近くに住む高齢の義母の通院の付き添い。
母がずっと一人で通院していた内科のクリニック。
タクシーで、ビューッと言って、ビューッと帰ってくる。
母にしたら、信頼する先生、慣れている通院。
自分のタイミングで、準備をし、タクシーを呼んで。
今回、このクリニックは、初めて付き添いをしました。
(他の病院は、付き添っていますが)
すると、私は看護師さんから別室に呼ばれ、
母のことを、聞かれたり、言われたり・・・
ビックリしました。
看護師さん側から見ると、
母は、理解力の乏しい、心配な高齢者だったようです(笑)
その看護師さんから説明を聞いているとき思ったのが、
「そんな早口では、母は聞き取れない。
老化による軽い難聴あるし、
次々言われても、母は記憶出来ない。
症状の話し、薬の話し、検査の話し・・・
今、何の話しをしているの?
薬の話はもう終わったの?
薬のことは、どうしたらいいってこと?
横で耳打ちする他の看護師が気になるし、
複数人で話されると、
話しに集中出来ない。」
母は、マイペース。
自分なりに納得できて、はじめて記憶しようとし、
スモールステップで、一つずつ、新しい物事を理解するタイプ。
ゆっくりかみ砕くように、
紙に書く、印を付けるなどの、工夫をする。
今している話しをしっかり終わらせて「終わったよ」と
目の前から、その書類などを片づける。
それから「次は〜」と言うようにしている。
それでも、何度も確認されるけど、
その都度ゆっくり説明すると、
理解できるし、安心してくれる。
母は、慣れている日常のことなら、
私より、はるかに優れている。
毎日、決まった時間に体操、運動をし、
毎日、決まった時間に、血圧を測り、体調管理している。
自閉症は認知機能の障害と言われます。
高齢者も認知機能が低下します。
支援は、その人の認知機能の状態に合わせて、
わかりやすくしてあげること。
手助け、工夫してあげること。
出来ない物は、他の誰かがやればいい。
「自閉症の子を、適切に育てられると、
他の発達障害の子の子育てもたやすい」と、
何かの本で読みました。
自閉症の子育てが、適切にできると、
高齢者の支援も適切に出来るのではないかとも、
勝手に思ってしまいました。