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2020年09月17日

〜DV「加害者」〜  



DVについて  (東洋経済オンラインより)


妻を叩いても「DV」の自覚はなかった
引き金はいつも取るにたらないことだった。
「カレーには福神漬とラッキョウ、とんかつにはソース。くだらないことなんですが、こういった約束事が守られていないと、何度言えばわかるんだとイラついてしまって」

family_dv_fufu.png

DVのもと加害者中川さん(52歳)はそう振り返る。
1年間通った加害者プログラムを今年2月に卒業。現在は宮城県で一般社団法人エフエフピーを夫婦で立ち上げ、自信の経験をもとに、DVや虐待の相談を受けている。

中川さんはかつて、妻に対し、言葉の暴力やモラハラを繰り返し、平手で叩いたこともあった。
「もちろんケガをしない範囲で。スーパーでお母さんが子どもに「だめでしょ!」と頭をポンと多々言っていることがあるでしょう。あれと同じ、しつけの一環だったんです。」

昔からリーダー気質だったという、学校では学級委員や応援団長をこなし、人気者で持てるタイプでもあった。

「妻には、俺が上、お前は下」くらいのことを言っていて、今思えば、いろんな刷り込みから、男らしさをはき違えていたんです。決め癖がついていて、夫婦で何か決めるときも「君はどうしたい?」ではなくて「これで、いいよね」と決めてしまう。妻はそれに納得していないから、約束したことを忘れることがある。それを指摘すると、むくれた顔をするので、「やることやっていないやつが何むくれているんだ」と・・・
萎縮して何もはなせない妻に「なに黙っているんだ」とさらに圧力を掛けて・・・。それでも自分がDVをしている自覚はありませんでした。

妻に突然家を出て行かれ、離婚を迫られ・・・そんな中、ネットで「DVチェック」という文字が目に入った。「相手が自分に従わないと、イライラしたり怒ったりしますか?」「いつもリードしなければと思っていますか?」といった項目の1つでも該当すればDVの可能性があるという。その項目のほとんどが自分のケースに当てはまった。
「DVチェック」を通じて、NPO法人女性人権支援センター「ステップ」(横浜市)の存在を知った。DV虐待の被害者支援に加えて、全部で52回の加害者向けプログラムを・・・

「DV加害は、3つの要素からなる」
・まずは、依存心、相手に依存しているのは、むしろ加害者側である
・次に、生育環境DVや虐待などの暴力に近い環境で育った人は、それを再生産する恐れがある
・それから、外部コントロールによる刷り込み。圧力をかけることで他人は変えられるという思い込み。仮面ライダーや水戸黄門を見て育った世代は、暴力で勝った方が正義という価値観がすり込まれる。

人格を変えるのではなく、考え方や行動を変える
(心理学を学び・・・)
例えば、選択理論という考え方
・自分の行動は自分の選択であると自覚すること。「相手が私を怒らせる」のではなく「私が怒りを選択している」のだと知ることです。

・加害者は、多くの場合、相手が怒らせるようなことをしなければ、自分は加害者にならずに済んだという被害者意識がある。しかし、選択理論を学ぶと、怒りを選択しているのは、自分自身であると知るようになる。→「加害者になれた」気づくことができた。

・プログラム参加者に限らず、関係性の暴力は、あちこちにあると気づいた。しかも、それを自覚出来る人は、そう多くはない。加害者にすらなれないで、人を傷つけ続けている人がいる。


・怒りを乗り越えるのも結局は自分






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2020年05月15日

〜「壊れた家族で生きてきた」コミックエッセイ〜


最上うみみの・・・
父の不倫。母のアル中。弟の失踪。私の自殺未遂。
それでも、人生は続く・・・
「絶望」と「行き直し」の
コミックエッセイです。


その最後に、
「子どもの頃は、親が全てで、
それによって、傷ついてきたけど、
大人になって気づくことって、いっぱいある。


あの頃は、これがすべてだと思っていた

でも
真実はもっと大きくて
それぞれに、葛藤があったんだ。


どうか、今、苦しい人も、
あきらめず
自分の人生を
生きてみてほしい」


と書いて有りました。


私達は、自分の中に、
子どもの頃から引きずっているものがある。

言えなかった思い・・・
許せなかった思い・・・
寂しかった思い・・・
辛かった・・・
悔しかった・・・
それらが、昇華しないと、
なかなか自分らしく生きていくのが
難しいことがある。

大人になり、子育てをしながら、
気づくことがある。
親の気持ち、親の葛藤、
正しいとか、間違っているではなく、
親も人間なのだと・・・



family_rikon_shinken_arasoi_girl.png




私は、母が亡くなり、気づいたことがあります。
私は、母の目で、父を見ていた。
母の父への不満や怒りは、私に同化していた。


母の死後、母と父のそれぞれの人生を振り返り、
「人間だもの。色々あるさ。」
そう思えるようになりました。



子どもの頃の思いを引きずらず、
自分の人生を自分で歩む・・・


私もずいぶん時間がかかりました。


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2020年05月10日

〜男性脳・女性脳、そして個人差〜

個人差


以前、「夫婦仲悪くもないけど、良くもない方へ」こちら
この中で、男性脳のことを書きました。


脳は、狩猟時代からの生存本能が、男性脳と女性脳の機能の違いを生み、
男性が怒りっぽい事や、変化を嫌うことや、女性との感じることの違いをお話しました。


今回は、個人差について・・・


私は、女性です。
女性は、甘い物が好きで別腹。女性同士集まるのが好き。キラキラしたものが好き。きれい、かわいい物が好き。など、よく言われますよね。
私、キライではないけど、特別好きでもありません。甘い物も少しなら。別腹はありません。中高校の時、女子達がグループでトイレに行くのも、私には違和感がありました。
人は好きです。友だちも、多い方ですが、どちらかというと一匹狼タイプでした(笑)。
ですから、「妻のトリセツ」に書いて有るような、女性はヒステリックになりやすいとかも、当てはまらないタイプです。無言になるタイプです。個人差ですね。


同じように、男性脳も、個人差があります。
最近、男性脳を考えるとき、
原始時代(狩猟時代)対応と弥生時代(農耕時代)タイプをイメージするようになりました。

これは、私のイメージです。
個人的な見解です。

原始時代は、生きるために狩猟する動物が相手です。
仕留めるか、逆に襲われることもあります。
時には、同じ獲物を、別の集団と取り合うかもしれません。
だから、言葉より直感力。闘うか、逃げるか、固まるかの危機回避が、本能。
そして、空間認知能力も高いです。自然の中で、自分の位置、仲間の位置、動物の位置、どう動くか、距離感は命に関わりますから。(車の運転上手、地図見るのも得意)
瞬間湯沸かし器おじさん(すぐカーッとする男性)は、このタイプ。


弥生時代は、農耕したり、物々交換したり、人が相手です。
相談、協力、そして交渉したり、計算したり、先を考えて行動しなければいけない。
春に稲を蒔き、秋に収穫です。
直感より、思考力が大切。
温厚なおじさんは、このタイプ。

なんて考えると、あの男性は、こっちタイプかな?
勝手な分析をしています。


もちろん、暴力を振るう、物を壊す、怒鳴り続けるなどは、DVです。
それとは、別の話ですので・・・
DVを受けている方は、専門の相談先に相談してくださいね。


kenka_fuufu.png


男性脳、女性脳、みんな個人差があるし、
相手の脳のタイプが解ると、夫婦げんかも減るかな?というお話でした。



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2020年05月04日

〜散歩でわかる男と女の違い〜


先日、夫と娘と3人で、川沿いの遊歩道を散歩。

帰ってきて、娘は、「散歩キライ!」

母と2人なら、いいけど、3人はヤダ!


夫は、「何キロ」歩いた。「何分」歩いた。「どこまで」歩いた。
数字で出せることや、目的地といったものが大事なこと。
だから、立ち止まり、道ばたで咲く花を見つめることも、
立ち止まり、鳥の声をゆっくり聞くことも、
道草的なことは、一切許さない。
散歩じゃなくて、行進、運動なのが夫。


私と娘の散歩は、寄り道するし、目的地が変る事もあるし、
道ばたの草花、鳥のさえずり、風の強さ、石ころ、
川のせせらぎ、ジョギングしている人の動き、
山と橋と空と、春の匂い、埃っぽさも感じながら、
(娘は、どこまで感じていたかは不明だけど)
女性である私と娘は、情感で散歩する。散策に近い。

flower_tanpopo.png



夫に、説明しても、
横で仁王立ちされて、「まだか?」と待たれていると、
道ばたの花より、夫のイライラが気になる娘。


コロナの影響で、自粛生活だから、
3人での散歩を、何度もしたかったのに、
娘は完全拒否宣言。


娘の「いやだ」を、分析すると、
*発達障害の特性が、関係していること
(感覚過敏、見通しや理解が出来ず不安、等)
*男女の、違いからおこる行動の違い
(主に、夫の言動、行動・・・)



娘との散歩が嬉しかった夫、
完全拒否されて、
かわいそうで・・・

娘が学校に行くようになったら、
夫婦で、散歩(行進)しようねと話しています。
(夫から拒否されたりして・・・笑)




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2020年05月03日

〜男の対話力は母親の責任。家庭での雑談が人間力を高める〜


「雑談が人間力を高める」という記事と欧米と日本の親子の会話のちがいについて、を読むと、母親の役割がいかに大切か、改めて思うのです。


日本の男の人は、仕事ではペラペラ話せるのに、家に変えると「メシ」「風呂」「寝る」。
最近は、もう少し話せる男性が多いけど、雑談を意識的に多くする家庭は、少ないと思います。

妻が「今日のランチ美味しかったさ〜」と行っても、「ふ〜ん」で終わる夫。「何食べたの?」なんて返ってこない。何か言っても反応薄く、結局、用事以外は話しかけなくなり、夫婦の会話が消えていく。日本にありがち。



男の対話力は、母親の責任?
海外の男の人が、女性に優しく、いつまでも母親とも仲良くできるのは、子どもの時から、
用事のない会話、雑談をいっぱいしてきてるからだそうです。

もちろん、日本でも、会話の出来る男性もいます。それは、育った家庭での会話が多かったのでしょうね。


「このバラ素敵でしょ、ママはこの赤が好きだわ」「あの雲、アイスクリームみたいね」「明日の朝、卵焼きにする?目玉焼きにする?」「晴れたら公園に行きたいわね」「この絵本の表紙、素敵ね。そう思わない?」なにげない言葉、用事のない会話をいっぱいしなれている。


子どもが4〜5歳のころ、「トマトって何でトマトって言うの?」「なぜ虹は7色なの?」と答えようのない質問の回数が劇的に増えます。そのとき、面倒だとうるさがると、子どもは質問しなくなります。会話をやめてしまいます。
答えを言わなくていい、質問自体を楽しんであげればいいのです。「面白いことに気が付いたね。実はママも知らないの。いつかわかったら、教えてね。」で、いいのだそうです。



成長に合わせて、テレビ番組を見た感想を聞き合ったり、何かした、行った、見た時には、「私はこう思った、あなたはどう思った?」食べ物の話から、政治経済の話まで、家庭内で日常的にするそうです。大事なのは、相手の話を否定せず、軽い感じで。討論会ではないので、あくまでも日常会話での雑談。何気ない会話です。


でも、その何気ない会話は、人間力になります。
自分と違う感じ方や考え方があること、総合的に考えること、優しさ、共感、様々なことを吸収していきます。



女の子は、意識しなくても、女同士ぺちゃくちゃ話せるようになります。たいてい。
でも、男の子は、母親が、子どもの時から、この雑談を意識的にしていないと、大人になり家庭を持っても「メシ、風呂、寝る」男になる、可能性が高まります。


息子さんがいる方は、是非、なにげない雑談をしましょう。
くれぐれも尋問のようにならないように。
母親が息子にかける言葉が、「宿題やったの?」「早くお風呂に入りなさい」「グズグズしない!」なんていう目的指向の言葉だけだったら、対話力が成熟しないまま大人になってしまいます。


息子さんが、「腹減った」「眠い、疲れた」「のど渇いた」「弁当たのむ」「朝、起して」くらいしか、言葉を発していないなら、気を付けた方がいい。(思春期真っ只中は、仕方ないけど)
夫よりも、息子の方が、改善の余地はあります。母親が、意識すれば、対話力は少しずつのびていくでしょう。

息子さん、娘さんとの会話から、「お父さんはどう思う?」と振るようにすれば、そのうち夫も、変化していくかも。



kazoku_kaigi.png


ただ、気を付けて欲しいのは、指示、命令、否定は対話力を下げます。


そして、娘は、だらだらとした話をしても、聞いてくれて雑談も弾むけど、
夫や息子には、だらだらとした話は不向き。何を聞いたらいいのか、何の話しかわからなくなります。


子どもが、話してきたら、面倒な顔をせずに、嬉しそうに聞くこと。
「うん、それで」「へ〜」相づちを位置ながら、
何言ってんだかわからなくても、伝えようとしていることに応えてあげてほしいですね。


子どもが、成長してくると、会話も少なくなりますね。
そんな時期は・・・
母親が、楽しそうに、家族にむかってペラペラしゃべっているのが、いいのかな?
「うざい」って、言われるかな?
でも、シーンとした家庭よりも、ずっといいと思いませんか?


参考本:「夫のトリセツ」黒川伊保子著 講談社+α新書


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2020年05月02日

〜男性脳を知れば、夫が好きになるかも?〜


子育てで大切なのは、
「親子関係より、夫婦関係」といわれるくらいですが、
一番大切なことであり、一番難しいこと・・・


私自身も、ずいぶん悩み、泣き、今も腹が立つことはたまにあるけど(笑)
参考資料+私の見解も入っていますが、
夫の脳=「男性脳」
妻の脳=「女性脳」
そして、伝え方にもコツが。それが解ると、かなり違うと思います。

もちろん、男性脳だけでなく、生育時の愛着形成タイプや気質も、影響します。
仕事の立場、ストレスの影響も、あると思いますが、
基本的な所を、抑えていただけるといいかと思います。


body_nou_unou_sanou.png


順番に説明していきますね。
まずは、「男性脳」と「女性脳」の違い

男女の脳の機能的作りは、違わないのです。
けれど、大昔の狩猟時代から、生きていくために必要な役割、脳の思考タイプが「男性脳」「女性脳」を作り上げてきました。
本「夫のトリセツ」の中で著者黒川氏はチューニングが違うと表現しています。


男性:荒野や山に狩りに出て、危険な目に遭いながら、仲間と瞬時に救いつつ、成果を出さなければ、生存も繁殖もできなかった男性脳は、「遠く」を見て、とっさに問題点を指摘し合い、「ゴール」へ急ぐようにチューニングされている。
だから、目に前の人の気持ちや体調の変化に鈍感で、優しい言葉も言わず、いきなり相手の欠点を突いてくる。プロセスを解析しないので、危機回避能力は低い。


女性:一方、授乳期間が長く、生まれてから1年も歩けない子どもを育てる人類の女性達は、
「近く」を見つめ抜いて、大切な人の体調変化を見逃さず、とっさに共感しあうようにチューニングされている。
助け合い、協力し合わないと、子育ても生存もしていけなかったのである。
共感とプロセス解析のために、事が起こった時に、気持ちを語り合う傾向が強いのは、それが、同じような事が起こったときにとっさに思い出し対処できるために必要なのである。


この、守ってあげたい大事な相手だからこそ、問題解決を急ぐのが男性脳。
だから「大丈夫?」「わかるよ」と言う前に、「君も、ここが悪い!直しなさい!」と言ってくる。
男性は、家族にこそ、問題解決型に脳を使う。愛する相手に一番厳しい。責任のない、その辺の女性には、優しい口を利けるのに。


男性も女性も、1人1人違うので、個人差があります。
傾向として、とらえてくれると助かります。


実は・・・女性も、子どもに対しては、男性脳と同じ事をするときがあります。
その辺の子には「成績が悪くたって、出世した人はたくさんいるわよ」なんて言えるのに、自分の子には「宿題したの?」「勉強しなさい!」って、口うるさく言ったりしています。それは大事な相手だから・・・なのです。


そして、大きな違いで大きな問題が、
男は、沈黙と問題解決でストレスを解消する。
女は、おしゃべりと共感でストレスから解放される。
だから、
女は、一番愛する相手に共感して欲しいのに・・・男は、共感は二の次、三の次なのです。
夫に対して「話が通じない」「わかってくれない」「思いやりがない」そう思うのは、夫が悪いのではなくて、男性脳だからです。


次に、男性脳の特性として、
1 いちいち具体的に言わないとわからない!
2 話を聞かない!(聞くスイッチを入れないと、聞けない)
3 言葉に裏はない?(単純に、思ったことを言う)
4 相談すると「ノー」とまず言う(危機意識が強く、現状維持を好む)
5 助けを求めず、自分で問題解決しようとする
6 原始の時代から、家族やその集団全体を守ることに力を注ぐ

では、順をおって・・・

1 いちいち具体的に言わないとわからない!
「お皿洗っておいて」と夫に言えば、洗うだけ。
拭いて食器棚にしまうことまで、言わなきゃしない。これも、男性脳。
あと、「こうしてね!」と肯定的に言う事。
「こうしないで(否定型)」と言われても、どうしたら良いか解りません。
子どもに教えるように具体的に伝えると、ちゃんとできます。


2 話を聞かない。(聞くスイッチを入れないと、聞けない)
女性は、常に聞く体制が出来ているのですが、
男性は、狩りの時に、必要な音だけを聞こうとするスイッチがあるため、「聞くスイッチ」が入らないと、聞けません。
話があるときは、「これから聞いて」と、名前を呼ぶか、意識を向けさせてから話し始めた方がいいです。
そして、男性は、30秒以内で、問題解決が必要ないな、と思うと聞かなくなったり、イライラしたりします。
女性は、経過から結果へ話し、男性は、結果が先。
妻が話していると、夫が「だから、何が言いたいんだ!」と怒るのは、そのせいです。

ですから、話す最初に、「報告したいことがあるの、聞いていて!」「一緒に考えて欲しいことがあるの」「頼みたいことがあるの」と、まず、「何のためにきくのか?」を伝えるといいです。
女性は、だらだら話せて、聞き続けることが出来ますが、男性脳は、それが出来ません。
まして、女性のヒステリックな声は、危険?と感じて、攻撃(反撃)か、逃げるか、固まる(無言で聞き流す)かです。


3 言葉に裏はない。(単純に、思ったことを言う)
食事の時に「おかず、これだけ?」と男性がいうと、女性は「足りないと文句言っている」と感じませんか?でも、男性脳から見ると「このおかずで、ご飯(米)を食べればいいのね(確認の意味)」で、皮肉を言ったわけではありません。女性は、言葉の裏を読めるし、言葉に裏を込めて発することができますが、男性は単純です。


4 相談すると「ノー」とまず言う(危機意識が強く、現状維持を好む)
何か相談すると、たいていの場合、「ノー」とブレーキを掛けられます。それは、危機意識の強い男性脳は、まずは現状維持を望む。変化を嫌います。いつものがいいのです。
女性は、次はどの店にランチ行こうか?と変化に強いし、すぐ対応出来ますが、男性はいつものラーメン屋、いつもの居酒屋でいつものメニューが安心です。
私の夫も、まずは「ノー」の人。話しも最後まで聞かずにイライラし出す。しばらくして、「それは必要なのか?」と夫が聞く体制になってくれたときに、淡々と、必要な理由や、やること、その後の影響など、説明しています。すると、夫は自分の考えがまとまると、「OK」になることが、多いです。


5 助けを求めず、自分で問題解決しようとする
女性脳は、共感し、協力し、助け合い生きるという本能があります。
男性脳は、助けを求めず、自分で問題解決しようとします。
自分で、自分を追い込んでしまいやすいのです。
そして、危険を察知すると、攻撃(闘う)、逃げる、固まる、のいずれか。
(敵(動物や他の集団)に襲われそうになったとき、とる行動です)

夫婦げんかでは、
口げんかやDVは攻撃?
帰ってこない、別の部屋にこもるは、逃げる?
ただおとなしく無口に従うは、固まる?
(私の個人的見解です)


6 原始の時代から、家族やその集団全体を守ることに力を注ぐ
ここまで読んだ方は、おわかりですよね。
男性は、家族を守ることが、自分の役割、本能の様な感じを持っています。
ところが、それが上手くいかないとき、危機感が女性より強くあらわれます。

新型コロナの影響で、仕事がなくなる。
これは、自分だけでなく家族を守れないという強いストレスがかかります。
男性にとっては、想定外の変化、とてつもないストレスです。
世界で、DVが多いのも、そのためでしょう。


あと日本特有なことが、あります。
家制度が、今もある日本ならでは・・・
欧米では、夫婦でも、個人と個人です。
日本では、「家内」家の者、夫にとっては、妻は自分の家の一部、体の一部なのです。(大げさに言うとね)
誰かに何かをしてもらったら「ありがとう」と言うでしょ? 
でも、自分の右手に「ありがとう」って言わないでしょ? 
そして、「言わなくてもわかるだろう!」日本の古い夫婦像
妻は、「こうあるべき」が、ずっと続いてきました。
良妻賢母になろうと、頑張っているお母さん(女性)は、とても多いです。
特に専業主婦の方は、我慢して、気を遣って、頑張っているのに、それが当たり前のように、誰も気づいてくれない。実は、できる妻ほど手足にされる。当たり前にされるという悪循環。優秀すぎる妻は、ボケたふりをしたり、ときにパニックになったふりをしてでも、完璧な妻にならない方がいいのです。

どうですか、夫の見え方が少しは変りましたか?

私は、「夫のトリセツ」「妻のトリセツ」を読み、夫の見え方が変りました。
夫にも、読んでもらいました。
それでも、腹の立つこともあります。悲しくなることもあります。
お互い人間だから、色々あります。

長い文を読んでいただきありがとうございました。

で、これを女性が読むと「共感」するところを探します。
男性が読むと、違うところ、間違いと思うところを探して、問題を指摘しようとします。
それくらい、違う脳なんです。
相互理解が必要なのです。


参考本:「夫のトリセツ」黒川伊保子著(講談社+α新書)


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2020年03月16日

〜あなたの中にある価値観・子育ての連鎖〜

〜子どもに学ぶ家庭教育2018の中から、
 エッセイスト中森じゅあんの寄稿より〜


皆さんは、お子さんと触れ合うとき、何を一番大切にしていますか?

「のびのびと自由に育てたい」「一緒に成長したい」。
そう思っても、そんな願いとは裏腹に、つい口やかましく叱ったり、イライラすることは、ありませんか。

ときには、子育てに大きなストレスを感じていることがあるかもしれません。
育った環境、つまり子どもの頃に親から教えられた価値観や生き方が、強く影響を及ぼしていることが、よくあります。


もしかしたら、こんな価値観を持ってはいませんか?
「勉強ができないと、子どもの将来が心配だ」
「行動が遅いと何事にも損をする」
「あの子とは付き合わないでほしい」・・・。

子どもの幸せのためだと考え、
自分の価値観を正しいと思い込んで押しつけてはいないでしょうか?


「でも将来のためには、いい学校に入学させたい。」
「子どもが落ちこぼれたら大変だ」。
そんな反論も聞こえてきそうですが、
それは親がネガティブな感情にとらわれ、心配しているだけです。

子どものユニークな個性や才能を見いだし、
自由に伸ばしてあげる、愛情とは、違います。



子どもたちは、「親に認められ、愛されたい」「褒められたい」という純粋な承認欲求があります。

ですから、お母さん(お父さん)が自分の価値観を教えるほど、
子どもは「いい子になって喜んでもらいたい」
「叱られるのは、自分がダメだからだ」と、親の言う事だけに従って生きようとします。

中には、思春期になって猛烈に反発する子どももいますが、親の期待に応えようとする優しい子どもは、「お母さん(お父さん)の言うとおりしていれば安全だ、間違いない」と親の価値観を第一にして、頭だけの知識と判断だけで、生きようと頑張ります。


その結果、自分の「感じる力」「感性」が薄れ、自分自身が心から「やりたいこと」や「好きなこと」を感じられないままに成長していくのです。


「恋愛ができない」「自分の好きなことがわからない」「不自由なく暮らしているのに、心が満たされない」といった悩みをもつ人が、世代を超えて大勢います。
そして、その大半が、幼少のころに、すり込まれた親や世間の価値観に疑問をもたずに生きてきた人たちでした。



では、なぜ、親は自分の価値観を子どもに押しつけてしまうのでしょうか?

それは、お母さん(お父さん)自身も、
自分が育ってきた環境の中で、同じように親や祖父母、大人から教えられてきたからです。

あなたは親と同じことを、今、お子さんにしてはいませんか?
もちろん、その全てが悪いことだとは、言いません。
でも、それで満足な状況になっているでしょうか。


あなた自身、子どもの頃「親の言う事には我慢しても従わなければ・・・」「逆らったら叱られる」と思っていませんでしたか?
また、大人になった今、親の期待に応えられなかったという思いを、心のどこかに抱いてはいないでしょうか。

実は、そうした思いが少しでもあると、その罪悪感を埋めようとして、無意識に親から受け継いだ価値観を自分の子どもに植え付けてしまうのです。
また、そのような人ほど、ありのままの自分を認めて愛することが難しくなり、自分に対しても、子どもに対しても、「ダメだし」をして厳しくなります。
そして、他人と比べながら、周囲や社会の中で、人から認められることを優先して望んでしまうのです。



では、大切なあなたの子どもの独自性をのびのびと生かし、育てるにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、今の自分を受け入れることです。
心理学では、人は幼少期に得られなかったものを、無意識に外の世界に求めて一生を送っていくものだと、言われます。
また心の中には、子ども時代に生じたマイナスの感情が癒やされず、認められないままになっている「インナーチャイルド」が存在し、同時に、自分を叱咤激励する「当時の親」が大人になっても住んでいるといわれています。


「叱られても言い返せなかった思い」
「親の一言に傷ついた体験」
「理解されない悲しさ」・・・
置き去りにしてきた幼い子どもの感情と、
「もっと頑張れ」「しっかりしなさい」と叱咤する親の存在。

それが、大人になったいまも、
自分の心の中に同居し、心の癒やしを他者に求め、同時に、頑張ってもみたされない自分に対しても、叱咤し続けて苦しむということです。


感情は、エネルギーですから、どんなにフタをしても、無かったことには出来ません。
その抑圧された思いや感情は、今の家族や職場での人間関係など、さまざまな現実社会での人間関係の中で、歪んだ形として表れます。

そして子どもには、自分が生育歴の中で身につけてきた価値観を押しつけてしまい、悩みを生むことになるのです。

ですから、何か問題が起きたとき、外側に解決を求めても上手くいきません。
その理由は、解決の糸口はすべて「自分自身の心の中」にあるからです。
このことを肯定的にとらえれば、人間関係や様々な問題で悩む時こそ、過去の自分の感情に気づいて、解放するためのチャンスにできます。


自信がない、よくイライラする、怖れや不安があるなど、
そうしたネガティブな自分になったときには、その感情を無視せず、拒否しないでください。

ただ、向き合ってみてください。
それは、過去にフタをしてきた幼いあなたの感情が「自分に気づいてほしい」と言っているメッセージの一つだからです。


特に、子どもは親の鏡と言われていますので、子育ての壁にぶつかったときには、何よりもまず、自分の心を見つめ直す喜ばしい機会だと前向きに受け止めましょう。

そして、自分が親との関係で癒やされない思いがいま浮上してきていると感じたなら、大人の自分から、思いやりをもって「内なるその子」に語りかけてみましょう。
「辛かったね。もう大丈夫だよ。これまで本当によく頑張ってきたのよね」そうねぎらい、感謝して過去の感情を手放していくと、「色んなことが、あったけど、今、こうして生きている自分がありがたい」と、自分の本質を少しずつ取り戻し、容認できる豊かな心になっていきます。

そして、子どもの頃に好きだったものや、いまやりたいと思うことに取り組んでみるのも効果的です。


人は、自分の持っているものしか、他者に与えることはできないと、言われています。
ですから、お母さん自身が自分を愛し、いまの幸せをかみしめた分だけ、夫や子どもにその思いを送ることができるのです。


もう、過去にとらわれて生きる必要はありません。過去の自分にさよならをして、好きなことをワクワクしながら楽しんで生きましょう。お母さんのその姿に、きっと子どもも安心して、自ら進んで好きなものを発見し、チャレンジしていくことでしょう。


そして、そのこどもを温かく見守ってあげてください。
「何をやっても大丈夫」「失敗したって平気だ」。
根っこにそうした信頼と安心感があれば、たとえ一度や二度挫折を味わったとしても、子どもは自分の短所も長所も受けとめながら、本来持っている才能を自由に伸ばしていくことができるのです。

wakamono_hanareru.png



お母さんが、今ある幸せを心から味わいながら、子どもの「安心基地」となって、親子で豊かな人生を想像されることを願っています。


参考:子どもに学ぶ家庭教育2018  エッセイスト中森じゅあん


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posted by 佐藤 at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | いいね | 大人の愛着障害

2020年03月08日

〜虐待のかげのDV〜

虐待のかげのDV

目黒の結愛ちゃん虐待死事件
何故、母親は逃げられなかったのでしょうか?

そこには、
DV被害者の状態「4つのF」があります。
「ファイト」
「フライト」
「フリーズ」
「フロップ」

*「ファイト」は、文字通り闘うことです。
身体的に闘うというのは現実的ではありませんが、
第3者に入ってもらうことや、双方の両親を呼んで話し合うことも含みます。
たいていの場合は、その後の暴力がひどくなります。


*「フライト」とは、逃げることです。
ところが、逃げる場所、逃げる方法を知らない母親は、あきらめてしまいます。


*「フリーズ」は、闘うことも、逃げることもできず、心が凍りついてしまう状態です。
学習的無力感とも言い換えられ、PTSD的な症状が見られます。
その場から逃げられないため、感じることを切り離すうちに感情が麻痺します。


*「フロップ」とは、迎合することです。
連日の説教で夫の言う事を内在化させてしまいます。
いわゆる洗脳で、相手が喜びそうなことをするようになります。


family_dv_fufu.png


DVがなければ、この事件は起きなかったと思います。
児童虐待とDVの併存の典型的なケースでした。
母親は、保護責任者遺棄致死罪の加害者となりましたが、
同時にDV被害者でもあります。


母親を責めるのは簡単です。

父親は、ひどすぎる人です。


この母親も父親も、
愛着障害を引きずっていたと思うのです。

悲しいです。


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posted by 佐藤 at 04:40| Comment(0) | TrackBack(0) | いいね | 大人の愛着障害

2020年03月07日

〜愛着の連鎖〜

愛着の原点は、親との関係で育まれます。

愛着障害は、そのプロセスでつまずいた結果です。
それを修復するには、親との関係を改善していくことが、もっとも望ましいのです。
しかしながら、親の協力や助けも期待できず、親代わりの存在も身近にいない場合、愛着障害を克服する方法は、「自分が自分の親になる」ことです。

自分が親として自分にどうアドバイスするかを考えて、「自分の中の親」と相談しながら生きていくのです。
すでにおきたことはもとには戻せません。親子の間で十分に形成されなかった愛着は、大人になった今、こうした他者との関係性によって補うしかないのです。相手の言葉を受け入れて応答し、共感を伝えることで他者との愛情が芽生え、心の安定を育むことができるのです。

親の愛着スタイルは、子育てにも影響します。
自覚すること、そして、子どもの安全基地となることを意識することで、愛着障害の連鎖を止めることが出来ます。

幼児期は、親の都合より、子どもの満足です。
大事なポイントは、子どもが自分から離れていくまで、抱っこをして子どものニーズを満たしてあげることなんです。
抱っこは、親が与えられる最高の贈り物です。
心の土台を、しっかり満たしてあげると、その後の信頼関係に繋がります。

kids_ryoushin_mimamoru.png


子どもが小学生でも、中学生でも、
今からでも遅くはありません。

子どもに同じ思いをさせたくないと思えば、
あなたが、安全基地に・・・


参考:「マンガでわかる 愛着障害」岡田尊司監修(光文社)


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posted by 佐藤 at 03:15| Comment(1) | TrackBack(0) | いいね | 大人の愛着障害

2020年03月05日

〜安全基地の5つの条件〜

愛情で受けた傷を治すのも、また愛情です

安全基地とは、
いつもずっと、どんな自分でも
無条件に受け入れてくれる存在
不安なときに一緒にいてくれる
「心のよりどころ」です


否定する人
都合が悪くなると人を責める人は、NG!



心のよりどころの安全基地となる人の
〜5つの条件〜

ok_woman.png


*安全安心
一緒にいても傷つけられることがない人
困ったとき、不安なとき、いざというとき、「大丈夫だよ」と言ってくれる人

*応答性
相手が求めているときに応じてあげること
大事なのは、相手が求めていないときに、余計なことはしない


相手がするべきことまで肩代わりしないこと
自分と相手、境界線が大事


*共感性
愛着の問題を抱える人が何を感じ、何を求めているのかを察し、それに共感することです
相手の意思や気持ちを尊重し、決めつけや、押しつけがないことが大事
相手に寄り添うこと


*安定性
相手の求めに応じたり、応じなかったりと、その場の気分や都合で対応が変ることなく、できれば一貫した態度をとること


*誠実さ
本心からその人のことを考えてくれていること
大事なことをちゃんと言ってくれること


家族、友人、恋人、パートナー、教師、カウンセラー
誰でもいいのです。
愛着障害の克服には、自分のことを何でも話せる人との出会いがきわめて重要になります。


参考:「マンガでわかる 愛着障害」岡田尊司監修(光文社)

愛着の連鎖 こちら


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posted by 佐藤 at 04:46| Comment(0) | TrackBack(0) | いいね | 大人の愛着障害