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2020年03月28日

〜強度行動障害〜


「強度行動障害」とは
医学用語の障害名ではなく、環境との摩擦で引き起こされる二次障害で、
自傷、他害、破壊、異食、不眠、多動、固執、パニックなどの行動障害を激しく頻繁に起し、日常生活が困難になっている人に、支援を提供するために創り出された日本独自の福祉行政用語だそうです。

強度行動障害に陥っている人の多くが自閉症スペクトラム(ASD)であるといわれています。

以前は、自閉症の子が、成長していく中でおこる症状と思われていました。
実は、周囲の理解のなさ(本人の理解にあっていない)、不安や思いを伝えられない、わかってもらえないストレスが、原因で、起こるのです。
困った子(人)ではなく、困っている子(人)なのです。

体が快調で、自分の意思が伝えられ、環境が快適であれば、強度行動障害は起こりにくいのです。


何よりも、精神的な安定が大事です。
「バラバラな支援が、行動障害を呼ぶ」ともいわれています。
ASDの障害特性などについての知識を共有し、その子の、その時々の想いや能力を代弁していくこと。支援者、学校の先生、療育者などと、連絡や連携をして、安定した生活が送れるようにすることが、予防につながります。


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私は、ASDのお子さんの母親たちと関わってきて、2つのパターンに分けて、考えています。

1つは、ある程度コミュニケーションができ、ある程度理解ある環境の中でそれなりに育っていたのに、学校の担任が(本人にあう)理解が出来ていなくて、本人が混乱し、強度行動障害を起すパターン。環境には、物と人。特に人の環境が左右しやすいです。
この場合は、人(担任)が、変ること(環境改善)で、落ち着きやすいです。
いくら薬を飲んでも、ボーッとするだけで、改善しません。なにより、環境の改善が必要です。


もう1つは、重度の自閉症で、幼児期発語がなく、こだわりが強い、自分の思い通りにならないと激しく怒り、声を掛けられたり指示されると、奇声を上げたり、何かを教えることなど、難しい子タイプ。
物事がわかりづらく、理解が中途半端で、表現がとても不器用な為(自分の思い通りに体が反応しない子もいます)、大泣きや大暴れは、その子の言葉なのです。
抑えるのではなく、時間はかかりますが、その子の立場にたって、その子の気持ちを察し、共感し、気持ちを表現する方法をあきらめず解るように教えていくこと。好きなこと、楽しいことを一緒にしながら、心をはぐくむこと。そうすることで、困った行動や状態が軽減されます。


一つ一つ、生きる術をていねいに教えていく。教え育てる。
自閉症の理解と支援の構造化、しっかりとしたアセスメントも必要です。専門家との二人三脚が必要ですし、関わる支援者達との連携も大事です。


どちらにしろ、嫌な思いを記憶しているので、フラッシュバックしやすいですし、些細なことで、パニックを起しやすいです。


困った行動には、その子なりの理由があります。
「何が起こるのか解らない不安」「解った上での拒否」「思いが伝わらない苛立ち」「自分のルールが崩される」「急に、何かを言われて、答えることが出来ず困った」など


身近な母親、支援者は、連携して、子どもの様子を、注意深く、愛情込めて、観察し、見守ることです。
子どもの、パニックの起こる原因、起こるタイミングが解れば、対処しやすいです。そして、子どもも、安心できます。


ちゃんと支援する方法があります。
でも、日本では、受けられるところが少ないです。
自分で調べる、近くの専門家を探す、少し情報を持っておくといいですよ。


★構造化
自閉症スペクトラムの子(人)が、いつ、どこで、何を、どうやってするのかを、「見える化」して、解りやすくする方法。 自閉症、ADHD、知的障害、幼児にも使えます。
(TEACCHプログラムは、構造化の専門家のプログラム)

*ABA(応用行動分析)
行動は行動の直後の変化によって制御されているとする行動分析学から、発達障害の行動の改善や回復の方法論。発達障害あるなしに関係なく使え、支援、療育の際にも使える。

*ESDM(Early Start Denver Model)
超早期療育、生後9か月〜4歳11か月までのASDの乳幼児が対象。
定型発達ではアイコンタクト、摸倣や、興味や楽しみの共有などが、自然に獲得されるが、ASDの場合は、自然に獲得できない。早期の関わり方、やり方次第で獲得可能。

*PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)
言葉(発語)がない子の、コミュニケーションシステム

*PRMメソッド(ラピドプロンプトメソッド)重度の言葉が話せなかったり、意思の疎通が難しい子が、文字盤などで、コミュニケーション出来るようになるメソッド。



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posted by 佐藤 at 04:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害関係
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