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2020年08月06日

〜日本は世界から遅れている。療育と親支援〜

旭川で発達障害のある子もない子も
子育てを楽しくするための勉強会を
開催しているNPO法人ペアレントサポートです
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日本は世界から遅れている。療育と親支援

先進国であるイギリスでは、
20年近く前から発達障害当事者支援はもちろん、親や教育関係者の質の向上のため、国が専門職の育成に力をいれました。

学習障害の専門の学校まで有り、一定期間通い、その子にあった学習の習得や理解の方法、表出の方法などを学び、地域の学校に戻るというものでした。

発達障害のある子のクラス担任、その子の担当支援者、母親の3人に、専門指導員がその子の発達障害の特性や指導法を教えている場面も以前テレビで観ました。共通理解が出来ることは、とても大事なことです。

現在ではクワイエットアワー(放送や照明を最小限にした、聴覚視覚過敏の人も買物をしやすい時間を設けていること)、センサリールーム(スポーツスタジアムに聴覚過敏の人と家族が入れる防音された観覧室)があります。

知的障害のある人のひとり暮らしも、様々な支援者が関わり支えています。
障害者を排除しようとするのではなく、理解し、配慮する。当たり前におこなわれています。


以前見たDVD「親のためのTEACCHプログラム〜米国・ノースカロライナ州にみる自閉症治療表育〜」では、小児発達障害専門医、児童精神科医、児童心理士、作業療法士、言語療法士他、たくさんの専門家がチームとなり、子どもを正しく診断・評価し、両親に、自閉症の子どもに対してどのような視点を持ち、いかに将来に向けてかかわっていくのかを解りやすく指導していました。継続的な指導や、相談にのってくれます。うらやましく観ました。
もちろん、国によって、アメリカも州によって、差があります。


支援の方法は、色々あります。簡単に紹介。
TEACCH(自閉症児者のためにアメリカノースカロライナ大学で作られた構造化された指導)
ESDM(9ヶ月からの超早期療育)
PECS(絵カードを用いたコミュニケーションシステム)
PRM(文字盤やキーボードでコミュニケーション出来るようになるためのメソッド)
ABA(行動応用分析)
PCIT(親子相互交流療法)
SST(ソーシャル・スキルトレーニング)

専門家が少ない。仕事のスキルとして個人で学ぶケースが多く、親子への指導に活かされる場、関わる支援者への指導に活かされることもない、または少ないのが、日本の現状です。


nayamu_boy2.png


子どもも親も、困っているのに、有効な支援の場がない。
もし、受けていたら、ラッキーな人。


自閉症支援の構造化も、学校などで、真似はされています。
ですが、アセスメントされずに、その子にとっての必要な構造化、再構造化はされていないことが多いです。
支援者は少し学んでいますが、
大事な家庭では、親が学ぶ術がなく構造化は、ほとんどされていません。


言葉より見ることで理解できる特性と、しっかり決まっている、見通しが立つことを好む自閉症に対して、物事などを、スケジュールやラベル、手順書などを使い、解るようにする方法で、これにより、「ひとりで出来る」ことを増やしていく自閉症児者への重要な支援、配慮です。
「何度も言ってもわからないから、怒鳴って、叩いて、教えている」という親は多いのです。
世界的に認められている支援なのに。日本では正しく理解している人も指導者も少ないのです。


PRM(ラピドプロンプトメソッド)
「僕が跳びはねる理由」著者東田直樹君が、文字盤を使い会話が出来るようになった練習法です。文字盤やキーボードで意思の疎通が出来るようになり、知性があることが周りの人にも解ってもらえ、何より本人にとって人生が大きく開けます。ところが、このような子達は勝手に体が動くので、自分の意思とは違う方を選んでしまうことも多く、周りから出来ないと決めつけられることがあります。動作性の訓練も必要ですし、周囲の理解と辛抱強さも大事です。

私の知り合いにも、東田直樹君と同じような子がいます。母親がこのメソッドを知り、文字盤で会話が出来るようにまでになりました。彼は、育ちの中で耳にしてきた3カ国語を理解していたこと、物事の理解や思考は年齢相応であること、もっと勉強をしたがっていること、を母親は知りました。まだ動作が上手くコントロールできず、文字盤もスラスラ使えるわけではありません。ですから、学校では、彼にとって退屈な課題ばかり。「ぼくは、バカではない!」母親に訴えたことば、心の叫びは、教師にはなかなか理解されないようです。もっと、双方に指導できるPRM専門家が居ればと思うのです。


お母さん達から、「どこに相談すればいいの?」「どこでトレーニングを受けられるの?」とよくきかれます。
必要とする親子が多いのに、指導者がいません。ですから、親が指導しようとして、逆に不適切な指導をしてしまう場合があります。力が入りすぎて、子どもがストレスで二次障害になる場合や、誤学習してしまうことも。
難しい・・・なんとか、ならないかな・・・




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posted by 佐藤 at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき