一般社団法人　ペアレントサポート　旭川

子どもの成長発達に合わせた関り方をしてほしい

旭川で「子育て」や「発達障害」の
学びの場を提供している
一般社団法人ペアレントサポートです
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特にお父さん
昭和の家庭で育った「叱る教育」怖いタイプ
平成の家庭で育った「褒めて叱らない教育」優しいタイプ
昭和でも優しいお父さんはいたけど、多いタイプとして…


子育てって、０歳から１８歳


０歳から３歳までは、叱る子育てをすることで、恐怖感を付けてしまうと、愛着形成や好奇心、脳の発達に影響します

３歳から６歳は、好奇心とチャレンジ、失敗の繰り返す時期、叱ってばかりいると、チャレンジしない子になります。教える時期です。
もちろん、危険なことなどは、「叱って+教える」ことも必要です。

０歳から６歳までは、叱る子育てよりも、褒める子育て、一緒に遊ぶ子育てを意識してほしいですね。


「怒る」「叱る」「教える」
私は、こんな風に考えています。
・「怒る」は、怒りの感情をぶつける、言葉に乗せる
・「叱る」は、ダメなことだと、強く伝える（子どもは自分自身がダメだと思い不安になることがある）
・「教える」は、何がダメで、なんでダメなのか、どうしたらいいのかを伝える、見せる。


小学生に入ってからは、
思考力も発達してくるので、自分で考えることが重要になってきます。
もちろん、幼児期から、自己主張でき、自分で選んだり、考えたりできるようになってきます。

幼児期に、厳しいしつけをすると、親や大人の顔色を見ながら、親や大人の言う通り、怒られない方法を考えるようになります。この状態は、実は、脳の発達にすでに影響を受けています。






小学生からは、自分で考えて、行動できるように、
大人が見本を見せたり、その行動の理由、背景を教える、
社会や世界、様々なことを教えていく時期です。
だから、学校で勉強したり（学校でなくてもいいけど）
友だちと遊んだり、ケンカしたり
親や大人と、様々な体験をしたりして
脳は人との関係の作り方や、自分と向かい合う力をつけていきます。


時には、卑怯な考えが浮かんだり
ちびまる子ちゃんの「悪魔の声」「天使の声」のように、考えたり、葛藤したりする時期です。

このころには、「みんなで」「頑張る」などの、
自分の本当にしたいことを我慢して、人に合わせる、努力する、ということが必要になってきます。そして、交渉する力も。


２歳のイヤイヤ期、いつもの物、場所、順番、所有等にこだわります。これは、社会に出てからの、秩序の練習の始まりなのです。

小学生からの、みんなに合わせて、頑張るは、社会に出てから、必要な力です。
苦手なところは、サポートを受けたり、回避することも、自分の思いや状況を伝え交渉する方法も教えていく時期です。


人は、子どもは、自分の都合の良い方向へ、物事を進めようとします。
時には、人を傷つけたり、迷惑をかけたり、人として良くないことをしたり、
そんな時は、しっかり怒る、叱る、してほしいのです。
もちろん、叱る大人が、見本を示せる人であること（自分を棚に上げては、子どもに不信感をいだかせます）

叱られた理由を、考えさせることが大事です。そして、そのことについて、ちゃんと話をしてほしいのです。向かいい合ってほしいのです。
なぜ、怒ったのか、どんな大人になってほしいのか、
そして、子どものいいところも、ちゃんと伝えてあげてください。


中学生になると、自分を一人前の人として見てほしい時期になります。
これは、別の機会に書きます。


ちいさいころは、褒められることが多かったのに、
小学生になると、叱られることが増えて、
当たり前でしょって、褒められたり、認められることが少なくなります
（子どもが、褒めてほしい所を、褒めてね）


怒るしつけも、優しいだけのしつけも、極端は、子どもの成長にはよくありません。

子どもの成長に合わせて、今、褒めるときか、叱るときか、教えるときか、見守るときか、
そして、発達障害、HSC（人一倍敏感な子）タイプには、それを含めて、今、どのように関わればよいか、考えてほしいのです。



子どものすることを、時には放っておくことも大切な時もありますが
子どもの心を放っておくと、後で大変なことになります。

子育ては、１８歳までの「心を育てあげる」大事な時期なのです。


お父さんも、お母さん任せにせず、子育ての仕方を話し合ってほしいと思います。