一般社団法人　ペアレントサポート　旭川

先生との出会いが私を変えた

旭川で「子育て」や「発達障害」の
学びの場を提供している
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私、今の時代なら、発達障害と疑われた子でした。

低体重児で産まれて、胃腸が弱く虚弱体質。
３歳児健診で、言葉が出ていなくて、発達遅め。
不器用、目測を誤って溝に落ちたり、
ドアに手や足を挟む（今もある）
よく、ぼーっとしていて、
社宅の子どもたち、兄、保育園の子と遊んでいるけれど、いつも、大人しい子。


小学生になり、ザワザワする中で、勉強するのが苦手で
シーンとしていないと覚えられない
虚弱で休みがちで、途中から保健室で休むことも多かった
だから、勉強についていけない


教室に居ても、先生の話より、掲示物や他の子の寝ぐせや外を見ていることが多かった。
皆の前で、発表の時は、頭の中が真っ白に。突っ立っているだけ。


親から何か頼まれていても、忘れることも多く、好きなことは熱中。
今で言う『ADHDの不注意タイプ』みたいに。


優秀な兄がいたので
親から、そんな期待もされず、
風邪や胃腸を壊すなどで、寝込むことも多かったので
余計に、空想にふけることが、多くなりました。


５年生になったとき
掛け算も割り算も、苦手で、テストは１０点とかで
担任になった30代のD先生は「スパルタ先生」と評判の先生
怒ると怖いけど、子どもたちが大好き

そのD先生は、毎朝、子どもたち一人一人（クラス４５名）の目を見て、声をかけていきます。
「眠そうだな」「朝ごはんたべてきたか？」「いい目をしている」・・・
そして、「注意」もするけれど、「いいところを見つけて褒めてくれる」


私が、１週間休まず学校に来れただけで、先生は喜んでくれました。
（褒めるではなく、喜んでくれた）

文字を見て、「丁寧に書いたら、きれいな字だな」褒めてくれました。
今考えれば、丁寧に書くから、きれいに書ける。当たり前なのに、褒められるから、より丁寧に書こうとするように。
先生は、いいところを見つけては、褒めてくれました。
褒めるところがないときには、目を見て「澄んだ目だ。いい目だ」って（笑）


５年６年と、同じD先生のクラス。


宿題の漢字ドリル、割り算ドリル、
間違っていても、宿題を出さないと怒られます。
そして毎朝１０個ずつのテスト。
０点でも、先生は叱りません。１つあっていれば、褒めてくれましたが、最初のうちは本当に苦痛でした。

でも、褒められた私は、もっと頑張りたくて、夜遅く、親が寝静まってからも、ドリルをしていたこともありました。

６年生の後半には、胃腸も丈夫になり、毎日学校に通えるようになりました。
テストでも８０点以上とれるようになりました。


このD先生に会わなければ、
どうせ自分は、身体が弱いし、頭悪いし…
人生悲観して生きていたかもしれない。
看護師にも、なってなかった。



できないことを言うよりも、出来たことを褒めてくれる、喜んでくれる、
発達障害がある子ない子に限らず、子育てで大切なことなんですよね。






クラスには、やけどの跡が目立つ子、落ち着きのない子、多分知的障害、そして家庭の事情でいつも同じ服であまりお風呂に入っていない、そんな子もいました。


でも、誰もからかわない、
もし、イジメたりからかったら、先生は本気で怒る。
先生は一人一人を大切に、子どもに寄り添ってくれたから、それを見ていた私たちも、自然と当たり前に受け入れていた。


発達障害（以前は広汎性発達障害）とか、知られていない、分からない時代
当たり前に、インクルーシブ教育していたんですよね


あさひかわインクルーシブアクション2025
１０月２５日２６日
「みんなの学校」上映会+お話会があります。




主催：障害児も地域の普通学級へ・道北ネット
２５日（土）13:00~
２５日（土）18:00~
２６日（日）13:00~
会場：CoCoDeホール
問合せ：080-9619-3708（平田）


ぺアサポセミナーでは、１２月１３日（土）
その障害児も地域の普通学級へ・道北ネットの事務局、平田江津子さんを招いて、旭川の現状など、お話していただきます。
今後、ブログで、お知らせしていきます。


皆さんにも、思い出の先生、影響を受けた人、いますか？