2020年05月15日
〜「壊れた家族で生きてきた」コミックエッセイ〜
最上うみみの・・・
父の不倫。母のアル中。弟の失踪。私の自殺未遂。
それでも、人生は続く・・・
「絶望」と「行き直し」の
コミックエッセイです。
その最後に、
「子どもの頃は、親が全てで、
それによって、傷ついてきたけど、
大人になって気づくことって、いっぱいある。
あの頃は、これがすべてだと思っていた
でも
真実はもっと大きくて
それぞれに、葛藤があったんだ。
どうか、今、苦しい人も、
あきらめず
自分の人生を
生きてみてほしい」
と書いて有りました。
私達は、自分の中に、
子どもの頃から引きずっているものがある。
言えなかった思い・・・
許せなかった思い・・・
寂しかった思い・・・
辛かった・・・
悔しかった・・・
それらが、昇華しないと、
なかなか自分らしく生きていくのが
難しいことがある。
大人になり、子育てをしながら、
気づくことがある。
親の気持ち、親の葛藤、
正しいとか、間違っているではなく、
親も人間なのだと・・・
私は、母が亡くなり、気づいたことがあります。
私は、母の目で、父を見ていた。
母の父への不満や怒りは、私に同化していた。
母の死後、母と父のそれぞれの人生を振り返り、
「人間だもの。色々あるさ。」
そう思えるようになりました。
子どもの頃の思いを引きずらず、
自分の人生を自分で歩む・・・
私もずいぶん時間がかかりました。
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