• もっと見る

2023年09月12日

「わかったから、ちょっと待っててね」

「子育て」や「発達障害」の学びの場など提供するペアレントサポート旭川です。
総合案内は こちら
*******

幼児期の子どもや特性のある子が
「ねえ、これやって〜」と言ってきたとき
すぐ、応えてあげていますか?

「わかったから、ちょっと待っててね」
って、待たせていませんか?



子どもにとっては、
「わかってくれていない」と思って、
もっと、大声で「ねえ、これやって〜!」と、エスカレートしていきます。



ちゃんと目を見ていますか?

「○○がやりたいのね」と
子どもが求めていることを具体的な言葉にしていますか?

そのうえで
できるだけすぐに対応してほしいのです。



幼児期は、「今」しかないのです。
「もう少し先」というのは、見通しが立ちません。

「後で」は、「果てしなく先であり、拒否されたと思います」



そうなれば、子どもは、不安で仕方ありません。
余計、騒ぎます。ぐずります。


言葉で上手く伝わらなければ、手も出ます。
手は出したくて、出しているわけではありません。
わかってくれないから、出てしまうのです。


そのことを、わかってあげてほしいです。


しっかり、子どもの目を見て、
子どもの気持ちを「しっかり受け止めてあげてください」


子どもからの可能な要求には、
「嬉しそうに、すぐさま、応じてあげる、プラス、子どもに関心を向けた言葉や態度を示す」と、子どもは、自分は大事にされていると思い、満足します。安心します。
すると、「ママ、もうあっち行っていいよ、お仕事していいよ」と言ってくれます。

「嬉しそうに」が、ポイント!

すぐ応じてあげられなかった時にも、
応じる時には「嬉しそうに」


「子どもに関心を向けた言葉や態度を示す」は、
例えば、車のおもちゃを高いところから、とってほしいという要求なら
車をとってから、「この車かっこいいよね。○○ちゃんのお気に入りだもんね。ニコッ」


もし、無理な要求なら
例えば、おじいちゃんの大事な置物(壊れやすいもの)を触りたいと言ったら、
しっかり子どもと目と目を合わせ、
「○○ちゃんは、これを触りたいのね」
「でも、これは、壊れやすくて、おじいちゃんの大事なものから、触れないの。見るだけはOK。ママと一緒に見ようね」
それでも、ダメなら、別の部屋に連れていく、別のことに興味を引かすように、します。


omocha_kamifuusen.png



先日、研修交流会で、ご一緒したご家族との話ですが、
3歳の女の子が、紙風船をもらい、ママに膨らましてもらいました。


手に持ったその膨らんだ紙風船をグシュッと、つぶしてしまいました。

ママは「なんで、つぶすの。膨らましてあげたのに…」とイラッ。



その子は、手の上の紙風船を見ています。

私は「もしかしたら、自分で膨らませたいのかな」と言うと

その子は、風船の空気を入れる穴を探しているようで、ママがここだよと教えてあげました。

何度も、挑戦しているうちに、自分で膨らませることができるようになりました。



そして、その子は、もう一つ新しい紙風船を見つけて、「ほしい」といいました。

ママは「一つあるから、いいでしょ」と。


でも、取り上げずに見ていると、

その子は、自分できれいに膨らまし、両手で大事そうに持って、隣の席の女の子にあげに行ったのです。

私とママは「○○ちゃんに、あげたかったんだね」とにっこり。



子どもの行動には、子どもなりの理由があります。



それを、感じる力、余裕、意識したいですね。





るんるんランキングに参加しています。
ぜひ応援のため「クリック」してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 旭川情報へ
にほんブログ村

るんるん問合せ・申込み先  peasapo403@gmail.com

るんるん個別相談 こちら

るんるんペアサポ公式LINE こちら

るんるんあざらしらぼ公式LINE こちら
(発達障害当事者支援者による勉強会はこちら!)

るんるんHappy🧡color公式LINE こちら
(カラーを味方につける方法を配信しています!)

るんるんくる〜る公式LINE こちら
(こころを豊かにする魔法使い)


posted by 佐藤 at 04:23 | TrackBack(0) | いいね | つぶやき