子育てを楽しくするための勉強会を
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(資料より)
子どもの癇癪は大事な成長過程 こどもまなびラボ
(後半)
★子どものかんしゃくへの対処法
大勢が見ている場所で子どもがかんしゃくを起こすと、いたたまれない気持ちになり「なんとかして静かにさせなければ」「早くこの場から立ち去りたい」と焦ってしまいますよね。しかし、親が焦れば焦るほど、子どもはますますヒートアップして手がつけられなくなります。
子どもがかんしゃくを起こしたときの対処法は、ひとつではありません。お子さんの様子や成長の過程を見ながら、その状況に適した対処法を見つけ出しましょう。いくつか実践例をご紹介します。
★「イライラしたときはどうする?」と事前に聞いておく
いざかんしゃくが起こってしまうと、納めるのは大変です。ですから、まずは事前の対策をしっかりと練って、かんしゃくを起こさせないように先回りして対処しましょう。
おすすめは、子どもの状態が比較的落ち着いているとき、親子で「かんしゃくが起こったときにどうするか」を決めておくこと。前出の伊藤明子先生によると、「イライラしたり、起こったりしたときはどうする?」と聞き、子ども自身にどうしたらいいのかを決めさせるといいそうです。お気に入りのぬいぐるみやタオルに触る、空を見上げて深呼吸するなど、本人が考えた対処法であれば、スムーズに気持ちが切り替わってクールダウンできるでしょう。
★時間や回数など、具体的な数字を伝える
親の声掛けひとつで、子どもはかんしゃくを起こさず、落ち着いてその場を切り抜けられます。たとえば、「まだあそびたい」と駄々をこね始めたとき、「急いでいるからダメ!」「早く帰るよ!」と頭ごなしに言うのはもちろんNGです。また、「じゃあ、ちょっとだけね」と、一見理解を示したような声かけもよくありません。子どもには「ちょっと」や「少し」といった曖昧な感覚が伝わらないので、「5時になったから、急いで帰らないとね。」「じゃあ、あと3回滑ってから帰ろうか」などと、時間や回数など具体的な数字を出して伝えましょう。
★気分転換をはかって気をそらす!
東京家政大学子ども学部教授の岩立京子先生は、子どものかんしゃくには、「気をそらす」というテクニックが有効だと述べています。具体的には、次の様な方法が効果的だそう。
スーパーでお菓子を買ってほしいとこどもがかんしゃくを起こす→泣いている子どもを抱き上げ、駐車場の車に連れて行くなど場所を移動してから、「あれが欲しかったんだよね」と子どもの気持ちに共感してあげる→少し時間が経ち、子どもが疲れて落ち着くタイミングがやってきたら、ジュースをあげるなど気分転換をはかって気をそらす

「親に怒りなどの感情を受け止めてもらい、調整してもらってきた子どもは、自己の情動を調整できる傾向が強い」と岩立先生。こういったプロセスを繰り返すことで、子どもは自分の情動をコントロールする術を身につけられるようになるそうです。
★「大声で叱る」「ご褒美で釣る」のは絶対にNG
激しくかんしゃくを起こす子どもに、ついイライラしてしまうのは当然です。しかし、ここで「もう知らないからね!」と無視をしたり、「いい加減にして!」と大声でしかったりするのは、結果としてさらに親御さんとお子さんを苦しめる事につながります。
子どものかんしゃくを無視するということは、こどもの本当の気持ちに向き合っていないのと同じです。市川先生は「わかって欲しいのに、わかってくれない」「聞いて欲しいのに、聞いてくれない」という挫折感が子どもの心に広がると、次第に自分の気持ちを人に伝える事を諦めるようになると警鐘を鳴らしています。
また、いくら暴れて騒がしくしていたとしても、ご褒美で釣るようなこともおすすめできません。伊藤先生によると「○○をあげるからいい子にして」とその場を収めることを繰り返していると、子どもは「かんしゃくを起こしたらご褒美がもらえる」と勘違いしてしまうそう。子どものかんしゃくには、毅然とした態度で向き合う事を心がけましょう。






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posted by 佐藤 at 02:05
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