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2020年09月15日

〜どこの家庭でも「愛着障害」は起こる〜

旭川で発達障害のある子もない子も
子育てを楽しくするための勉強会を
開催しているNPO法人ペアレントサポートです
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マンガでわかる「愛着障害」(光文社)より抜粋


人の顔色がとても気になり、気疲れしやすい。「お前なんかいらない」と言われないか、いつも不安に思う。対立したくないので、つい相手に合わせてしまう。

一方、人と親しい関係になるのが煩わしい。結婚して縛られるのはイヤ。仕事の付き合いはするが、それ以上のかかわりはもちたくない。

このように対人関係に過敏だったり、逆に表面的で、人間関係が深まりにくい人が増えています。


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そうした対人関係のパターンを、知らずしらずに支配しているのが、その人の「愛着スタイル」だと考えられています。愛着スタイルは、その人の人格の根底にあり、対人関係だけでなく、感情や認知、行動に幅広く影響していることがわかってきました。いわば、パーソナリティーを形づくる、重要なベースになっているのです。


愛着スタイルは、幼少期の親との関わりを出発点として、その人にとって重要な他者との関係のなかで、長い年月をかけて培われていきます。


愛着を脅かす、もっとも深刻な状況は二つあります。
一つは、愛着対象がいなくなる場合です。死別や離別によって母親がいなくなることは、子どもにとって世界が崩壊するに等しい過酷な体験です。
もう一つは、守ってくれるはずの親から虐待を受け、安全が脅かされる場合です。子どもは親を求めつつ、同時に恐れるという相反する状況におかれます。親に認められたいという思いを満たされずに育った人は、いくつになっても親に愛されたいという気持ちを引きずる事になります。それが、過度に気に入られようとしたり、困らせたり反発するといった形になって表れるのです。



一方で、いったん「愛着の絆」がしっかりと形成されると、容易に消えることがありません。愛着におけるもう一つの重要な特性は、この半永久的な持続性なのです。

愛着の絆が形成されると、子どもは母親といることに安心感を持つだけでなく、母親が側に居なくても、次第に安心していられるようになります。安定した愛着が生まれることは、その子の安全が保証され、安心感が守られるということなのです。愛着のこうした動きを「安全基地」と表現します。


子どもは、愛着という「安全基地」がしっかり確保されているとき、安心して外界を冒険しようという意欲を持つことが出来ます。逆に、母親との愛着が不安定で、「安全基地」として十分機能していないとき、子どもは安心して探索行動を行えません。

その結果、知的興味や対人関係においても、無関心になったり消極的になったりしやすいのです。
守られていると感じている子どもほど、好奇心旺盛で活発に行動し、何事にも積極的なのです。


「安全基地」を確保している人は、外界のストレスにも強いものです。幼い頃にしっかりと守られて育った人は、大人になってからも自分を上手く守れるのです。


注意:「探索行動」とは、勝手に好きなところに行ってしまうこととは、違います。母親に言っていいよね?と確認し、戻ってきて「こうだったよ」「面白かったよ」言葉だけではなく、表情や仕草でも表現します。母親の所へもどり、エネルギーチャージをし、また探索行動に・・・こういう感じのことです。



成人の3分の1が愛着不安定
対人関係トラブルや、不安やうつなどの精神的な問題が出やすい


子どもの時の、親との関係、育て方、
その子の、一生に関わるということ
手遅れになる前に、修復可能なうちに、親は知って欲しい
愛着障害は、普通の家庭でも、起こることだと・・・




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posted by 佐藤 at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき
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