旭川で発達障害のある子もない子も
子育てを楽しくするための勉強会を
開催しているNPO法人ペアレントサポートです
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愛着障害の専門家、米澤先生によると
自閉症は、認知の障害
ADHDは、行動の障害
愛着障害は、感情の障害
〜愛着障害〜
愛情を感じ貯める「器」でいうと
*正常(安定愛着タイプ)は、
器で言うと、コップ、お椀の様。
注ぎやすいし、注いだ分貯まります。
その子によって、大きさはまちまちだけど、
ちゃんと貯められます。
(器が作られる時期、大事です)
★虐待による愛着障害タイプ
愛着形成障害では、器ができていない。
器が出来ていないから、
愛情を注いでも貯めることはできない。
幼少期からの不適切な環境の中、育った子で、
今まで愛着障害といわれてきたタイプ
(時間はかかるけど、修復可能)
★安全安心が不十分タイプ
壺のように口が狭く、底に穴があいている器。
愛情が、なかなか入りづらく、底に穴があるから貯まらない。
元々の子どもの気質に、
親の育て方との相性。
子どもの感情が育つ時期に、
十分な安全、十分な安心な感覚を持てなかった。
この人(母親)といれば
不安から、いつも守ってくれる。
ほっとする、安らぐ、一緒にいると楽しい。
その安全と安心感覚の十分な体験と、十分な確信がない。
困った時、不安なとき、母親の顔を見たとします
・「大丈夫よ」と笑顔で、声を掛け、抱っこしてあげる
・子どもの気持ちに気づかない、気にしない
・「それくらい、我慢しなさい」的に扱う
・泣きそうだから、スマホアプリで、気を引いてごまかそうとする
・そもそも、近くにいない
一番目以外は、愛着の問題を抱える子になる可能性が・・・
最近、程度の差はあれど、非常に増えているタイプです。
★自閉障害併存タイプ
上の安全安心不十分タイプのように、
壺のように入口が狭く、底には穴も。
その上、口にフタが付いている。
このフタでしまっていると、どうやっても愛情は入っていかない。
フタが空いている時には、入れることが出来る。
でも、穴が・・・
発達障害の中で、自閉症は認知の障害
その認知の障害のために、愛着形成に必要な感情が育てづらい。
<愛着障害の3大特徴>
★愛情欲求
注目されたい行動、アピール行動
人によって行動を変える
(例:母の前では要求、父の前では我慢)
★自己防衛
うそをつく
解離性障害(記憶を消す)
自分で自分を守らないと自分は壊れてしまう恐怖感から生じる
★自己評価の低さ
・自己否定
「どうせ・・・」「無理」、自信のなさ、無力感
・自己高揚感
自己評価低いのを認めたくないから、
指摘、注意、物を上げる、命令、支配、いじめ・・・
相手より、優位に立とうとする
では、どうしたらいいのかは、
のちほど・・・