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2019年12月19日

〜脳から見たフラッシュバック〜

発達障害や子育てに関する本など
勉強のために、読んでいます。


今、読んでいる
「親の脳を癒やせば子どもの脳は変る」友田明美著
マルトリートメント(不適切な養育)について書かれた本です。
(NHK出版新書)

「虐待」というと強いイメージですが、
ほぼ同じ意味のマルトリートメント。
要は、その行為によって、子どもが傷ついているかどうかの視点です。



その本の中で、私が興味をもった
「フラッシュバック」のところを紹介します。


まずは、フラッシュバックについて〜
心が対応出来ないほど辛いことを経験した場合、
脳はその記憶に直面するのを避けようと、記憶と心を解離します。
分断された記憶は、脳の通常とは異なる記憶の引き出しにしまわれ、
そして、些細な刺激(誰かの声、におい、音、感覚など)が引き金となり、
突然、その記憶を「再体験」してしまう現象です。


通常の記憶というのは、過去の体験を自分なりに捉え直し
再構築したもので、体験した当初は強い感情を抱いたとしても、
時とともに「風化」したり、
当時とは違う解釈で思い返したりします。

ところが、トラウマ(心的外傷)によって
別の場所に保管された記憶というのは、
風化の影響を受けません。それどころかいつまでも鮮明で、
思い出した瞬間に過去の時点にタイムスリップしてしまいます。



フラッシュバックが起きている時の脳は、

右脳だけが活性化している状態だそうです。
右脳の中でも特に扁桃体が活性化しているそうです。
(扁桃体は、恐怖などの情動と深く関わり、快・不快を本能的に判断する部位)

左脳は自らの体験に理性的な判断をする働きをしますが、
フラッシュバックのあいだは、その作用が停止しています。
そのため、記憶が過去のものであると認識しづらくなるそうです。

フラッシュバックのあいだ、左右の背外側前頭前皮質の活動が停止。
この部位が正常に機能しないと、時間の感覚を失います。
そのため、過去の記憶を思い出しているときに、
あたかも今起きているような錯覚を起してしまうそうです。



発達障害、特にASDあるあるの、
トラウマになりやすく、フラッシュバックを起しやすい・・・
発達障害がなくても、トラウマになることがあれば、
誰にでも起こる。虐待、災害、事故、事件・・・


特に発達障害児者に、よくあることと思うのは、
脳機能の違いがあり、なりやすいのもあるだろうけれど、
今まで育つ間に、
色んなところで、親や先生や友だちなどから、
耐えがたいほどの、
「心が傷つく経験をした」ということだと思います。



フラッシュバックが時々起こっている娘。
小6の時の、心が傷つく経験。
脳から見ると、よくわかります。

脳の話は、心の話より、
納得できます。腑に落ちます。
私が元ナースだからかな・・・


posted by 佐藤 at 04:31| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき