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2021年01月10日

〜「考える力」「伝える力」を育む絵本〜


子育てを楽しくするための勉強会を
開催しているNPO法人ペアレントサポートです
★   ★   ★   ★   ★

参考資料より

「日本人の読み聞かせでは、子どもの思考力は育たない」
 大阪女学院大学 加藤映子

「考える力」「伝える力」を育む最初の教材が絵本

「考える力」「伝える力」は、受験や就職前に急に身につけられるものではありません。
小さな頃から、自分で考え、それを伝える経験を積むことで育まれるものです。


欧米では、その最初の教材として、絵本を使います。
アメリカの家庭と日本の家庭の読み聞かせに大きな違いがあります。


アメリカ人の読み聞かせの時には、
「あなたは、どう思う?(what do you think?)」
「なぜそう思う?(why do you think so?)」
前者は、自分の考えを言葉にして出させるための問いかけで、後者はその考えを理論的に整理し、より深掘りさせるための問いかけです。この2つをセットで使うことで、より効果を発揮します。


問いかけられながら読むと「自分なりの感想」を持ちやすくなります。


日本人は「なぜ?」と質問されることが苦手だとよく言われます。
純粋に理由を聞かれているだけなのに、なんとなく非難されているような気持ちになる人が多いからでしょう。


しかし、欧米では、小さな時から、当然のように親から聞かれるのです。
もちろん子どもが2〜3歳のうちは「why?」の問いかけは難しいですが、4〜5歳になると答えられるようになります。
こうした、問いかけをされながら、絵本を読むことが習慣になると、いずれ1人で本が読めるようになったとき、話の表層をなぞるだけでなく、「自分なりの感想」を持ちやすくなります。
つまり、「考えながら情報に接すること」が癖になり、これが「自分で考える力」の基礎になります。


日本人のように、読書感想文で悩むことも、「貴方の考えは?」と聞かれて困ることもないのです。


アメリカでは、幼稚園なども含め、絵本の読み聞かせの最中、もしくは終わった後に、先生が子どもたちにさまざまな問いかけをして自分なりの意見を言わせることが多いものです。

そこで、子どもたちに議論をさせるわけではありませんが、子どもたちは自分の考えていることを言葉にして表現する訓練をしつつ、人によって色々な意見があることを自然と学んでいきます。

これが「伝える力」の発達に繋がるのです。

日本のように、乳幼児期のときに親が一方的に絵本を読み、子どもは黙って静かに聞く環境で育った子は、「伝える力」も「考える力」も育まれにくいのです。


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絵本を読む年齢を過ぎたとしても、
「あなたはどう思う?」「なぜ、そう思う?」問いかけてみるといいですね。
子どもの答えに、否定や批判は絶対せず、興味をもって聴いてあげましょうね。
そして、親自身も「私はこう思う」「なぜかというと〜」と伝えることも・・・
親と子が、違う意見でもいいと言うことも、教えてあげてほしいです。




posted by 佐藤 at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき
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