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2025年11月13日

「精神年齢3歳程度」とはどういう意味かというと

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子どもが小学生以上で
知的障害が重度ではないのに…

医師から
「精神年齢3歳程度と思って
この子を見てあげてください」
と、言われたという話は時々聞きます。


親は混乱しますよね。

そこで、少し説明しますね



身体や知能は成長発達しているけれど
心の成長発達の
『4歳の壁』を乗り越えていない状態
まだ3歳レベルということです



「4歳の壁」とは、
4歳頃の子どもに見られる、反抗的で気持ちが不安定になる時期を指します。
この時期は、脳が著しく発達し、理解力や認知機能が向上する一方で、心の成長が追いつかず、不安や戸惑いから癇癪を起こしたり、反抗的な態度をとったり、急に甘えたりするなどの不安定な言動が見られます。
これは子どもの精神的な成長に伴って現れるものであり、親は感情的にならず、優しく受け止めることが大切です。

↑こんな風に子どもの成長過程で起こることです


3歳のころは、自己中心で自分の思いや欲求を通したいが強いのですが、4歳になると周りからの評価が気になりだすのです。
少し先の予想も立つから、失敗したらどうしよう、様々な感情が沸き起こって、不安や戸惑いが強い時期なのです。


その『4歳の壁』を乗り越えていくと
様々な経験を通して
自制心や、協調性など
自分の感情のコントロールする力が育ち
心が自立していくのです



ところが
発達特性として
・目に見えないことを理解するのが苦手
・音声だけでは記憶にのこりづらい
・あいまいな表現はわかりにくい
・一度に複数のことをするのが苦手
・さまざまな感覚にかたよりがある
・こだわりが強い
・不安や緊張を感じやすい
・感情や欲求のコントロールが苦手


こういうのがあると
『4歳の壁』にぶつかったまま
先に進んでいきづらいのです


成長途中で迷子になっている感じ


子どもは、どんな状態のままかというと…

・沸き起こる感情を安全に保持できない
・反抗と甘え、葛藤の経験が、上手くできていない
・感覚、感情のとらえ方や、発し方、考え方が自己流
・「自分はこう思う」が認めてもらえなかったり、適切な自己主張ができない
・不安や迷いが大きい
・自尊心が傷ついたまま


実は
子ども自身が、一番困っているんですよね


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子どもは、泣いて、わめいて、反抗して、いっぱい失敗しながら、成長するものです。
どんなときにも見放されない安心感、親に愛されている安心感が必要なんです。
特性のある子は、特に、その安心感が必要なのです。


脳の話を簡単にすると
4歳頃までは、『シンプルな感情』をつかさどる部分で生きています
不安、恐い、悲しい、悔しい…
楽しい、安心、ワクワク…

6歳〜11歳頃にかけて、
脳の『理論的に考える』領域が発達していきます。

理論的に考えられる領域が働くから、努力や協調性や考える力が育つのです。
説教して理解させる、反省させる、考えさせるは、理論的に考える力がないと無理です。



4歳の壁を乗り越えていない子は
いつまでも『シンプルな感情』が、優先されます。
その子に、「あなたのしたことは、あなたの考えは・・・」くどくど説教しても、意味をなさないのです。
逆に、反抗的になり、暴言、暴力、問題行動が増えるのです。



では、どうしたらいいのか、ですよね

★信頼関係をつくる
親は敵ではなく、あなたの味方、守ってくれる、教えてくれる、安心、信頼できる大人だと感じることが大事です。

・ある程度の暴言や泣く等は、見守ってあげる

・叱らない
(感情的にならない、教える)

・癇癪、パニックを起こす理由を理解する
(落ち着いたら理由を聞いたり、子供の気持ちを代弁してあげたり、選択肢を出しながら質問したりする。本人もわからないときや、フラッシュバックのこともあるので、無理に理由を聞きださなくてもいい。理解しようとする気持ちが大事。)

・自尊心を傷つけない
(「そんなこともできないの?」「うそつき」など傷つける言葉は言わない)

・笑顔で穏やかに声かけや話をするように意識する

・楽しそうに子どもの話を聴く



★教える

・沸き起こった感情を言葉にする練習を一緒にする
(「いつ、何、誰が、どうした、何があったから、どういう気持ちになった」を親が言葉にしてあげることで、自分の感情の自覚、表現方法を知る。)
(ネガティブも、ポジティブも、両方大事)

・気持ちが落ち着かなくなったとき、どうすればいいのかを教える
(親に話をする、クールダウンできる場所、気分転換できる好きなグッズなど)



★発達特性に応じた配慮
・必要な構造化
(見てわかる見通し、安心できるいつもと同じ環境など、その子が安心できるように)

・支援者(先生など)との連携



どうでしょうか

なんとなく対応がわかってきましたか?


私たちも思春期の頃、クラスメートや先生、親、好きな人からどう見られているか、気になったり、もっと「できる自分」でいたいのに、できない自分に悩んだり、イライラしたりしませんでしたか?
親に「うるさいな〜!」「ウザイ!」「しらね〜よ!」「今やろうと思ったのに、もうやめた!」暴言や反抗しませんでしたか?
学校や外では、いい子なのに、家では…
心が成長する時だから、不安定になるのです。




4歳の壁は、まさに幼児期の思春期

子どもは、自分の中にある『壁』と、戦っているのです

その子なりに、乗り越えていけるように
支えてあげてほしいと思います



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posted by 佐藤 at 04:47 | TrackBack(0) | いいね | 子育て発達
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