小さい頃から、毎日、毎日、問題行動。
何でそんなことするの?
何度言ってもわからない。
他の子とあまりにも違い、
一生息子のことが理解出来ずに終わると思っていました。と・・・
息子さんのことが、理解出来るようになってきて、
どう関わったらいいのかが、わかってきた。
母親なりに、地域の人にも話して、
理解や協力してもらいながら、頑張ってきた。
ずっと大変だった。必死だった。と・・・
同じように、息子さんも、大変だったよね・・・
子どもの特性を理解するまで、
親も辛いのだけど、子どもも辛い。

私も親の会に初めて参加したとき、
自閉症の子のことを「宇宙人のよう」と表現されていました。
(外国人は、言葉が違うだけで、感覚的には同じだからだそうです)
上手いこと言うな〜と私も思っていたのですが・・・
たくさんの母親の話を聞き、勉強もしていくと、
宇宙人じゃない、ちゃんと説明できる。
傾向と対策、だいたい一緒。
どの特性が強く弱く出ているかの違いはあるけれど。
お腹の中にいるときから、脳の発達に凸凹があり、生まれてからも、普通に発達する部分と、超ゆっくりな部分とがある。
発達障害児の95%?に脳の海馬回旋遅滞があります。
扁桃体(感情に関係)と海馬(記憶に関係)の発達が遅れている。
だから、大好きなことは、覚えるけど、
強い不安・恐怖の経験は超記憶し、フラッシュバックを起しやすい。など・・・
子どものことを、親が理解できると、
日々、どのように関わればいいのか、
何を教えたらいいのか、
何を工夫すればいいのか、わかります。
一番の療育は、家庭での生活です。
自己肯定感は、家庭で育まれるものです。
宇宙人と思っても、思わなくても、
どっちだっていい。
「あなたは、あなた」
「あなたは、大事なうちの子だよ」
それが、一番大事だよね。
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