旭川で発達障害のある子もない子も
子育てを楽しくするための勉強会を
開催しているNPO法人ペアレントサポートです
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昨日の こちら
続き・・・
愛着障害のこと
昨日もかいたけど・・・
愛着障害って、親にかまってもらえなかった子がなるとか、
虐待された子がなるって、思っていませんでしたか?
実は、それだけではないのです。
子どもの気質、親のタイプによって、相性もあります。
発達障害(ADHD,ASD)を持つ子も、
大人の対応の仕方や、子どもの認知の問題で、かなり愛着障害になりやすいそうです。
実は、
娘が、知的障害のある自閉症と、HSC(ひといちばい敏感な子)と、
そして、愛着障害(問題)もあると、今、わかりました。
医者の今の診断基準では、合併しないとされているけど、合併している。
診断基準は、毎回かわるから・・・
発達障害や、HSCだけでは、腑に落ちていなかった育て辛さ・・・
「これだ!」
こんなに娘と関わり、娘中心の毎日で、こんなに甘くて、
でも、娘の中では、まだ愛着の問題を引きずっている・・・
幼い頃、発達障害と診断されるまで、
夫が、娘のことをわかってくれるまで、
かなり、かなり、私も娘も辛かった。
娘に虐待や暴言を吐くことはしなかったけど、
一日、一日が精一杯で、
娘の気持ち、知的レベル、考える余裕はなかった。
今回、勉強する事で、どうしたらいいのかも、見えてくるはず。
米澤先生が、幼稚園や保育園の登園の時、
母親と離れるのがイヤで、泣く子を、保育士さんが抱いて「大丈夫、今のうちにお母さん行って」と言い、子どもの前から、急にお母さんが消える。
子どもは、泣き止み、ケロッとして遊びはじめる。
実は、これ、「母子分離不安」を作っている状態で、良くないそうです。
離れ方が大切だそうです。
娘の、幼稚園の登園は、いつもこうでした。
だから、幼稚園の敷地の入口で、大泣き、大騒ぎをしました。
小学生に入り、支援学級の先生は、娘が落ち着くまで「お母さんも教室にどうぞ」と言ってくれる先生でした。
私は、娘が「帰っていいよ」と言うまで(数分から、朝の会が終わるまでなど)学校にいました。
今、仕事をされているママも多いから、難しいけど、ちょっと、頭にいれておいて欲しいな〜と思います。
そして、お迎え逃避。
幼稚園、保育園にお迎えに行くと、すんなり帰らず、「帰りたくない」と、園の中を走り回り逃げ回る。これも、愛着の問題を抱えている子の特徴だそうです。
娘、していました。
米澤先生によると、自分に注目してくれる時間を長引かせようとする行為だそうです。
愛着の問題は、親はもちろん、誰にでも、何歳でも、形成修復は可能だそうです。
(以前は親だけ、臨界期、敏感期とか、言われていたけど間違いでした)
今、普通に愛着障害(愛着に問題)を持つ子どもたちが増えている・・・
なぜかというと、
子どもにとって安全安心な居場所が、親ではなく、物(ゲーム、自室)になっている。
親も、見えるところばかり見て、見えない子どもの心を見ようとする力がない。
親自身も、ゲームやスマホに、自分の安全安心な居場所を求めている。
赤ちゃんが泣いたら、スマホで「泣き止ませアプリ」を見せる。
本来、親が「どうしたの〜よしよし!」と応えてあげて、
愛着形成につながって行くのに・・・
発達障害の専門家は、増えて来たそうですが、愛着障害の専門家はまだ少ないそうです。
発達障害があっても、なくても、愛着の問題は需要です。
ペアサポでも、伝えていきたいと、思っています。