやはり今の生活を少しでも長くと思っているようです。ゆくゆくは独り立ちの生活をしなければいけないが、少しでも長く家族生活で過ごさせて欲しいとお願いした。
彼とは高等部を卒業してから25年のお付き合いで、いつも彼と軽トラックに乗り畑に出掛けていました。私の作業のやり方をジッと見て覚え、スピードは遅いですが確実にやり方を習得してくれました。
  入所施設勤務15年、福祉工場・通所授産勤務を16年の間にグループホーム6か所設置してきましたが、暮らしの在り方は様々です。自立生活としてGHを設置してきたが、最近はできるだけ長く親と暮らすのも良いと思えるようになってきました。K君とは25年一緒に働いているが、彼のおかげで救われていることが沢山ありました。作業をしているとボーっとしている、居眠りもあるとダメな部分だけ言われますが、彼なりに懸命やっている面も見てほしいと思っています。

Posted by ピアファーム at 13:44 | 作業日誌より | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
つぶやき 23.01.25  助成金の応募申請をしました。 [2023年01月25日(Wed)]
 毎年、助成に応募させて貰っています。採用されないことも多々ありますが、助成事業を応募申請させて頂くことで、事業目標、目的、方法を事業体として精査していくことがとても大切になります。これまでを総括して、新たに挑戦していくことの厳しさや大変さもありますが、応募申請することで次の事業展開を考える良いテーマになります。
  創設からこれまで助成金を活用して
工賃給与向上の目標を達成してきました。これも各団体の皆様のお陰と感謝しています。助成金を賜るのは、事業が成功するから助けるために応援してくださることと解釈しています。採択されなかったことは「まだ、計画が甘い、もっと研究の余地がある」とご助言してもらっていると思っています。でも応募できることに感謝です。
Posted by ピアファーム at 17:31 | 雑感 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
農福連携実践の新たな段階へ [2023年01月22日(Sun)]
  農福連携の実践を体験、学びたいと希望する若者2名が当法人で働くことになりました。これまで農福連携で働くスタッフが来ることはありませんでした。千葉大学の吉田行郷先生たちが農福連携を提唱して早、10年が過ぎましたが、これまでの農福連携を普及や実践が広まったことに感謝です。2人の若者を見ていると、多様な課題をもつ方と接し方がとても自然で、人のかかわりや一緒に農業で働くことで答えはわからなくても何かを得たいの想いがあるようです。一緒に働き、伴走することで多様な課題をもつ方のニーズや力を付けていくこと応援していく仕組みを習得していきます。
  私たちの農福連携の取り組みは就労支援+農業・栽培・販売実践です。当法人を道場、修行の場として、また新たな形で農業と就労支援の農福連携を広げ継承してほしいと願っています。これまで通所授産、福祉工場、農業法人で取組んできた農福連携実践が新たな段階に入ったのでと思っています。
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カメラ昨年に体験実習の際の写真です。
創業・起業して思うこと [2023年01月11日(Wed)]
 創業・起業して思うことは、納得して取り組めること、そしてそのことに感謝をしています。これまで出る杭は打たれるとの場面に多くあり、嫌気がさしていました。上司の指示で懸命に取り組んでいると足を引っ張るのはいつも同僚でした。
その人たちは評論や小田原評定はしますが、決して手を出さないことも多々ありました。また、福祉の世界はあまり一生懸命取り組むと煙たがわれました。「福祉、障がい者だからほどほどでよい」がありました。今もあるかも知れません。自分ができないこと、作業はうまくいかなかったことを障がいのある人のせいにする場面を本当によくありました。やり方次第ではもっと力を伸ばすことが多くできるはず。そんな思いで創業・起業したのですが、言いすぎかな。
工賃給与の向上が事業目標で、そのために事業収益を拡大していくことが命題としていますが、別にスタッフやメンバーに𠮟咤激励をするわけではありません。伸ばす方向、その人の特性を見極めていくことが一番大切だと持っています。
創業・起業してスタッフやメンバー、地域の人たちと共に仕事ができることが一番感謝していることです。
令和5年 年頭所感 [2023年01月07日(Sat)]
 本年もよろしくお願いいたします。皆様にとって今年もよい歳であることをご祈念申し上げます。令和5年も頑張ります。      
              令和5年度 年頭所感
1.はじめに
 昨年は4月に産直市場ピアファーム新築移転、11月にピアファームはあわら市波松の農園に事業所移転と2か所の事業所移転を無事終えました。多忙な中で移転事業を完了できたことは、皆様のご支援の賜物と感謝しております。
 今年は事業所移転をベースによりよい就労支援と農産物栽培と販売を少しずつ拡充に努力していきます。

2. 多様な課題をもつ人たちの暮らしや就労ニーズに応える 
1)月平均工賃給与の向上 
就労継続支援B型事業として就労を基本とした支援として工賃給与向上を事業目標に掲げて利用者の働きたい願いに応えています。障がい基礎年金と工賃給与で月10万円を保障していくことをめざし、そのための事業収益向上に取り組んでいます。就労支援事業で梨やぶどうの栽培生産や農産物直売、惣菜や弁当の販売を通じて地域振興をしていくことでメンバーの工賃給与向上を図っています。

2)メンバーをめぐる支援の働き、暮らす課題
 昨年は3名の方が退所されましたが、2名は家族の高齢化により生活を入所施設に移しました。また、2事業所で5名方が一人暮らし、2名がグループホームで家族から離れた生活をしています。
 法人創設から15年、青年期から壮年期に入りこれまでの暮らしが加齢と共に変化をしてきました。また、多様な課題をもつ方もメンバーに加わりこれまでは違った様々な課題と直面している方も増えてきています。

3.10年後に向けて、これからを見据える
 より良い支援は、法人のより良い運営と経営から生まれます。しかし、常にベターな運営や経営になっていない時もあり、飛行機に例えるとエンジンが4基あって1基のエンジンが故障してもうまく飛行していくように、エンジンが運営と経営ならば、飛行がより良い支援にあたります。
 これからも農業と販売の就労継続支援で工賃給与向上を達成できるように事業収益の拡充を図っていきます。また、農業と販売のなかで多様な課題をもつ方の働きたい願いを受けて、よりよい伴走をしていきます。混迷している時代、荒廃していく社会であるがゆえに、しっかりと将来を見据えていきます。
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 小寒ですが、少し暖かいです。
Posted by ピアファーム at 16:01 | 作業日誌より | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
今年1年のお礼 [2022年12月31日(Sat)]
松永 正昭  様
 
                1年のお礼
 
 今年もはや大晦日を迎えました。1年間ありがとうございました。大きな事故や怪我なく無事に、一年間を終えられることはこの上ない幸せです。
夏にはナシのご注文を沢山いただきましてありがとうございました。ナシ、ブドウも順調に栽培販売を終えることができました。今、ナシ、ブドウ剪定の作業の合間に白ネギの収穫と販売をしています。13年ほど前から白ネギ栽培を始め、今が出荷のピークになって冬場の稼ぎの一つになっています。
 4月に産直市場ピアファーム移転新築オープンをしました。何とか移転営業を若いスタッフやメンバーが頑張ってくれていることに感謝しています。あわらの事業所は移転に伴って、湯の街内で物件を探していました。最終的には農園に事務所を移しましたが、農園で活動している傍に事務所をおくことが物心両面から良かったと思います。
当たり前のことですが、メンバーに寄り添う支援はより良い経営と運営がベースになっていることがこの15年でよくわかりました。一時は思うように利用者が集まらず、経営の危機的状況もありましたが何とか乗り越えることができました。就労継続支援事業の面白さは、より良い支援をしていくための経営と運営のち密さ、仕掛けや挑戦にあると思っています。支援、経営、運営、安全、果樹栽培も忖度でなく、打算でもなく、愚直に手を抜かずに挑戦していくことで何とかできるのではないかと思っています。
でも、前職での田中理事長さんや松永専務理事さん、大西専務理事さん、故吉岡理事さんのお陰で今があり、相談や見守りがあることが、今の事業に繋がっています。写真は農園に移転した事務所です。
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                              合   掌   林 博文
Posted by ピアファーム at 13:12 | 作業日誌より | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
つぶやき 22.12.29 クリスマスケーキ美味しかった [2022年12月29日(Thu)]
  事業所のクリスマス忘年会にメンバーにクリスマスケーキを配ったところ、利幸さんが「これまで20年間暮らして初めてクリスマスケーキを食べました。美味しかったです。」と言っていたのを聞きました。3か月前まで企業に勤め、低賃金で健康保険や年金も掛けることなく障がいを理由に酷使されてきた彼でした。両親も亡くなり一人暮らしでケーキも食べたことが無かったようでした。
ピアファームで働くようになり、きちんと食事もとれるようになったとのこと。よかった。でもこんな田舎で貧困、生活困窮が身近にあるのかと思い知らされた次第です。社会問題としての貧困を学生の頃に習ったが、社会が変わって進化しても貧困が無くならないのが現実であることを思い知らされました。もっと早くこの状態がわかっていたらと思うが、家族や親族からも疎外された面もあるのでしょう。就労継続支援事業の一つの側面を担うことの大切さを知りました。

Posted by ピアファーム at 16:34 | 作業日誌より | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
経営者は孤高、孤独 [2022年12月24日(Sat)]
15年の歩みを振るかえってみると、経営と運営を担う働きは前職時とスタンスは同じでした。いや、前職で支援、経営、事業などを習得できたから今があると思っています。経営は順調ではない時は、多くの方に助けていただいたことは忘れることが出来ません。特に資金的に日本政策金融公庫農林事業部の皆さんには県農林水産部の方を巻き込んで「農福連携実践をしてるピアファームを潰さない」と言ってくださり、ご支援頂いたことに感謝をしています。
 経営者として運営している者にとって、安全・無事故で運営できるように24時間、365日気持ちを外さないように、常に「まさか」は起こると思って気を引き締めています。そうしたことで安全・無事故、とよりよい支援ができると思っています。経営者は孤高、孤独なものですが、それを乗り越えることも大切な継続の一歩でもあります。
 でもこうして16年目を迎えることができることが、感謝です。