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2021年06月07日

〜発達障害の理解(3)自閉症スペクトラム〜

(3)ASD(自閉症スペクトラム)

以前の診断名である広汎性発達障害、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群などです。
AS(自閉タイプ:認知の偏り)で、D(生活上問題や障害)があり、
知的障害があるなし、自閉タイプが強い弱いも、すべてをまとめてスペクトラム(連続体、仲間)という名前がついています。


脳の「認知機能」の偏り
・例えば、赤い1個のリンゴを見たとしましょう。
カットされているリンゴ、リンゴの絵、文字でかかれた「リンゴ」
皆さんは、すべてリンゴでつながりますよね。一瞬で関連性のある仲間として、とらえることができますよね。「概念形成」機能が働いているからです。
でも、ASDの人の中には、脳が関連づけられない。概念形成が難しいという特性がある人が多くいます。何度も学習して、「教えてもらったから、これとこれは同じ仲間なんだ」と、脳の記憶をたどり、理解する。時間がかかるし、脳は疲れます。


・脳の中では、点と点が無数にあるのに、つながっていない、つながりづらい、または、違うつながり方をしている感じです。


・「自閉症」と聞くと、部屋の隅で、壁に向かって自分の世界だけにいる人というイメージありませんか?(私は以前そう思っていました)
実は逆でした。周囲からの脳に入る情報量があまりにも多すぎて、脳が処理しきれないため、情報をブロックしていたのです。自分の世界に閉じこもって、脳を守っていたのです。


・ASDの方に多いのが、聴覚過敏。
私たちも、生まれたときには、音は集音マイクのように、脳には音が入ります。
でも、そのうち、ママやパパの声に反応するころには、聞きたい声(音)に脳は強く反応し、その他の雑音はボリュームを下げるような仕組みができてきます。
ところが、ASDの人の中には、すべての音が同じ音量で聞こえる。モーター音や、小さな音が大きく聞こえる。人と話していても、外野の音がうるさくて、集中して相手の話を聞くのも疲れる。そういう方が、とても多いのです。
運動会のピストル、花火、苦手な子は多いです。

時には、普通では聞こえないと思う隣の部屋のひそひそ話も聞こえちゃう。
子どもには聞こえていないと思って、悪口言っていると、全部聞こえていることがあるので要注意(笑)


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ASDは、一人ひとり、個性豊かで違いますが、「認知の障害、偏り」としての、基本的な特性は一緒です。強い弱いはありますが…

特性を簡単に紹介します。
後ほど、それぞれの対応を書きます…


★見て理解するのが得意
言葉だけでの説明や、「ちゃんと」「しっかり」などの抽象的表現では、理解できません。しづらいです。
絵や写真、映像を見せながらの説明だと理解しやすいです。
「視覚的優位」「具体的で一つずつが有効」「その子に合う入力のスピードがある」


★細部に注目する
注意できるところが狭い。周りを見ずに飛び出していくのは、このせいでもあります。
全体をとらえるのが苦手です。興味は狭くて深いです。


★見通しが持ちにくい
いつ、どこで、何をするのか、不安が強いです。段取りを立てるのも苦手です。
いつもの決まっている順番だと安心してできますが、予定変更は、見通しが崩れ不安やパニックになります。
時間の概念形成が弱い。私たちは、時間の流れと物事を組み合わせて理解したりしますが、その機能がうまく働いていないからです。


★相手の気持ちを考えるのが苦手
気持ち、感情、見えないことは苦手です。
自分の気持ちも、認知、理解、コントロールが苦手な子も多いです。
逆にアスペルガータイプは考えすぎる。でもポイントがずれているから「ほら、わかっていないでしょ」といわれてしまう。
でもね、
「ありがとう」と言われたら嬉しい、叱られたら悲しい。
勝てば嬉しい、負ければ悔しい。
みんなと同じです!


★感覚の違い
聴覚、視覚、触覚、味覚など感覚の過敏または鈍感。
生まれつきだから、本人も、何がみんなと違うのかがわかりません。
「みんなは、我慢して、えらいな〜」と思っていたという方がいました。
学習ノート「白いノートに字を書くのは、光が反射している鏡を見続けながら、そこに字を書く感じ」で勉強はつらかった。大人になり表現できるようになった方が話しています。
感覚の過敏のせいで、物事に集中できないことが多いです。
偏食の子も多いです。
楽しい、リラックスしているときは、過敏度が下がり、緊張、恐怖では過敏度は上がります。お化け屋敷に入ったとき、全集中で五感を働かせるでしょ。常にそんな感じという方もいます。
当児者が、一番辛いですね。
常に我慢して努力しているのに「そのくらい、もう少し、我慢しなさい!」って、いつも叱られていたら…
「我慢できない自分はダメな子」なんて思ってほしくありませんよね。
理解と工夫が必要です!


<自閉症の理解>
・私たちと、脳の「認知の仕方」に違いがある
・あいまいな表現が多く、空気を読め、みんなと一緒に、という日本は生きづらく不安
・言葉通りにとらえる。明確なことが安心する
・お互いに「少しちがう」を意識して、伝え方の工夫や、確認が必要



以前から書いている、学びの記事で「特性のある子の子育て」があります。
記事一覧より、いろいろ読めますので、お時間のある方は、どうぞ!
https://blog.canpan.info/pearento-sp403/archive/144




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posted by 佐藤 at 03:54 | TrackBack(0) | 連載
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