一般社団法人　ペアレントサポート　旭川

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娘がね
幼いときから、黒を好んで使っていて、
「黒を好むのは、精神的に問題を抱えているから。愛情が足りないから。」
どこかで聞いていたし
幼稚園の先生からも「黒ばかり…」と指摘されていて
　　　　
ちがう色を使ってほしかった。
　　　　
　　　
ちがう色を使わせても、その後に黒を使う
　　　　
見ている私の気持ちが、落ちていく
「愛情が足りていないの？これ以上どうしたらいいの？」
　　　
　　　
黒を隠して・・・
すると、藍色や青を使っていて
それだけで
なんだかほっとして
　　　
　　　　　
成長しても、
娘の好きな色は黒や青
　　


　　　
しばらく前から、気持ちが落ち着かず、事業所も休みがちな娘が
昨日、財布を買いたいからと、珍しく外出しました。
（今使用の財布は私が勧めた中から選んだもの）
　　　　
雪も近いので
財布と冬靴も買いました。
　　　　
　　　　
やっぱり選んだ色は、黒。
「この黒がいいの！」
　　　　
　　　　
帰り道、聞いてみました。
（前は、聞いても答えはわからなかったけど）
　　　　　
「黒が好きなのは、なぜ？」
　　　　　
「黒が安心なの？」
「気持ちが暗い感じなのかな？」
「黒って、かっこいい？」
　　　
　　　
「カッコイイ」
娘が、笑顔で、それ！って
「かっこいいから、好きなの！」
　　　　
え、そうなんだ！
　　　　
　　　　
嬉しそうに買ってきた黒い財布を父親に見せて
「これ、いいでしょ」って…
ニコニコ
　　　　
　　　　　
単に黒が好きだっただけ？
愛情不足では無かったよね？
　　　　
　　　　
私たちと違う感覚、感じ方と思いながら、私たちの枠で考えてしまう。
「色」より、それを使うときの「表情」を見ることが大事なんだなと
今頃気づきました。
　　　
黒いクレヨン隠してごめんね！
　　

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