「最近、怒らないしつけって、言われるけど、
でも、怒らないといけない時もあるんじゃないですか?」
と、いう声をいただきました。
そう!もちろん!
危険なとき。
道路に飛び出す。棒を振り回す。
子ども自身や、他の子や人がケガをしそうなときとかは、
怒らなきゃ!
というか、それはとてもダメなことだよと、強く伝えなきゃ。
(そして、何がどうしてダメなのか、どうすればよいのかを伝えてあげて)
だから、普段は、怒らない!
(むやみに怒らないように、気を付ける)
普段は、大抵、親の都合で怒ってませんか?
これから幼稚園行くのに、
「もたもたしないで!早く着替えて!
ちゃんと食べて!こぼさないでよ!等々」
母が、想定している時間通りには行かない。
汚したら、母が拭く、洗う手間が増える。
母に時間も精神的にも余裕があれば、
子どもの失敗、イタズラ、葛藤も、
大声出して怒らずとも、相手は子どもなんだから、
我慢出来ることだったりします。
この、親の都合で怒るは、しない方がいいですよね。
あと、最近は、
「白」か「黒」
「善」か「悪」
極端に考える、反応する風潮がありますね。
子育ては、複雑です。
心の中と、表に出す行動と、違うこと、
皆さんも子どもの頃から経験していると思います。
私たち親世代の多くは、ただ「怒られて」育ったため、
褒めて育てる、具体的に教えて育てることが、苦手です。
「怒らないしつけ」ではなく、
「怒らなくてもできるしつけの方法」を、学んで欲しいです。
わかるように教える。して欲しい適応行動を具体的に教える。
親に、いくつかの育児スキルの引き出しがあれば、怒りをぶつけなくてもすみます。
子どもに「怒り」をぶつけるよりも、
世知辛い世の中に「怒り」をぶつけて欲しいです。