パニックとADHDの特性は違う
パニックとは、不安や恐怖、葛藤が強く生じ、自我が圧倒されて制御不能な状態になること。
全身を使って、大きな声で泣きわめく、周囲の物を投げる、壊す、他者への攻撃的な行動などで、激しい興奮状態になり、自閉症スペクトラムの子に多く見られます。
このパニックの症状は、ADHDの多動・衝動性と似ているため、その特性が出たと勘違いされやすいです。
ADHDの症状としてのパニック行動は、
周囲から見て、なぜそのような行動が出たのか理解できる場合がほとんどです。

例えば、
・一番になりたかったのに、なれなかった
・予期しない大きな音や声が聞こえた
・ゲームで負けた
・自分の行動を頭ごなしに否定、拒絶された
・苦手な課題、新しい課題ができない
・いつもの違う日程が指示された
・おもちゃの取り合い
通常は、
「動揺期」爪や唇を噛んだり、不満げな様子、など
「暴発期」大声を出す、人をぶつ、物を壊す、など
「回復期」自責の念を抱いたり、不機嫌になったり、疲れて眠るなど
この3段階を通過します。
この「動揺期」の時点で、その場から離す、冷静さを取り戻せるように、
予防的環境づくりの対応すれば、パニック行動の多くは予防できます。
「暴発期」は、静観して、おさまるのを待つしかないのです。
なかなか本に書いて有るようには、上手くはいかないことが多いですが、
大人が、冷静でいることが、大事です。
大人が、冷静でないと、なかなか収まりません。
参考:「これでわかる ADHD」榊原洋一監修 成美堂出版
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posted by 佐藤 at 08:19|
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