旭川で発達障害のある子もない子も
子育てを楽しくするための勉強会を
開催しているNPO法人ペアレントサポートです
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只今、愛着障害について勉強中
以前にも、愛着障害については、
発達障害との違いなどとして書かれた本を読んだりしていました。
そして、みんなに伝えていたことが・・・
古い。間違っている!
というか、
今回の先生も、その「誤った愛着障害のとらえ方」を何十年か前に学んでき信じてきたそうです。
実際に子ども達と関わり、研究することで、「全然違う!」と。
正しい認識をしてほしい。
和歌山大学 教育学部教授 米澤好史氏
愛着障害の数少ない専門家
その方の、講演会のDVDを勉強中です。
その中から、少し、紹介します。
愛着障害って、特別な子どもがなる?
虐待された子や、施設にいる子がなる?
違いました!
赤ちゃんの時の問題?
全然違いました!
誰にでも起こりうる。
今の時代、どの家庭でもおこるのです。
愛着とは、
特定の人(母でも誰とでも、キーパーソン)と
情緒的(気持ち)な
心と心の絆
これって、
人類は、生まれ育てられる過程で、
人との愛着関係を育み、
ポジティブ感情を増加させ、
ネガティブ感情を減少させ、
感情のコントロール出来るようになり、
「認められている自信」が、
意欲、能力の向上に繋がっていく。
今は、出産で、母親が亡くなることは少ないけれど、
医学が進歩していない江戸時代までは、
産後の肥立ちが悪くて、亡くなる母親も多く、
母親を亡くした幼児(兄姉)や赤ちゃんは、
他の大人たちが、育ててくれました。
そうです。
愛着は、母親だけのものではないのです。
もちろん、特定の人=母親となることが現代は多いですが・・・
近年、愛着障害、愛着に問題を抱える子、人が多いのです。
その理由は
以前(昔)は、家には、「親の刺激」がありました。
というか、それ以外の刺激は、なかった。
親に、話しを聞いてもらい、親の話しや注意を聞き、親の手伝いをして・・・
親からの刺激が、いっぱいありました。
その中で、特に母親が、
自分を守ってくれる、ほっとする、楽しい、自分を認めてくれる人でした。
心の絆がちゃんとできていました。
だから、学校で嫌なことがあっても、
帰ってきて、母親に話しをして、気持ちを受け止めてくれることで、ネガティブな感情が軽減し、次の日、また元気に学校に行ける。
楽しかったこと、嬉しかったことも、母親に話し、一緒に喜んでくれることで、ポジティブ感情が増加。
これが、学ぶこと、学習の意欲、能力向上の土台に。
いつも話している心の土台ですよね。
では、現代の家庭は、どのように変化したでしょう。
すぐお互いの顔が見える、平屋の狭い日本家屋から、2階建ての個室のある家へ。
(うちは、狭いマンションですが・・・)
テレビがあり、ゲームがあり、スマホ、パソコンが有り、
刺激だらけ・・・
親は共働きで、仕事から帰ってきても、
「宿題やったの?」「さっさとご飯食べなさい!」
「早くお風呂にはいりなさい!」
「何やってんの、早く寝なさい!」
ネガティブな感情も、ポジティブな感情も、受け止めてもらえない。
その代わりに、ゲームや、SNSでの繋がりに、受け止めてもらおうとする。
でも、
愛着形成は、人と人の心の繋がり、絆です。
満たされない思いは・・・
色々、目から鱗の話しも多くて・・・
続きは、また、ブログにかいていきます。