• もっと見る

2019年09月07日

〜「障害」は社会の側にある〜


ざっくり言うと…

欧米などでは、
人間社会に障害児は一定数必要で、
障害は神様から与えられた
プレゼント。
「障害のある子どもの親は、
神様から選ばれた人」と賞賛される。

日本では、(アジアでは)
昔「家の恥」として、隠す文化。


earth_africa_europe.png



ですから、障害者の人権についても、
欧米と日本では、20年の差、遅れがあります。
(欧米でも、国によって差がありますが)

戦争後の復興、高度成長が先で、
弱者に対する制度や法律が後回しになってきた日本


*日本で障害者差別解消法ができる
26年前に、アメリカでは
障害者差別禁止法ができていました。


*欧米などでは、
 Quiet Hour (静かな時間)
自閉症など過敏のある方(客)が
安心して買物が出来るように
店内の明かりを50%減光。
音楽やラジオのボリュームを
最小又は消して、非常時以外の
アナウンスをさける。
そんな時間を設けています。


*イギリスは、
発達障害の理解支援先進国です。
スポーツスタジアムには、
聴覚過敏のある子や人と家族が
一緒に観戦できる防音設備のある
部屋「センサリールーム」があります。
入口は一般と別でサポートする
専門スタッフもいます。

*イギリスやアメリカ(州にもよるが)では、
自閉症の子の教え方(TEACCHプログラム)
ADHDなどへのABA(応用行動分析)など
何十年もの実績があるプログラムを
子どもたちが受けることが出来ます。
親にも、指導してくれます。

*イギリスでは、読字書字障害(LD)者に
対して、能力があるのに活かせないのは
国家の損失だと、専門学校を作り、
専門家を育成し、地域の学校にも
つなげていきました。
20年近く前のことです。

*欧米では、
障害があっても、1人暮らしが出来ます。
サポート体制が充実しています。
(もちろん、国によって差はありますが)


日本は、
ようやくスタートを切ったところでしょうか。

「障害」は、日本社会の側にある。
「障害」は、周りの人の無理解にある。
そう思いませんか?


次へ 「脳のちがい」

「D 特性のある子の子育て」記事一覧にもどる



子育ての正論からリアルまで
子育て中の方に見て頂きたい記事一覧 
るんるんA子育てを考える 記事一覧 こちら
るんるんB子どもの育ち方 記事一覧 こちら
るんるんCしつけの仕方  記事一覧 こちら
るんるんD特性のある子の子育て 記事一覧 こちら
るんるんE我が家の子育て 記事一覧 こちら
るんるんF大人の愛着障害と家族 記事一覧 こちら

るんるん最新つぶやき記事 こちら



posted by 佐藤 at 09:56 | TrackBack(0) | 発達障害関係
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック