「発達の見立てと促し〜運動面と操作面の育ち」
講師 児童デイこらいずたかす代表 高木陽出氏
発達障害の子供は、最近では10人に1人いると言われ、この20年で4倍に増えている。言語障害の人数はほぼ変わらないが、ADHD、LDが増加傾向にあり支援が必要とされている。
ー具体例ー
◎スプーン、はし、鉛筆の持ち方の具体例で、手指の機能分離について説明。
◎なぞなぞのトレーニングを紹介。視覚からの情報処理が得意な子供には、りんごや飛行機などの絵カードを見て、なぞなぞを作る言語トレーニングが有効。
◎小6、中1くらいで、できない事も個性と見極め、日常生活スキル向上のトレーニングをしていく。上手に食べること、食器洗いや掃除など。また、シャボン玉を膨らませるトレーニングやカードを使った体調などを相手に伝えるトレーニングを紹介。
●その子供の3〜4年後の姿をイメージする。
得意なところを伸ばし、苦手なところを把握。自尊心を保つために今どうしたらいいのか。「褒めて伸ばす」大切さ。
二次障害にならないよう、保護者支援が大事。叱責、過干渉にならないよう気をつけて。
参加者アンケートの感想より
・大変興味深く、ためになるお話でした。
・過敏や生きづらさを抱える息子に家族だけではなく、関わってくださる大人の方々の凸凹の理解の大切さを感じました。
・今回の講演を聴いて、大変勉強になりました。
・私自身、子どもの診断を急ぎすぎていたのではないかと思いました。
・息子は何かとやらかすことが多く、その都度怒ってしまうので、なるべく怒らないように気を付けようと思いました。
・いつも、おもしろい講演会を企画して下さり、ありがとうございました。高木先生の話、とても面白く聞くことができました。