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2025年12月21日

わたしたちから『できること』をとりあげないで

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メガネくん@盲学校/特別支援学校からの発信noteに
あった記事を紹介します。


わたしたちから『できること』をとりあげないで

この言葉は『ぼくが生きてる、ふたつの世界(五十嵐 大)』という本に出てくる言葉です。

五十嵐さんは、聴こえない両親のもとに生まれた聴こえる子どもです。
今までの道のりをリアルにつづられた本。
その中に…



「場所は新宿にある居酒屋。
その場にいた聴者はぼくひとり。他のメンバーはみんな聴こえない人たちだ。
こうして集まるのは久しぶりだったこともあり、彼らにできるだけ楽しい時間を過ごしてもらいたいと思っていた。


店員から料理の説明を受けるときは一旦ぼくがそれを聞き、彼らに説明する。
飲み物をお代わりするときは率先して店員を呼び、会計時もまとめて行った。
聴こえる店員とのやりとりの一切を、ぼくが引き受けたのだ。
それがこの場で唯一聴こえるぼくの役割だと思っていた。

でも、「してあげている」なんていうつもりはなかった。

聴こえないことが理由で彼らがなにかにつまづいてしまい、せっかくの楽しい時間に、少しでも嫌な気持ちにな?瞬間が生まれるのを避けたかっただけなのだ。



すると、帰り道にSちゃんに呼び止められた。

『わたしたちの代わりにいろいろやってくれて、今日はありがとう』

よかった。楽しんでくれたんだ。
ぼくは安易にそう思っていた。けれど、Sちゃんの表情は曇っている。

少し待っていると、彼女は言いにくそうにしながら手話を重ねた。


『でもね……、わたしたちから"できること"を取り上げないでほしいの』


 たとえば、飲み物や料理を注文すること。うまく発声ができなくても、メニューを指差せば伝わる。
店員を呼びたければ手をあげればいいし、料理の説明が理解できなかったら、ゆっくり話してもらったり紙に書いてもらったりするなどお願いすればいい。
そもそも、自分たちが、ろう者であることを開示すれば、お店側だって対応を考えてくれるかもしれない。それくらい、自分たちにだってできる。


そんなことを一つひとつ、Sちゃんは苦しそうに打ち明けてくれた。

ぼくが良かれと思ってしていたことが、彼らを傷つけていた。
そんなことにまったく気づいていなかった自分はなんて愚かなのだろう。



同時に浮かんだのは、母の顔だった。
高校時代、母がパートに出たいと言ったとき、僕はそれを全否定した。
そのときは、母を守っているつもりだった。
聞こえる世界に出て傷つくことがないようにと、彼女のことを聴こえない世界に閉じ込めていたのだ。むしろ、いまだにその意識はある。

でも、それがどんなに残酷なことなのか、Sちゃんに指摘されたことによって初めて気づくことができた。」




その場面を読んでいて、盲学校時代のことを思い出しました。

落とした消しゴムを拾ってあげてしまう先生たち
僕自身は盲学校て働く中で、フロアバレーボールやグランドソフトボールといった視覚障がいスポーツに参加してきました。アイマスクを着用し、プレイをします。
その中で、見えないことを他の手段で工夫して対処することを重ねてきました。


でも、初めて盲学校にやってきて、視覚障がいがイメージできない先生方もいます。
見えないイコールなにもできないと考えてしまい、見えない・見えにくい子たちの身の回りのお世話をしてしまうのです。


子どもたちが机から消しゴムを落としたとき、そんな先生たちはすかさず拾って「どうぞ」と子どもたちに手渡します。それは優しさ故なのかもしれません。
でも、その優しさの裏には「この子たちはなにもできないんだ」という決めつけがあるのです。見えない人たちを対等の立場として扱っていないのです。


僕たちはそんな先生方に伝えてきました。

「待ってください。子どもたちが自分で落としたものを探したり、見つけたり、見つけられなかったり、困ったり、ヘルプを出したりして、経験を積む機会を奪わないでください」と。


子どもたちが自分でどうするのかを考えて決めていくために。支援しないことも支援の1つなのだと知ってほしいなと思います。


できることを奪うのではなく、でき続けられるように支援する・取り戻せるように支援する



あるコラムに
欧州では「必要なことがあったら言ってくださいと本人に伝える」
認知症の妻がいるオーストラリアの夫が「僕は、彼女のサポーターなんだ。彼女がどうしたいか、何を求めているかを知ることが僕の役目なんだ」といったことを語っていたことも紹介されていた。

手助けや支援が必要ない訳ではないけれど。

本人の想いや願いが、まず出発点になる

支援者はあくまでそれを叶えるためのサポーターのはずだ。



多分、障がいのある人も、子どもも高齢者も、大人も一緒
困っている人を助けるのは優しさかもしれないけれど、「あなたには無理だから」と決めつけてやめさせようとしたり、その人の意思を確認せずに勝手に手助けすることは優しいように見えてその実は違うものかもしれない。


選択するのがその人なら、失敗するのもその人だ。
どの人にも間違ったり、失敗したりする権利があるし、間違いや失敗から学ぶこともある。


目が見えないから、耳が聴こえないから、車椅子だから、障がいがあるから、高齢者だから、まだ子どもだから。


それは周りの人が「できないだろう」「どうせ無理だろう」「止めたい」「やめさせよう」「手伝おう」「代わりにやろう」などと考える理由にはなるかもしれないけれど、その人がやらない理由にはならないはずです。



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この記事を見て、「窓際のトットちゃん」を書いた黒柳徹子さんが、子育てで大事なことは「与えることより、奪わないことだと思う」と語ったことを思い出しました。


親は、子育ての中で、周りに迷惑をかけないように、子どもが困らないように、先回りしすぎたり、工夫すればできることを「どうせ、出来ないから」と決めつけたり、時間がかかるからと、させなかったり、失敗して泣いて騒ぐのがわかっているから、失敗しないように手出しをしてしまう。
意外と、子どもが乗り越えていく機会を奪ってしまっていること、あるのではないでしょうか…


私も気を付けなきゃ・・・



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posted by 佐藤 at 03:08 | TrackBack(0) | いいね | つぶやき
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