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中学生の反抗期、思春期に悩む親御さんは、本当に多いです。
そこで、先月開催した「中学生期のお話」の内容を少しずつ連載していこうと思います。
「子どもに学ぶ家庭教育」と言われる「東京家庭教育」の視点を中心に書いていきます。
この時期の子育ての難しさは、元々子どもの成長過程で起きる思春期特有の反抗と、その子の気質や発達特性、その上に養育環境、人間関係、社会環境、SNS・・・色々なことが絡み合い、複雑になっています。
どうしても、表面に見えている反抗や問題行動に目が向いてしまいがち。
見えていない部分の一番大事な「この時期の子どもの精神的発達段階」を知ることで、少し見え方や関わり方が変わっていくかと思います。
まず、思春期特有の状態を知って、そのうえで、積み重なっている、複雑化した問題に対応されるといいと思います。
そこで、思春期である中学生の時期の子どもの心と体が、どのように成長するのか、どう対応したらいいのかを、連載していきたいと思います。
1 児童期から中学生期へ
2 身体的特徴
3 思春期症候群
4 3つの心理
5 仲間意識
6 反抗
7 不登校
1 児童期から中学生期へ
児童期(小学生)までは、心と体が、ほぼ釣り合いの取れた発育をしていて、比較的育てやすいのですが、
中学生に進む年ごろになると、身体的な面でも、精神的な面でも、大きな変化があり、子どもを育てる上で一番難しく、そして大切な時期でもあります。
今まで、自立や遊びに夢中になっていた児童期の努力の方向が、中学生期では、自分はこうありたいと思う理想我に向かう時期になります。これを自己確立の時代ともいいます。
この時期は、人間成長の精神的な発達において非常に大切な時期であり、自分の心の内面も見ることができるようになります。
一方、自己保存のための自己中心的な考え方や種族保存の本能も現れ、他愛の精神も出てきて、ものの考え方がだんだんと深まり、筋道を立てて論理的に考えられえるようになります。
それだけ、脳も複雑に、高度に、成長しているということです。
そして、自分と自分以外の人(家族以外の人)との関係を意識する人間らしい時期で、これが精神的離乳期ともいわれる点です。大人への大きな階段です。
親に対して、ろくに返事もしない、口を開けば暴言や頭にくる言動・・・悩む母親は多いですよね。
でもね、その反抗的態度をとれるのは、自分を見捨てないでくれると信じているから、なんだそうです。
見捨てられるという不安のある子、親を信じていない子は、親の前ではいい子にします。
では、何で、あんなにひどいの? と思うでしょ?
それは、子ども自身が、どうにもならない体と心のバランスの取れないこと、精神的にも成長してきたからこそ、思い悩み苦しんでいるのです。
第一の誕生期は、言うまでもなく、この世に出てきた身体的誕生です。
中学生期は、人間らしさを確立する、自己確立の時期。精神的誕生の時期と言われています。
明日は「2身体的特徴、3思春期症候群」のお話をします・・・
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posted by 佐藤 at 03:17
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