2020年09月21日
〜「○○していい?」いくつかの解釈〜
子どもが、よく
「○○していい?」と、母親に確認をする
「愛着障害」の専門家、米澤先生によると
これは、愛着形成においては、
すごく大切なステップ。
自分の事を分かってくれる、安心出来る人(母)に、
きっと、いいと言ってくれるはず、
9割の自信と、あと1割の母のOKで、心が満たされる。
例えば、動物園に行き、
ライオンがみたくて、手をふりほどき、そのまま、走って行くのは、
親との愛着が不完全。
「ママ、ライオンみていい?」と聞いてから、
またはママの顔を見て「ねえ、ライオン!」と言って、ママが「いいよ」と言ってから、
走って行くのは、愛着が出来ている証。
(親の顔色を見て、お伺いを立てるような聞き方は、別です)
幼少期に、多い、
愛着形成の、重要な探索機能の「参照視」といわれるもの
「○○してもいい?」に対して
「自分で考えなさい」と
自立を強要すると逆に自立が遅れたり、
愛着形成が歪みやすい。
といわれています。
ところが、
子育てコーチング的には、
「○○してもいい?」というのは、
親が褒めてばかりいると
「評価」を気にする子になり
親の価値感に合わせようと、
子どもが「これであっているのか?」
お母さんにいい子だと思われたいと、確認するようになる。
親の許可がないと何も出来ない子になる。
「○○していい?」とよく聞いてくるのは、
よくない状態です。
見方、解釈で、こんなに違う。
言葉を覚えた幼児期では、
「ママ、いい?」「いいよ」の繰り返しの響きが心地よくて、
何度も「ママ、いい?」と聞いてくる「ことば遊び」「コミュニケーション遊び」の時期があります。
ということを、頭に置けば、
子どもを見ていたら、
今のは、どっち?
わかりますよね。
・しつけとは教えること こちら
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