「泣く」ことは、不快を脳で感じているということ。
〜不快な感覚と感情を結ぶ脳のネットワークの強化〜
「泣く」ことで、不快を訴える力をつけています。
〜感情コントロールの土台〜
「泣く」ことで、「どうしたの?」と母親(養育者)が
助けに来てくれる。
コミュニケーション能力の土台に
「泣く」ことで、優しく抱いてくれることで安心し
愛着形成の土台となります。
大切なのは、安心して「泣ける」ということです。
泣くことによって、何かを訴える以外に、
怒り、悲しみなどの感情を上手に発散していることもあります。
そんなときは、
「泣きたい気持ちなんだね。泣いていいよ〜」
「そうか、そうか、そんなに泣きたいのね〜」
安心して、泣かせてあげましょう。
泣き声が大きくなっても、応えてあげていないと
激しく泣いても、対応してあげない日々が続くと
子どもの中に怒り、そして無関心が生まれます。

昔、ローマで、赤ちゃんを集めて、
ミルク、おしめなど、身の回りの世話はしても、
泣くことに応えない、抱かない、あやさないという
実験をしました。赤ちゃんは数年以内に
全員死んでしまいました。
大泣きで、訴えている時は、
やさしく抱っこしてあげることです。
特に乳幼児期
大泣きで、怒りを表現している子に対して
大人が怒りをぶつけることは
子どもに「自分は甘える価値がない」と
自己否定していきます。混乱していきます。
そして、感情を表現しない子になります。
表面上、手のかからないいい子になるかもしれません。
でも、心の傷は大きく、
脳の「人を信じる力」が育たず、
いずれ心のトラブル、人とのトラブルが表面化します。
乳幼児期の子どもにとって
「泣く」と言うことは、大切なことなんです。
〜ここ数年
「スマホネグレクト」が問題になっています。
私、ガラ携からスマホに変えて、もうすぐ1年。
気を付けないと、誰でもそうなるな〜と
思いました。〜
・お腹が空いているから泣くのか? こちら
「B 子どもの育ち方」記事一覧 こちら